漁港

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石川県能登町、宇出津の町並み

能登半島、富山湾に面した漁師町、宇出津を訪れました。旧・のと鉄道の廃線跡を巡ったのですが、その記事はまた後日。

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能登半島の主要な街は富山湾側(内浦地区)に東から珠洲、宇出津、穴水、七尾、日本海側に輪島、羽咋。宇出津は特にイカ釣り漁が盛んな漁師町で、内浦地区の中心都市として発展して来ました。奥に写っているのは能登町役場。

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埠頭沿いに定置漁業組合の建物。木造建築を大切に使われています。

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網元の建物は立派なもので、奥の「かね八」は民宿も営んでおります。

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市場から続く通り。鉄道が走っていた時代の駅は内陸にあり、この辺りが古くからの中心街と思われます。

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木造建築が多く残っておりますが、それは半島という僻地の特色とも言えます。

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路地を入って行くと素晴らしい廃屋。

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久々に街歩きの楽しさを堪能しました。

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おっと、猫発見。

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雨戸に窓が取り付けられているのも面白い。

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宿泊したのは民宿「ふわ」さん。素晴らしい木造建築建築。

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宇出津の民家は鰻の寝床のような縦長な町家造り。土間が奥の埠頭まで貫通しており、京都の町家を思わせます。

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食事した和室も撮らせていただきました。しかし残念ながら宿泊する客間は一番奥の建て替えられた棟。

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食事はどれも美味。特にイカワタから造られた魚醤イシリを使った貝殻焼きは深いコクと味わいで絶品でした。

新潟県能生町、茅葺き屋根の神社と紅ズワイガニの漁村

 糸魚川と直江津の間も中央構造体の上にあるためプレートの隆起によって地滑りなどの被害も多く、交通の難所となっております。

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 昭和三十六年まで海岸沿いを走っていた北陸本線は六十数回の地滑り被害に遭っていましたが、現在ではトンネルによって内陸部を走っております。海沿いには旧線路跡がサイクリングロードとして残されています。

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 能生の街は紅ズワイガニ漁で栄えた漁村です。街には民宿が何軒も建ち並んでおりますが、現在ではドライブの途中で立ち寄るような場所となっており、大半が休業状態。

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 観光スポットとして弁天岩などもありますが、このような景勝地には今どきなかなか人が集まらない。

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 白山神社と言う、茅葺き屋根のなかなか荘厳な神社もあり、本殿は室町時代建造の重要文化財。しかし本殿(茅葺き屋根の拝殿の奥)は柵に囲まれてよく見えず、しかも小ぢんまりとしている。

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 神社の隣に古民家を山奥から移築した民俗資料館もありましたが、なぜか休業中。

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 観光客はカニの売店が集まる道の駅にしか行かないようです。まぁ確かに観光地と言うよりはドライブで立ち寄る場所という色が濃い。

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 しかし北陸自動車道能生ICまでありながらも、わざわざ高速を下りる人は少ない。日本海の海の幸と言えば、どうしても柏崎には負けてしまいます。

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 とは言え、このような何もない漁村というものにも一度泊まってみたいです。きっと新鮮な魚介類が美味しいのではないかと。

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富山県氷見市(2)、観光地としての氷見

 富山県氷見市は2011年の冬、ブリの豊漁で全国的知名度が高くなりました。寒ブリについては氷見ブランドと呼ばれるほどで、産地偽装事件まで起こるまでに。

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 しかし魚問屋の話によれば、東京に送っても値段が上がる事も無く、地元はそれほど潤ってはいないそうです。

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 地方都市としてはかつて漁業で栄えた港町。

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 全国的にどこもそうですが、サブプライムローン問題以来ここ5年~6年で急激に倒産が相次ぎ、中心街も人通りは疎ら。商店街もシャッターを下ろす店が増えております。

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 ただ東日本の地方都市と違うのは、若者の地元愛が強く過疎化があまり進まないという点です。地元民(スナック従業員)曰く、東京へは観光では行きたいが住みたいとは思わないそうです。

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 観光地としての氷見は一言で言えば何も無いです。強いて言えば魚や氷見牛が旨い。ちょっと北上すれば温泉地がある。

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 客寄せとしては色々と頑張っているようで、B級グルメに乗っかって氷見カレーや氷見うどんなる物を売り出している。写真は運河添いのツツジ。景観としては申しぶんないです。

氷見カレー

 氷見産煮干しを使用した物を氷見カレーと呼んでいますが、なにげに入った店で950円と、高っ!とか思いましたが、納得のボリューム。確かに美味しかったんですが、カレーだけに煮干し感は完全に隠れてしまっております。惜しい!‌‌

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 運河の辺りは丸の内町と言い、氷見ラーメンもあります。なんでも氷見と付ければいいんかと思いつつ入ってみたら、これがなかなか旨かった。飲んだ後の締めのラーメンとして、深夜に最も賑わうそうです。金沢から出てきた兄さんが朝方まで頑張ってますが、向かいの居酒屋『赤かぶ』の女将さん曰く頑張りすぎやわ、と。‌‌

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 他にも藤子不二夫A氏の出身地と言う事で、街中にハットリ君のオブジェやイラスト、それに海の生き物たちのオリジナルキャラで溢れ返ってます。‌‌

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 商店街に点在するオリジナルキャラたちは、センサーに反応して人が通ると自己紹介を始める。夜に居酒屋へと向かう最中であっても、コンビニに向かう途中でも自己紹介。地元的には、ちょっとウザい。(笑)‌‌

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 電車(気動車)もハットリくんとブリ。JR全面バックアップ!

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 また、運河の真ん中には噴水作ってハットリくんのカラクリ時計を設置しています。たびたび観光客も来るので、地元の人も出店でも出せば儲かるかもと言いながら、しかし誰も屋台やお土産屋を出そうとまではしていません。‌‌市としては某島根のゲゲゲの町みたいな狙いなんでしょうが、ちょっと空回り。‌‌

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 唯一観光客で賑わうのが道の駅『フィッシャーマンズワーフ海鮮館』。ここで、新鮮な海産物をたいして安くもない値段で売ってます。ただ、四時過ぎには閉まってしまい、地元からも早くね?と突っ込まれてます。‌‌

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 他に土産物屋と言えば氷見中央交差点に二軒あるのみ。しかも売っているのは煮干しや干物などの水産加工品のみ。定番のキーホルダーや饅頭などは存在しません。‌‌公衆便所の整備にしたって居酒屋『赤かぶ』の女将さんが十年ぐらい前から市議会議員に口を酸っぱくして訴え続けて、最近ようやく数ヶ所設置されたそうです。‌‌

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神奈川県小田原市(3)、板橋市営住宅~朝鮮部落

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 少し歩けば防波堤の役割をしている西湘バイパスを隔てて相模湾。やはり小田原は海辺の街です。‌‌

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 早川築港。小田原の水産加工産業を支える大きな漁港です。‌‌

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 築港の白灯台が小田原提灯になってた。ちょっとかわいい。‌‌

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 早川を隔てて西側は早川町となりますが、こちらは一気に漁村といった雰囲気となります。‌‌

 東海道線の線路を潜り、箱根の入り口とも言える板橋地区まで来たところで、何度かテレビなどでも紹介されている板橋の駄菓子屋を見つけました。‌‌

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 てっきり昔ながらの駄菓子屋が今も残っているのかと思いきや、土日祝日のみ営業という貼り紙からも分かる通り観光客向けに作られた物です。建物は『ジュエリーシマノ』だったビル。‌‌
 このジュエリーシマノ、かつては小田原屈指の宝石商でした。潰れていた事にも驚きましたが、まさか『懐かし屋』などと言う名前で話題になっていようとは。‌‌
 挨拶出来ない者の入店を禁ずるとか、偉そうな事ほざく割にはただの観光客目当ての商売じゃないか。そもそも昔ながらの駄菓子だけだったら、ナンジャタウンでも買える。まぁ地元に観光客を立ち寄らせようと言うのは、別にいいですがね。‌‌

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 箱根登山鉄道箱根板橋駅舎。こっちは本当に古い。‌‌駅名に箱根と付きますが小田原市です。

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 板橋の駅の裏手にある市営福井島住宅。1958〜1959年建造という、都内じゃ絶滅してるような古い団地。‌‌

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 裏手は勝手にバラックを建てて増築している。‌‌

 板橋と風祭の間、国道1号線から見て早川の対岸。川と西湘バイパスとの間に韓国人会館と何かの工場、そこに広がるバラック群があります。‌‌

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 川向こうの住宅街からは西湘バイパスがコンクリートフェンスとなって見えず、国道1号線からも道路と川の間を跨いできた線路が視界を塞ぎ、電車からも川沿いの住宅の影で見えず。板橋の交差点から箱根ターンパイクへ向かう橋からも早川を渡る西湘バイパスの影になって見えない。これほどにまで巧妙に人目を避けられる場所は、そう無いです。‌‌
 
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 確かに電車やバスからは早川の向こうに韓国人会館の大きな看板を見つける事ができるのですが、その場所へ辿り着くのが至難の業なのです。‌‌

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 川崎市戸手四丁目無番地‌‌もGoogleマップでなければ発見できない代物でした。また、‌‌川崎市池上町‌‌も首都高と公園と貨物線という三重のガードと、その向こうには工場しかないという先入観によって隠されていました。‌‌
 戦後のドサクサに土地を不法占拠して住み着いた訳ですが、この隠れ里っぷりは、余程の差別や迫害の歴史を重ねて来たのだと想像できます。‌‌
 しかし上の写真をよく見ると、バラックの床下部分が恐らくは増水した川の濁流でごっそり削ぎ落とされたのであろう跡が見えます。地盤が見事に崩れている。‌‌

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 今回その部落の入り口まで行きました。しかし中は未舗装の細い道が一本あるのみで、たまたま通りすがったなどという言い訳も通るはずもない。さらには、その部落から出て来た男がずっと私の方を見ている。‌‌

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 悔しいけど内部の撮影は断念しました。いや、話せば撮らせてくれるかも知れませんが、あまりにリスキーだ。ww‌‌
 在日の方々にはコリアタウンを形成して地域に溶け込もうとする人々以外に、日本人との接触を拒むかのように隠れ住む人々がいます。現代でもまだ日本中のあらゆる所に、人知れずひっそりと暮らす人々がいる。‌‌
 ちなみに私自身差別意識は全く持っておりません。飲み屋でたまたま出会った在日の人と仲良く話したりもしますし、もっと理解を深めたいとも思っています。‌‌

2019年10月末再訪

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神奈川県三崎市、三崎港

 マグロで有名な漁港。メディアでもよく紹介される三浦半島突端にある観光地です。

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 そもそもこの三崎港に行ったきっかけと言うのが、ゲームの『どこでもいっしょ』シリーズに出てくる舞台となった街って事でして。

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 しかしながら古い漁村ならではの狭い路地と古い建物。

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 銭湯もいい味出してます。

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 商店街の雑貨屋さんも蔵造り建築。

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 グルメ本やテレビなどでも、すっかり有名になっている『くろば亭』。

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 くろば亭の店内。血合いのステーキなど、マグロのありとあらゆる部位の創作料理が楽しめます。三崎港の料理屋組合で定期的に新メニューの発表会があり、日々新しい料理の研究がなされております。

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 高波が来ても無事なように、住宅街は山の斜面にあります。漁村の特徴的な区画ですね。ただしキツイ坂が多い。

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 忘れ去られた高台の公園。景色は抜群なのですが、子供の姿は見当たらず、雑草も伸びるに任せておりました。ゲームなんてやってないで公園で遊びなさい。

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 一度は泊まってみたい老舗旅館『三崎館』です。マグロの兜焼きなんかで有名ですが、いかんせん宿泊料金が高く、なかなか泊まれません。

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 建造物としてはぜひ一度、内部も撮りたい物件です。

撮影・2004年2月


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