トンネルの中なら涼しかろう、そう思って中央東線旧線の廃線跡である旧・大日影トンネルに行って来ました。

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中央東線が甲府盆地に抜けた所。葡萄畑に覆われた斜面に勝沼ぶどう郷駅(旧・勝沼駅)はあります。この駅はかつてスイッチバック駅でしたが、昭和43年(1968年)にスイッチバックは廃止され、跡地は公園になっています。

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駅の高尾寄りにはEF64が保存されています。この18号機は昭和41年(1966年)に造られた二次量産機ですが、この機関車は中央本線のために造られたと言っても過言ではありません。またこのEF64の登場によってスイッチバックも不必要となりました。

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線路沿いを高尾方面に歩いてトンネルに向かいますがその手前、中央本線建設当時に大久保沢を下に通すための河川隧道があります。赤煉瓦がイギリス積みで積まれており、大日影トンネルと同じ工法で造られたとか。

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さて、こちらが旧・大日影トンネル、甲府側出口。中央本線の八王子〜甲府間ほ明治29年(1896年)に工事が始まり明治36年(1903年)に開通。明治10年(1877年)には県立葡萄酒醸造所が開設されており、葡萄酒の輸送にも鉄道の開通は急がれました。

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昭和6年にはすでに電化され、昭和43年(1968年)には複線化に伴い新たにトンネルが掘られ、このトンネルは下り専用となりました。

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途中にはいくつもの待避所があります。平成9年(1997年)、新トンネルの建設に伴い開通当時から94年使われて来たこのトンネルは廃止となりました。

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トンネル内は場所によっては地下水が川のように流れています。確かにトンネル内は涼しい。ただ今日は、べらぼうに湿度が高いww

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平成19年(2007年)、旧線として廃線跡になっていたこのトンネルは遊歩道として整備されました。老朽化のため2016年一度閉鎖されましたが、補強工事などを経て今年の3月公開が再開されました。

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僅かですが、鉄道トンネルとして使われていた名残りが残っています。

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赤煉瓦が残る広めな待避所。ベンチ邪魔だなぁ。

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キロポストが立て掛けられています。遊歩道としては邪魔なので仕方ないです。それよりも線路をそのままの状態で保存してくれた事が有難いです。

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いよいよ出口。トンネルは直線で1368m。サクサク歩けます。

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こちらは高尾側出口。

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トンネルを抜けるとすぐに深沢川を渡ります。

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深沢川は暗渠化され、その上にトンネル掘削時の残土を盛ったそうです。

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深沢川を渡るとすぐに深沢トンネルとなります。

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ただこちらは現在、勝沼トンネルワインカーヴと言ってワインの貯蔵庫として活用されています。

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旧・大日影トンネル出口と深沢川橋梁。

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上流側には現在使われている中央本線下り線が走っております。

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この辺りには深沢集落があるのですが、深い山間の斜面でも葡萄が栽培されています。

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タイミング良く来た市営バスで勝沼ぶどう郷駅まで戻ります。沿道には観光ぶどう狩り園などが多いですね。

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勝沼ぶどう郷駅駅前の何も無さに絶望していると、甲府行きの電車が来るとのアナウンス。スイッチバックの痕跡も撮らずに電車に飛び乗り隣の塩山駅へ。

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駅前は閑散としているものの、食堂が2軒とお土産屋さん。お食事処の菊よしさんに入りました。

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この暑い日にほうとうは無い。と言う事で甲州名物と書かれた馬モツ煮定食を注文。元々「モツ煮でご飯」に抵抗があったのですが、以前群馬県名物のモツ煮定食食べて美味かったので行ってみます。で、食べたらこれがまた美味い!漬物も美味いし、1100円でしたが満足しました。