角打ち

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台東区浅草(3)、裏浅草界隈

 浅草橋での仕事が午前中で終わったので、浅草まで足を延ばしてみました。

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 途中浅草の手前、蔵前に建つ、以前より撮っておきたかったタイガービル。昭和9年竣工で有形文化財にも指定されています。周辺の復興建築とともに戦火を潜り抜けて来た堅牢な建築物です。

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 場外馬券場手前のホッピー通りは昼間から約半数の店が営業していましたが、どの店も観光客で満席となり大繁盛。一本裏の初音小路は競馬が開催されていない平日だったため、ひっそりとしています。

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 その初音小路を抜けた先に建っているのが、浅草観音温泉。しかしなんと今年の2016年6月、ボイラーが故障しその修理費を捻出できないため、閉業となっていました。ここが目的で浅草に来たと言うのに、愕然とします。もう少し早く来ていれば!

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『酒は大関』
『男は黙ってサッポロビール』
 某ブログに紹介されていましたが、ここは昭和まんまの姿で残っていたそうで、閉業されていたのが悔やまれてなりません。

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 向こう側に浴室が有ったのでしょうか、ガラスブロックが悲惨な事になっています。ここは黒湯の冷鉱泉を加温して提供していたようなので、ボイラーが壊れてはどうにもなりません。

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 仕方ないので温泉銭湯『蛇骨湯』へ。しかしなんと臨時休業。一旦気持ちが折れます。(笑)

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 場外馬券場に戻り北側、浅草駅から離れていきます。裏通りに建つサウナ大番。新宿二丁目と上野にも支店がありますが、いわゆるアッチ系のサウナなのでノンケの人は間違っても入ってはいけません。裏浅草は新宿二丁目、東上野と並ぶ東京三大同性愛街の一つであり、ゲイバーなども多いと聞きます。

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 何かネタが無いかとよく見に行ってるねりうまブログ様を覗いてみたら、非常に気になる写真が。写り込んでいるマンションをヒントに探し当てました。言問通りを越えた先にあった凄まじい廃スナック。

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 その脇の路地にも廃スナック街が続きます。浅草周辺は主に東側と北側にスナックが散在しています。

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 しかしこの辺りは特に終わってる感が半端ない。

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 浅草のスナックは特に一区画に集中している事もなく、住宅街と混在しております。その軒数の多さたるや、浅草の奥深さを思い知らされます。

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 碁盤の目のように路地が張り巡らされているため全てを歩き潰す事は難しいですが、何軒ものスナックが元気に営業されている区画もあります。全く警戒しない猫。貫禄があります。

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 住宅街なので立派な銭湯、曙湯もあります。

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 場外馬券場のウィンズ浅草へ戻ります。と思ったら違う!ここはウィング浅草だ!ここってノミ屋じゃね?www

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 ウィンズ浅草の向かいに有った名画座跡(現在パチンコマルハン建設中・以前はアッチ系のハッテン場でもあった)の裏手の路地。ここに渋い安酒屋街を見つけました。ホッピー通りが観光地化され、ギャンブル親父達は何処へ追いやられたのかと思ってましたが、こんなところに安酒屋が残っていたとは。

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 老舗感漂う立ち飲み『安兵衛』。いかにも浅草といった雰囲気の常連さんたちが陽の落ちる前から飲んでます。

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 生400円、割り物250円〜、串物100円〜、アジフライ150円などなど。

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 近くには角打ちもあります。酒屋オオタキに併設された立ち飲み『大瀧』。小瓶280円、割り物(25°)320円。ツマミは缶詰めや柿ピーなどの他に、コハダやお新香、冷奴などもあります。
 店内には撮影禁止の貼り紙が。とは言っても浅草のこの界隈は訳アリの人が多いので、どこも基本、店内撮影禁止です。トラブルなどが有ったのでしょう。

港区三田〜田町、立ち飲み屋巡り

 三田と言えば三菱自動車とNEC。JR田町駅まで行けば慶応大学の学生街。実のところ20年以上前まで、私はこの界隈のDPE店で働いていました。

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 今回は仕事帰り、白金台から三田で途中下車しての立ち飲み屋探し。早速ネットにヒットした内田屋西山福之助酒店に突入。こちらのお店、酒屋さんで飲めるという、いわゆる角打ちというやつです。

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 冷蔵庫からスーパードライ350ml缶を1本取り出しカウンターで250円を支払う。棚から焼き鳥の缶詰めを持って行くと小皿に出してくれます。しかしよくよくメニューを見れば生ビールもあるじゃありませんか。しかも350円。他にもチューハイ系からチンする系の簡単な小皿料理、冷凍餃子解凍などメニュー豊富。雰囲気もとても良く、仕事帰りのサラリーマンたちの憩いの場となっていました。
 ただしかし、個人的に非常に残念な事にこの店、禁煙なのです。煙草を吸う時だけ店頭に出なければなりません。

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 酒屋さん脇の路地を入って行くと、何やら人だかりが。何かの店の開店祝いかと通り過ぎようとしましたが、よく見ればここは酒蔵で清酒の販売開始記念とかでお酒を振る舞っている。

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 なんか知らないけど気付けば思いっきり参加してました。話を聞いてみるとこの東京港醸造、江戸時代(1812創業)より若松屋としてこの場所で造り酒屋を営み、薩摩藩の御用商人として近くの薩摩藩邸に焼酎などを卸し、幕末期には西郷隆盛ともゆかりがあったとか。しかし明治末期の1911年、100年目を前にして一度廃業。しかしその後100年の時を経て2011年に復活。その後清酒を醸造する免許を取得して初めての新酒が完成したという訳だそうです。試飲してみたところスッキリ飲み易く、とても都会の真ん中、しかもビルの中で醸造されたとは思えない美味しさでした。
東京港醸造

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 ちょっと飲み足りなかったので第一京浜沿いに田町駅へ戻る途中にある立ち飲み屋『源喜』に入店。開業5年目の新しい店で、立ち飲みと言っても椅子も用意されています。

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 名物は味噌おでん。焼酎は金宮。この金宮ウチワ欲しい!

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 源喜の近く、一軒の煙草屋さんがあります。この煙草屋、20年前この近くで働いていた当時、よく通っていました。新築ビルなども建ち並び街の景色は随分と変わってしまいましたが、この店が残っていた事に喜びを感じます。しかも覗いて見れば当時と変わらずお母さんと娘さん二人で切り盛りしてるじゃありませんか。顔を出そうか、と、ちょっと思いましたがやめました。なぜなら昔、ここの娘さんに告って思い切りフラれたという過去がありまして無理ー!(笑)
※2019年6月、この煙草屋さんはコインパーキングになってました。あの母娘はどうしているのか……。

※追記 2018年1月

JR田町駅三田口を出て左手、地上一階に降りたところに立ち飲み屋「やまとや」があります。

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スタッフの元気がよく賑やかな雰囲気ですが、入って左手の丸テーブルには仕事帰りのサラリーマン二、三人、右手のカウンターには一人静かに飲む方々、と言った感じ。

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値段としてはまぁ普通と言ったところでしょうか。焼き鳥やモツ焼きが中心で、煮込みとモモニンニクが美味い。とにかく好立地のためか、6時前からサラリーマンたちでごった返しており大盛況。割り物焼酎は三楽使用ですが金宮も置いてあります。

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仕事先が芝浦だった約半年間、通い詰めてすっかり馴染みになりました。写真は日本酒の高清水と期間限定のハタハタ。後々分かった事ですがこの店は雑誌などにも紹介されており、さらにあの観光地化を促進させるアド街ック天国でも取り上げられたとか。そりゃ混んでるわけだ。

※追記 2018年5月

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こちらは田町の『元気再生酒場なおとん69』。田町駅三田口界隈は少し奥に進んだ慶應大学の学生街である慶応仲通り商店街しか歩いておらず、安い居酒屋はたくさんあるものの立ち飲み屋となると駅前のやまとやしか無いと思っていました。ところが商店街のもっと手前、国道15号の泉岳寺寄りから少し入ったところに、ひっそりと一軒の立ち飲み屋。

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ホルモン系串焼きを中心に揚げ物や刺し身などメニューは豊富。2階は30人近く入れるテーブル席があり、1階は背中合わせのカウンターのみ。

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思った以上に安くて美味いし居心地もいい。ここはしばらく通いだなと思いました。

【日記】御徒町、槇島酒店(閉店)

※槇島酒店は2016年5月27日、惜しまれながらも閉店してしまいました。以下の記事はその半年ちょっと前に訪れた時のものです。

 以前より入りたくても満員だったり閉まってたり二の足を踏んだり(笑)で、なかなか入れなかった、御徒町のマキシマ酒店に突入しました。

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 いわゆる酒屋さんで飲めるという、本来の立ち飲みスタイルとういやつです。

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 飲み物は酒屋に売ってる瓶ビール、缶ビール、缶酎ハイ。日本酒はコップに注いでくれるようです。

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 おつまみは当然、酒屋ラインナップ。缶詰めから乾物、ソーセージ、笹蒲鉾など。

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 とりあえず小瓶と焼き鳥缶詰めで510円。灰皿は出てませんが、言えば出してくれます。
 年季の入ったカウンターと、ビールケーステーブル。意外と若い人も入っていました。店自体は1945年からやっており、現在の建物は1965年建造のもの。まさにアメ横が闇市だった頃から存在する店ですが、昔の上野御徒町界隈にはこのような立ち飲み出来る酒屋さんがたくさんあったとか。

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 酒屋立ち飲みシリーズ、ちょっと始めたいかも!
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