意外と今まで縁が無く、駅を降りた事のなかった水戸へ行って参りました。

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幼少の頃より、水戸と言えば偕楽園ぐらいしか無くて梅の咲く時期以外観光旅行に行く理由がない、と言うのが水戸のイメージでした。茨城交通だった時代のひたちなか鉄道や、もっと北の今はなき日立電鉄などには乗りに行きたかったのですが、水戸は微妙に遠い。

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とは言え立派な県庁所在地。歴史的にも幕末物の小説とか読んでると必ず水戸藩士は登場するし、今まで訪れて来なかったのが不思議なくらい。今回はハローサイクルが水戸市内に導入されていたので、レンタルサイクルで巡ります。

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こちらは1930年(昭和15年)竣工の茨城県庁旧庁舎。現在の庁舎は水戸駅より南西へ5.6キロほど離れた場所に、1999年3月竣工の25階建ての高層ビルを建設して移転しました。ちなみに同年11月には群馬県が前橋市に地上33階建の超高層新庁舎を建設させています。(なんか張り合ってますが、高い建物が全く無い場所に突然現れる高層ビルって言うのは、見た目なんとも……w)

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旧庁舎の近くにあるのが1932年(昭和7年)に建造され1999年(平成11年)まで使われていたと言う水戸市水道低区配水塔。装飾がエグいくらい凝っています。こちらは市内の下市地区(水戸駅東側)へ水道水を供給するために作られた給水塔になります。

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敷地内のこちらの建物も同時代の物。水戸の市街地は空襲により大部分が焼け野原となったので、このような戦前建築は非常に貴重です。

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さて、ここからは一旦市街地を離れ、北側の水田地帯を北西へと進んで行きます。丘陵地の麓伝いに続く道を進みます。

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斜面際には幾つもの湧水地が。水戸の中心街は北を流れる那珂川と、南を流れる支流の桜川に挟まれた台地の上に形成されています。その台地から一歩崖を下れば長閑な農村風景へと様変わり。

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那珂川流域の平野部の際、台地の崖下に当たる所からは豊富な湧き水が滲み出し、水田地帯を潤して那珂川へと注ぎます。

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たまに幾つもの廃屋を目にしたりもします。

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こちらも湧水地。もはや湧水群と呼べます。

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水田地帯から丘陵地を望むとこんな感じ。あの丘陵の上に市街地が広がっていると言う、なんとも特徴的な地形にあります。

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水戸駅から北西に7キロほど走った那珂川のほとりに、旧芦山浄水場があります。

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正門から裏手、那珂川の土手に出ると、幾つかの建物が見えます。この芦山浄水場は1932年(昭和7年)に建造され、のち北西部の丘陵地に建造された楮川(こうぞがわ)ダムにその役目を譲り1993年(平成5年)廃止となりました。

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そしてこの廃墟、映画「カメラを止めるな」などのロケ地としても使われています。そう言えばあの映画観た時にエンドロール見てロケ地水戸なんだぁって思ってたのに、すっかり忘れてました。

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現在水戸市は撮影のロケ地として貸し出ししているのみですが、是非とも内部も一般公開して欲しいです。

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那珂川沿いに南東へ下り、坂を登って丘陵地の上へ。桂岸寺の門前辺りに古そうな旅館が。

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だいぶ駅に近づいた栄町で、なんとも昭和な看板を目にしました。この「サンなんちゃら(漢字が読めない)自転車」とは。聞いた事もない。

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その交差点を入ると、今まさに解体されようとしている団地がありました。ここは県営松並町アパート。調べたらなんと1951年(昭和26年)竣工の2K風呂無し。昭和20年代に建てられた団地は初めて見ました。

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て言うか公営住宅法が制定されたのが1951年(昭和26年)6月4日で7月に施行されたので、ほぼ第一号と言う事になります。鉄筋コンクリート造の多層階アパートは関東大震災復興に於ける同潤会アパートの例があるので不思議ではないですが、もしかしたら歴史的価値のある公営住宅だったのではないでしょうか。

次回は繁華街を巡る後半に続きます。