健康ランド

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栃木県足利市(4)、足利健康ランドと足利健康センター

お盆休みに訪れた東京健康ランドが今月頭に閉店となり、テレビなどでちょっと話題になりました。東京江戸川区の東京健康ランドは近頃増えたスーパー銭湯とは違う昔ながらの健康ランドでしたが、とうとう都内に於ける健康ランドは全滅してしまったと思われます。しかし他県にはまだ残っているだろうと言う事で検索したところ、今回訪れた足利健康ランドがヒットしたわけです。
足利と言えば3年半前に訪れた鹿島園温泉が昭和な健康ランドとしては最強と思ってますが、まだ他にもあると言う事で行って参りました。

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足利健康ランドは東武伊勢崎線で足利市駅のひとつ手前、東武和泉駅の近くにあります。3両編成の伊勢崎線とチャリ通学の学生を見て、地方に来たなと実感。

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この外観。どう見ても地方の巨体パチンコ店にしか見えません。開業したのは1988年。まさにバブル期の健康ランドと言った感じ。夜になるとネオン管が煌々と光ります。

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向かい側にはコジマ電気とニトリ、そしてショッピングセンターのアピタなどが密集しており、足利市南部郊外の国道293号線沿いのマイカー商業圏を形成しております。

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玄関入るといきなり吹き抜けにシャンデリア。この足利健康ランドを経営しているのはサンリク株式会社と言って、近年では柏、野田、越谷などでスーパー銭湯事業も展開しております。

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露天風呂の写真は公式サイトよりお借りします。天然温泉こそありませんが浴場は広く、人工炭酸泉や薬湯、別府の温泉の素をふんだんに投入した白濁の湯など、様々な浴槽があります。他にもサウナだけでなくプール(水風呂浴槽)まで完備。湯上がりは石窯で作るピザや卓球、カラオケ、岩盤浴、エステなどなど、巨大施設だけあって充実していました。家族連れでも全然1日過ごせます。やはり健康ランドはスーパー銭湯とは違いますね。

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さて、歩いて渡良瀬川を渡りJR両毛線北側の市街地へ。

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市街地の東側、小高い丘の上に大谷石で造った塔が見えます。Googleで調べたところ、これは金剛閣と言う建造物だと分かりました。

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麓から丘へ登る所には冨永公園入り口を示す石塔が。ここはレンガ造の織物工場や煙突の請負業で財を成した富永金吉氏が私費を投じて整備した公園だそうです。

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しかし急な私道はしばらく誰も通っていないような荒れ方。塔は個人宅と併設されているようです。

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なんとか辿り着きましたが民家は雨戸が閉められており、住んでる様子が窺えない。ちなみにこの塔は大正14年(1925年)に建てられたとか。民家の奥に公園があるのかもしれませんが、すでに藪に覆われており進む事が出来ませんでした。

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懐かしい自販機。缶のクリームソーダって子供ながらに不味いと思った。

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丘の東側を回り込むように北へ進むと、足利健康センターの看板が。先ほど訪れた足利健康ランドと非常に紛らわしいですが、ネットでたまたま見つけました。

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ドーン!
前もって情報を得てから訪れたとは言え、この強烈なお出迎え。

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ここ、廃墟じゃないんです。営業中なのです。

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かつては接骨院もやられていた模様。色々と謎が多いです。

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建物は二階建てで旅館のような造り。敷地面積は非常に広く、駐車場だったと思われる場所には廃車両が何台か放置されています。

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いよいよ玄関。もはやジャングルと化している。現在は月曜日定休、営業時間は16時〜19時、土日祝日は16時〜21時と非常に短い。と言っても実際開いたのは16時20分頃でした。

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雨樋が壊れて垂れ下がっています。そこかしこに注意書きの貼り紙があり、入るにはかなりの勇気が必要。

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そして勇気を振り絞り入ったら入ったでゴミ屋敷状態。下駄箱の扉は外れかけており、鍵などはありません。

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ロッカーにも鍵などはありません。盗難に遭ったら自己責任で。そしてなぜこのような状態でも営業し続けて行けるのか、その答えはここが同性愛者のハッテン場、つまり出会いの場所となっているからなのです。

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ほんの1時間前まで健康ランドの露天風呂に浸かってた事を考えると、これは夢でも見ているのでしょうか。カオスを通り越している。
こういう話はあまりつまびらかにしない方がいいのかも知れませんが、いわゆるハッテンサウナと言う場所は都内に数カ所存在します。それらは会員制と明記する事で一般人(ノンケ)が迷い込まないようにされていますが、対してここは外観から既に一般人を寄せ付けない効果がある。

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お風呂はちゃんとしていました。もちろんサウナも完備。剥がれたタイルが隅っこに寄せ集めてあったりしますが。脱衣室の横に薄暗い休憩室がありましたが、すでに人がいたので撮りませんでした。実は自分以外に3人の男性が続々と入って来ていました。ちなみに女湯もちゃんと有りましたが、多分使われる事は無いでしょう。

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二階に宴会場(休憩スペース)があるので行ってみましょう。調理室と言う事は、昔は料理も出していたのでしょう。

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宴会場にはステージともう使われてないだろうカラオケの機械があります。この施設がいつ頃開業したのか分かりませんが、開業当時は健康ランドとして賑わっていたんだと思われます。

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宴会場は明るくテレビもついており、ちょっとほっとします。これは想像の域を出ませんが、創業者である先代が引退されてから現在のような状態になったのではないかと思われます。そして老朽化も含めてどんどん荒れて行くにつれ客足が減り、それをいい事にハッテン場へと変貌して行ったと言う。

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しかしまぁ、地方に暮らす同性愛者の方々にとっては貴重な出会いの場である事に間違いありません。果たしてこの足利健康センターはいつまで残るのか、全ては一言も喋らない無愛想な店主のやる気がいつまで続くかによると思われます。

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冨永公園入り口近くのホルモン焼き万平。絶対美味いと思うのですが、もう帰らないといけない。やっぱり足利は泊まりがけで来たい所です。

江戸川区船堀、9月閉店の東京健康ランド

仕事が早く終わり、たまには温泉に浸かりたいとランダムに検査してみました。すると江戸川区に「スーパー銭湯」ではない「健康ランド」の文字が。

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都営地下鉄新宿線で荒川を越えて江戸川区へ。船堀駅周辺は都営や公団(UR)の団地街です。奥に聳える展望塔は江戸川区のコミュニティセンター、タワーホール船堀。コンサートホールや映画館などが入っています。展望塔にも登って見たかったのですが、8/7から年末にかけて改装工事中で入れません。

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船堀駅から荒川方面に少し歩くと打ちっぱなしゴルフ練習場があり、その向かいに東京健康ランドまねきの湯があります。ゴルフ練習場とオーナーが一緒なのか、駐車場は共用となっています。

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この東京健康ランドは昭和61年(1986年)営業開始の老舗。平成24年にカラオケボックスのチェーン店、まねきねこの傘下に入りました。真裏の二階に上がると、カラオケボックスまねきねこ船堀店の入り口があり、二階が全てカラオケボックスとなっている様子。

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内部の画像は公式サイトよりお借りしました。
入館料は館内着とタオル付きで平日2240円、土日祝日2440円。近年増えまくっているチェーン店系の日帰り入浴施設と比べると結構高い値段設定ですが、いわゆる「健康ランド」と言う物は本来それくらいの値段なのかも。そしてここはなんと朝10時から朝9時まで、23時間営業をしております。
しかしこの度、エネルギー原価高騰などを理由に9月3日をもって営業終了してしまうそうです。この値段設定でも経営が成り立たないと言う事です。

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こちらも公式サイトよりお借りした露天風呂の映像。
肝心のお湯ですが、成分表が見当たりませんでしたが無色透明の恐らくは単純温泉。加水加温循環濾過塩素消毒有り。温泉マニアからしたら敢えて行こうとは思わないでしょう。しかし、ほとんどの浴槽が温泉浴槽で、ぬるま湯にじっくり浸かっていたら、ボディーブローのようにがっつり温泉の効能が感じられました。悪くない、いや、むしろ実力のある鉱泉ではないかと。

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お食事処には宴会場とステージが。まさにバブル期に完成した昭和の健康ランド。都内ではここが最後の健康ランドど言っても過言では無いのではないでしょうか。これが来月閉店となってしまうなんて、実に勿体ない。お盆期間の17日に訪れましたが、家族連れで結構賑わっておりました。また、このまねきの湯の跡地は船堀駅周辺の再開発が計画されています。周囲には団地の古い棟なども残っているので、それらも取り壊されて行くのでしょう。

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よくよく調べて見たら、船堀駅周辺には3軒もの温泉銭湯がありました。こちらは鶴の湯。大田区や川崎、横浜などには黒湯の銭湯が多くありますが、東京の東側、船堀限定で黒湯銭湯があったなんて意外でした。そもそも都営新宿線の船堀駅は昭和58年(1983年)開業と言う事で、街としても比較的新しい街ですが、この銭湯は地下鉄開業以前からあったような雰囲気。お湯は濃い目の紅茶色でサラサラしており微かなミント臭。典型的なモール泉と言った感じです。そしてこちらは銭湯料金なので520円。
次回は他の二軒の温泉銭湯にも行ってみたいです。

栃木県足利市(1)、足利鹿島園温泉

足利市の郊外、北東の山沿いに寂れた日帰り入浴施設、足利鹿島園があります。

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東武伊勢崎線足利市駅より一日6本しか走ってないバスに乗り、20分ほど揺られて降りたバス停は郊外の団地。北関東は工場などが多いので工場労働者のために造られたのでしょうか。

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そんな郊外の住宅街を歩いてゆくと、廃墟感のある看板が見えてきます。

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平地を抜けた溜め池に鹿島園のゴルフ練習場があります。温泉の「泉」の字がひっくり返っているのは去年の台風のせいでしょうか。

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東武足利市駅から6.6キロ、JR足利駅からでも5.4キロ。1日6本のバスで行くバス停からも徒歩17分。車で訪れる以外の選択肢が絶望的です。

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施設は温泉を中心にゴルフ打ちっぱなし練習場、宿泊施設、ダンスホール、老人ホームなどがあります。

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内部は広い割りに閑散としており、節電のためか所々蛍光灯が消されています。受け付け、ホール、料理担当、アンマさん、見掛けたスタッフは4名。お客さんは10人程度でしょうか。

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広い大浴場。ボディーソープとシャンプー完備。サウナと水風呂も有り。お湯は源泉100%で源泉投入しながらの循環ろ過。源泉温度は40度ありますが、温度を保つための加温有り。そして塩素消毒有りです。お湯はクセの感じられない単純温泉ですが多少のヌメリ感もあり、源泉100%を全面に出しているだけに悪くないです。ただし天井は鉄筋コンクリート剥き出し。

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兎にも角にもその昭和感と寂れ感にやられます。

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展望風呂もあるとの事で2階へ。一旦屋上に出るようです。2階には宴会場やカラオケ、卓球台などがあり、地元のお年寄りたちが楽しんでいました。

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露天風呂を勝手に想像してしまった私が悪いのです。

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少しだけ開けられた曇りガラスの隙間から周囲の山肌が少し見えます。この施設の寂れ感にやられ続けていると、だんだんお湯が極上の物に思えてくるから不思議です。

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天井も剥がれかけています。

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否、実際に剥がれています。

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奥の扉の向こうは露天風呂ではなく涼む場所。その向こうは打ちっぱなし練習場。椅子が一脚打ち捨てられたかのように、ビールケースとともに置かれています。

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打つ場所もあったようなので、かつてはお風呂と打ちっぱなしが繋がってたのかも知れません。フルチンでナイスショット!

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湯上りはいかにも健康ランドっぽい休憩所で寛ぎます。

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生ビールとラーメン。なんかもう素晴らしいです。車で来ている人は飲めないよなぁ。ていうかほぼ車でしか来れないじゃん!
誰にも共感されないかも知れませんが、この昭和感満載で寂れきった場末の温泉健康ランドは、個人的に大満足しました。
来て良かった!
潰れる前に来れて良かった!(閉館前提にすんな)
まぁ老人ホームとゴルフ練習場でどうにかやってるんだと思いますが、これだけの施設を維持するのは大変なんだろうなと思います。
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