さて、後半はスナック街や旧青線地帯跡など、ディープな路地を歩いて行きます。実はこちらがメインディッシュ。駅から宮川を渡って1本目を左に。

寂れた飲み屋街と言った感じの街並みを歩いてゆくと、右手にミリオン通りと言う路地裏飲食店街が見えてきます。

入り口のゲートのさほど古さを感じさせないところから、現役の飲み屋街であると分かります。過疎化や高齢化がさほど進んでないのでしょうか、新しい看板も多く見られます。

富士吉田は寒冷地なうえ火山性土壌である事から農耕には適しておらず、うどんの原料となる麦の栽培や養蚕、織物産業などを生業としていました。

特に織物の産地としては平安時代から続いておりましたが、郡内織物や甲斐絹などのブランド力によって江戸期に織物産地の地位を確立したとか。

ミリオン通りを抜けたところは西裏通りと言う、左上のマスコットはバクでしょうか、乾杯している事から商店街ではなくあくまで飲み屋街と言う認識。

富士吉田の織物は明治大正期の機械化によって生産量も労働者の数も増加してゆく訳ですが、最盛期は戦後の昭和30年代、当時地元では揶揄としてガチャンとひと織りすれば壱万円、略してガチャマンと言われるほどに栄華を誇っていたそうです。

この飲み屋の痕跡がやたら多いのは、労働者の街として若い男たちで賑わっていた証拠です。

この三角形の土地に建つ狭小バラック建築。もしここの店が現役だったら絶対入ります。

西裏通りを北へ歩き右手に見えてくる建物、これが月江寺のボスキャラである青線跡のカフェー建築です。ただ、月江寺に青線があったと言う正式な資料は残っておらず、戦後の進駐軍に対する歓楽街があったと言う話しかありません。とは言え、この状況証拠www

その向かいにはかつて日昇旅館と言う見事なカフェー建築の建物があったのですが、残念な事に解体されてしまってました。もう数年早く来ていれば。

ただの民家かと思い狭い路地を入って見れば飲食店の痕跡。怪しすぎます。隠れ過ぎてる隠れ家。

西裏通りの左手、ミリオン通りの一本北側の路地もまたスナック街。ここは結構現役のお店が多いようです。

川沿いの通りに出ればまた渋い建物が。この界隈はどこを歩いても昭和の歓楽街を色濃く残しています。

普通のスナックビルもあります。いつガタが来てもおかしくない木造モルタル建築物よりは、鉄筋コンクリート造のビルにお店を出した方が雨漏りとか設備の不具合などの心配も無く安心なのでしょう。

さて、今度は西裏通りの右手側。路地を入ったところに一軒のお寿司屋さん。

建物の側面を覗くと見事な唐破風屋根の玄関が隠されていました。元々は料亭だったのでしょうか。

その狭い路地を抜けてみると……。

三階建ての楼閣が姿を現しました。こちらも月江寺では有名な物件の一つ。

その裏通りは新世界乾杯通りと言うそうですが、この狭く入り組んだ感じ。三島や足利などを思い出すような迷宮です。

振り返るとこの感じ。たまりません。進駐軍の相手をするいわゆるパンパンの私娼街だった新世界通りですが、進駐軍の跡地が自衛隊の富士演習場となった頃からは青線となっていたと思われます。しかし昭和40年に火事が起き、以降スナック街として残ったと言われております。

来ました。場末の中の場末に見つけた廃墟路地。

ちょっと中を覗いてみたらこんな感じ。Amazonの段ボールの違和感!

キープボトルがそのまま放置されているスナックも。まさに昭和で時間が止まっています。

一番奥の突き当たりから振り向いたらこんな感じ。いったいいつ頃まで営業されていたのでしょうか。

「L」字形の廃墟路地を抜けて新世界乾杯通りに戻ると、真新しい共同トイレがありました。これは一時期全滅してしまった新世界通りを再生しようと、一般財団法人のリバースプロジェクトが空き店舗群を活用して建築設計の監修をし、増加傾向にある観光客を迎え入れる施設へと再生させた取り組みの一環だそうです。ガチな昭和遺産好きとレトロを求める若い世代との隔たりとして、トイレの問題は大きいです。狭くて汚い和式便所では若い女性客が寄りつかないので、そこは迎合すると言う事。実に理に適った考え方ですね。

新世界乾杯通りから脇道を入るとこのようなビルが。すでに廃ビルですが看板にはサウナの文字が。

ビルの隣には倒壊寸前の家屋が。ちょっと中を覗いてみましょう。

なんと家主がいました。

「勝手に覗くんじゃにゃい!」
ごめんなさい。

さらに奥、つまり東へ。こんな外れにまで飲食店街があったなんてと思うほどに、飲み屋街としての規模は相当なものです。

この辺まで来るとさすがに現役の店はありません。

店頭のベンチで焼き鳥とホッピー。賑わっていた昭和当時の光景が目に浮かびます。
と言うわけで以上ですが、やはり行ってみて良かった。一部で有名になったからって後回しにしたお陰で解体された建物もあったし、もっと早く来るべきでした。

寂れた飲み屋街と言った感じの街並みを歩いてゆくと、右手にミリオン通りと言う路地裏飲食店街が見えてきます。

入り口のゲートのさほど古さを感じさせないところから、現役の飲み屋街であると分かります。過疎化や高齢化がさほど進んでないのでしょうか、新しい看板も多く見られます。

富士吉田は寒冷地なうえ火山性土壌である事から農耕には適しておらず、うどんの原料となる麦の栽培や養蚕、織物産業などを生業としていました。

特に織物の産地としては平安時代から続いておりましたが、郡内織物や甲斐絹などのブランド力によって江戸期に織物産地の地位を確立したとか。

ミリオン通りを抜けたところは西裏通りと言う、左上のマスコットはバクでしょうか、乾杯している事から商店街ではなくあくまで飲み屋街と言う認識。

富士吉田の織物は明治大正期の機械化によって生産量も労働者の数も増加してゆく訳ですが、最盛期は戦後の昭和30年代、当時地元では揶揄としてガチャンとひと織りすれば壱万円、略してガチャマンと言われるほどに栄華を誇っていたそうです。

この飲み屋の痕跡がやたら多いのは、労働者の街として若い男たちで賑わっていた証拠です。

この三角形の土地に建つ狭小バラック建築。もしここの店が現役だったら絶対入ります。

西裏通りを北へ歩き右手に見えてくる建物、これが月江寺のボスキャラである青線跡のカフェー建築です。ただ、月江寺に青線があったと言う正式な資料は残っておらず、戦後の進駐軍に対する歓楽街があったと言う話しかありません。とは言え、この状況証拠www

その向かいにはかつて日昇旅館と言う見事なカフェー建築の建物があったのですが、残念な事に解体されてしまってました。もう数年早く来ていれば。

ただの民家かと思い狭い路地を入って見れば飲食店の痕跡。怪しすぎます。隠れ過ぎてる隠れ家。

西裏通りの左手、ミリオン通りの一本北側の路地もまたスナック街。ここは結構現役のお店が多いようです。

川沿いの通りに出ればまた渋い建物が。この界隈はどこを歩いても昭和の歓楽街を色濃く残しています。

普通のスナックビルもあります。いつガタが来てもおかしくない木造モルタル建築物よりは、鉄筋コンクリート造のビルにお店を出した方が雨漏りとか設備の不具合などの心配も無く安心なのでしょう。

さて、今度は西裏通りの右手側。路地を入ったところに一軒のお寿司屋さん。

建物の側面を覗くと見事な唐破風屋根の玄関が隠されていました。元々は料亭だったのでしょうか。

その狭い路地を抜けてみると……。

三階建ての楼閣が姿を現しました。こちらも月江寺では有名な物件の一つ。

その裏通りは新世界乾杯通りと言うそうですが、この狭く入り組んだ感じ。三島や足利などを思い出すような迷宮です。

振り返るとこの感じ。たまりません。進駐軍の相手をするいわゆるパンパンの私娼街だった新世界通りですが、進駐軍の跡地が自衛隊の富士演習場となった頃からは青線となっていたと思われます。しかし昭和40年に火事が起き、以降スナック街として残ったと言われております。

来ました。場末の中の場末に見つけた廃墟路地。

ちょっと中を覗いてみたらこんな感じ。Amazonの段ボールの違和感!

キープボトルがそのまま放置されているスナックも。まさに昭和で時間が止まっています。

一番奥の突き当たりから振り向いたらこんな感じ。いったいいつ頃まで営業されていたのでしょうか。

「L」字形の廃墟路地を抜けて新世界乾杯通りに戻ると、真新しい共同トイレがありました。これは一時期全滅してしまった新世界通りを再生しようと、一般財団法人のリバースプロジェクトが空き店舗群を活用して建築設計の監修をし、増加傾向にある観光客を迎え入れる施設へと再生させた取り組みの一環だそうです。ガチな昭和遺産好きとレトロを求める若い世代との隔たりとして、トイレの問題は大きいです。狭くて汚い和式便所では若い女性客が寄りつかないので、そこは迎合すると言う事。実に理に適った考え方ですね。

新世界乾杯通りから脇道を入るとこのようなビルが。すでに廃ビルですが看板にはサウナの文字が。

ビルの隣には倒壊寸前の家屋が。ちょっと中を覗いてみましょう。

なんと家主がいました。

「勝手に覗くんじゃにゃい!」
ごめんなさい。

さらに奥、つまり東へ。こんな外れにまで飲食店街があったなんてと思うほどに、飲み屋街としての規模は相当なものです。

この辺まで来るとさすがに現役の店はありません。

店頭のベンチで焼き鳥とホッピー。賑わっていた昭和当時の光景が目に浮かびます。
と言うわけで以上ですが、やはり行ってみて良かった。一部で有名になったからって後回しにしたお陰で解体された建物もあったし、もっと早く来るべきでした。

















































