JR山手線・京浜東北線と東京メトロ千代田線の乗り換え駅、西日暮里。

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改札を出て左手奥の一帯が今後、丸ごとごっそり消えてしまいます。

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今回はその西日暮里駅北東側一帯の再開発予定地を歩いて行きます。

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北東に少し歩くと日暮里駅を始発とする日暮里舎人ライナーの西日暮里駅があります。乗り換え駅はあくまでも日暮里駅なのですが、地下鉄千代田線への乗り換えはこちらが便利です。

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駅からはスカイデッキが伸び、そのまま尾久橋通りと道灌山通りの交差点を渡ってJR及び東京メトロの西日暮里駅方面へと降りて行きます。

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ここ西日暮里5丁目は主に雑居ビルで占められていますが、保育園の跡地もあります。今回の再開発事業ではこの一帯に複合施設を建設し、日暮里舎人ライナーの駅とJR及び東京メトロの駅とをダイレクトに結び新たな導線を造ると言う意味合いもあります。

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すでに廃ビルとなっていますが1980年代でしょうか、バブル期のような曲線を多用した建築デザイン。再開発の話は古くから出ており、最初は1997年からまちづくり公社によるコンサルタント派遣を受けて勉強会を開催し、2006年地元町内会による西日暮里五丁目まちづくり協議会が発足した事から始まります。

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元の話は廃校となった道灌山中学校の跡地の活用から始まりました。校舎は昭和38年建設で耐震補強工事もされておらず、スタートアップ施設やロケ地、日本語学校などに再利用されていたものの老朽化により解体が決定されました。

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こちらは荒川消防団第八分団の分団施設として活用されている体育館跡。グランドはコインパーキングに利用されています。2014年には西日暮里駅前地区市街地再開発準備組合が設立され、行政主導による事業が動き出しました。

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こちらのマンションも80年代のデザインでしょうか。かくして説明会や環境評価などを経て2021年に都市計画が決定。2025年に市街地再開発組合組合が認可され設立されました。大規模再開発には、これほどの年月が掛かるのですね。

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計画地の北端には東北本線上り線から分岐する常磐貨物線が走っております。この貨物線はこのまま貨物ターミナルの隅田川駅へと繋がります。写真の計画地北側には地上170m46階建の高層マンションが建設されます。

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線路の向こう側はヤマト運輸の貨物ターミナル。いずれこの土地も再開発のターゲットとされるかも知れませんね。また周辺の土地相場も2024年辺りから1.6倍くらいまで急激に高騰しております。

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北東の端には地上14階建のシャリエ西日暮里があります。2000年竣工60戸のこの建物はまだまだ古さを感じられませんが、解体される事となります。購入した人は地権者同様にこれから建つ高層マンションへ移るのでしょうか。

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こちらは完成イメージ。大林組が手を挙げましたが人材不足などを理由に商業棟と住宅棟を分け、そのため設計の見直しとなった事により新築工事着手は当初予定していた2028年4月から29年10月と1年半程度遅れる見込。現在2033年10月の竣工を目指しているそうです。

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最後に周辺を歩いてみます。道灌山通りと尾久橋通りの交差点の東には日暮里から新三河島へ向かう京成本線の高架が走っています。この辺のごちゃごちゃした雰囲気が西日暮里本来の雰囲気。

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その京成の高架沿いにはホテル街があります。派遣型風俗店も多いとか。

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鶯谷ほどではないにせよ、何軒ものラブホテルが建ち並んでいます。

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キャバクラやスナックが入る雑居ビルも。微妙にネオン街の一面もあります。

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西日暮里駅線路沿いの飲み屋も昔ながら。ちょうどここで5〜6人の背広集団が歩いていましたが、手には再開発区域の資料が。不動産関係者や区の職員などによる視察でしょうか。