日帰り入浴施設

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栃木県足利市(1)、足利鹿島園温泉

足利市の郊外、北東の山沿いに寂れた日帰り入浴施設、足利鹿島園があります。

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東武伊勢崎線足利市駅より一日6本しか走ってないバスに乗り、20分ほど揺られて降りたバス停は郊外の団地。北関東は工場などが多いので工場労働者のために造られたのでしょうか。

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そんな郊外の住宅街を歩いてゆくと、廃墟感のある看板が見えてきます。

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平地を抜けた溜め池に鹿島園のゴルフ練習場があります。温泉の「泉」の字がひっくり返っているのは去年の台風のせいでしょうか。

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東武足利市駅から6.6キロ、JR足利駅からでも5.4キロ。1日6本のバスで行くバス停からも徒歩17分。車で訪れる以外の選択肢が絶望的です。

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施設は温泉を中心にゴルフ打ちっぱなし練習場、宿泊施設、ダンスホール、老人ホームなどがあります。

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内部は広い割りに閑散としており、節電のためか所々蛍光灯が消されています。受け付け、ホール、料理担当、アンマさん、見掛けたスタッフは4名。お客さんは10人程度でしょうか。

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広い大浴場。ボディーソープとシャンプー完備。サウナと水風呂も有り。お湯は源泉100%で源泉投入しながらの循環ろ過。源泉温度は40度ありますが、温度を保つための加温有り。そして塩素消毒有りです。お湯はクセの感じられない単純温泉ですが多少のヌメリ感もあり、源泉100%を全面に出しているだけに悪くないです。ただし天井は鉄筋コンクリート剥き出し。

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兎にも角にもその昭和感と寂れ感にやられます。

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展望風呂もあるとの事で2階へ。一旦屋上に出るようです。2階には宴会場やカラオケ、卓球台などがあり、地元のお年寄りたちが楽しんでいました。

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露天風呂を勝手に想像してしまった私が悪いのです。

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少しだけ開けられた曇りガラスの隙間から周囲の山肌が少し見えます。この施設の寂れ感にやられ続けていると、だんだんお湯が極上の物に思えてくるから不思議です。

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天井も剥がれかけています。

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否、実際に剥がれています。

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奥の扉の向こうは露天風呂ではなく涼む場所。その向こうは打ちっぱなし練習場。椅子が一脚打ち捨てられたかのように、ビールケースとともに置かれています。

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打つ場所もあったようなので、かつてはお風呂と打ちっぱなしが繋がってたのかも知れません。フルチンでナイスショット!

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湯上りはいかにも健康ランドっぽい休憩所で寛ぎます。

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生ビールとラーメン。なんかもう素晴らしいです。車で来ている人は飲めないよなぁ。ていうかほぼ車でしか来れないじゃん!
誰にも共感されないかも知れませんが、この昭和感満載で寂れきった場末の温泉健康ランドは、個人的に大満足しました。
来て良かった!
潰れる前に来れて良かった!(閉館前提にすんな)
まぁ老人ホームとゴルフ練習場でどうにかやってるんだと思いますが、これだけの施設を維持するのは大変なんだろうなと思います。

神奈川県湘南地区、辻堂、茅ヶ崎など

仕事で湘南方面にちょいちょい行く事があり、仕事帰りに立ち寄ったところなど、少しまとめてみます。まずは辻堂。

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辻堂駅の北側は日本電池、関東特殊製鋼、パナソニックなどの巨大工場が次々閉鎖され、その跡地が再開発されています。今では巨大なショッピングモールとマンションが建ち並び、街の景色も一変。そんな整備された街の大型マンションの脇に古い銭湯を見つけました。しかしどうやらすでに廃業されているようで、夕方になっても表のシャッターが開く事はありませんでした。建物の脇には燃料となる廃材が積み上げられたまま。昔は工場労働者の憩いの場となっていたのでしょう。

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すっかりベッドタウンと変貌し続けていますが、北口の東側外れに商店街の跡が。まだ数軒の店舗が残っていますが、後継者不足のためかなりの店が閉めてしまったそうです。

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そんな商店街を10分ほど歩いた一番奥、昔から住まれている住宅街の中に一軒の立ち飲み屋「キリン」さんがあります。

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マスターと週何日か手伝いに来ているママさんと姉さん。お客さんたちは地元の常連さんたちだけで、とても居心地がいい店です。

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創業10年。ママさんも以前は旦那さんとラーメン屋を切り盛りしていたそうですが、旦那さんが亡くなられて閉店。よく飲みに来ていたこの店で働くことに。南口にも立ち飲み屋さんが二軒ほどあるようですが、私はこの店に通いました。

次に茅ヶ崎。北口にある市役所や市民文化会館の先に、巨大なイオンモールがあります。駅周辺の商店街などはことごとく駆逐されているかも知れません。

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そのイオンモールのもっと奥、JR相模線の北茅ヶ崎駅近くに、日帰り入浴施設の『湯快爽快』があります。相模線は1時間に2本程度しか走ってませんが、茅ヶ崎駅から1時間に2本無料送迎バスも運行されているので問題ありません。

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20周年と幟にある通り多少年季の入った建物ですが、途中リニューアルしているのか館内はとても綺麗です。
この湯快爽快は茅ヶ崎市の建築業者、亀井工業が1993年3月に茅ヶ崎の一号店をオープン。その後神奈川県内を中心に展開し、現在はフランチャイズも含め7店舗を営業しているそうです。(出典・Wikipedia)
ここは1500mで掘り当てましたが、折りしも掘削工事の進歩により1000mを超える大深度ボーリングが可能になって温泉事業の新規参入が急増した時代。1000mにつき1億と言われ温泉ブームの大波に乗った企業。茅ヶ崎だけに。

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お風呂の様子はオフィシャルサイトをご確認ください。
天然温泉浴槽は露天風呂で、薄茶色のお湯はナトリウム-塩化物強塩温泉。海が近いからかかなりしょっぱいですが、源泉が掛け流されているのか多少泡付きもある新鮮なお湯です。
源泉温度が28.6度。25度以上が温泉なので鉱泉(または冷泉)ではなく温泉です。循環濾過しながら加温しているのでしょうか、38〜39度と少々ぬるめに保たれているのは夏の盛りだからかも知れませんが、このぬる湯に長く浸かっていればジワジワと汗が噴き出て来て実に気持ちいい。
温泉成分が濃いいので多少のヌメリ感もあり、はっきりとした浴感。露天の傍らに腰を掛けて休んでいると、遠く湘南の海から渡る夕涼みの風が、仄かな潮の香りを含んで火照った体を冷まします。
湯上りは休憩所で生ビール。至福のひと時。なかなか期待を上回る、素晴らしい日帰り入浴施設でした。

栃木県日光市奥日光、湯元温泉

今回は連休を使って奥日光湯元温泉へと行ってまいりました。日光は小学校の修学旅行で東照宮から竜頭の滝、中禅寺湖、湯滝、湯ノ湖と一通り周りましたが、もはやほとんど覚えてません。しかし今でも行き先として定番のようで、道中修学旅行の電車やバスを頻繁に見かけました。世界遺産にもなったし外国人観光客も増加する一方なので、観光地としては相当な安定感があります。

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日光駅から東照宮までの万年渋滞を30分掛けて抜け、およそ1時間半で路線バスは終点の湯元温泉へ。バスは1時間に2本近く出ており、非常に行きやすいです。春から秋に掛けてなら関越交通がここから更に丸沼高原を越えて沼田に抜けるルートを走っています。

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バスターミナルで迎えてくれたのは、ガソリンスタンドの廃墟。

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写真は朝なので閑散としていますが、まさに避暑地と言った感じ。どの宿も客室はほぼ満室で、修学旅行生から尾瀬に向かう登山客まで多くの人で賑わっています。

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こちらは源泉小屋。各地区ごとに分かれています。含石膏性苦味硫化水素泉でph6.5の弱酸性硫黄泉。

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源泉温度約70度で宿泊施設の数に対して豊富な湯量。ただ源泉温度が高いので基本加水掛け流しです。ちなみにほとんどの宿が写真のような自然湧出泉ではなくボーリングで湧出させている湯小屋の源泉を使用しているそうです。

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宿泊は湯元温泉でも一番の老舗、湯守釜屋さん。廃墟じゃん!と一瞬思いましたがこちらは以前修学旅行生たちを泊めていた別館。現在は使われてないようです。

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正面玄関はこちら。立派な宿ですが料金は一泊二食付きで週末約15000円とまあまあな感じ。

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お風呂は奥に大浴場の薬師の湯と、手前に露天風呂の緞子の湯と大浴場瑠璃の湯。薬師の湯は白濁するまで加水されてますが小まめに温度管理がされており、ちょうどいい湯加減。瑠璃の湯(写真)と緞子の湯は加水率が低く、薄緑色で綿状の湯の華が大量に漂っていますが、源泉温度が高いので鬼のように熱い。好みが分かれるところですが、弱酸性のため柔らかい入り心地で湯上りもしっとりスベスベ。とても上質なお湯で、特に女性には喜ばれそうな感じがしました。

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翌朝、温泉寺にて朝風呂。全国でも珍しい温泉に入れるお寺さんです。

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お寺さんは朝が早いため8時から朝風呂に入れます。もともとは宿坊もやっていたようで、温泉があるのも納得。またこのお寺さんは日光山輪王寺の別院で、日光を開山された勝道上人が788年に温泉を発見し、薬師瑠璃光如来を祀ったのが始まりだそうです。

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8時ちょうどに訪問。本日は9時よりと書かれていましたが湯船は張っているとの事で入らせていただきました。ただ、70度近い源泉をそのまま張っただけ。熱いのでお水でうめて下さいと言われたものの、火傷レベルの熱さ。朝の一番風呂という有り難いお湯に浸かるために、葛藤しながら加水しました。薄くなるなんて言ってる場合じゃありません。鬼です。心頭滅却なんて言ってる場合じゃない。(笑)
冷水全開で15分、すっかり白濁したお湯に頑張って足を入れ、脚力全開で湯もみ。なんとか入れる温度まで下がった頃には続々と入浴客が来て気が付けば5人。満員です。
しかし温度調節の後は至福のひとときでした。

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温泉寺の分析表によれば含石膏土類硫化水素泉(繁張性低張高温泉)←訳わからん。
写真は温泉街の中心にある足湯。泉質は非常に素晴らしいのですが、いかんせん源泉温度が高すぎる。そんな温泉でした。たとえ酸化が進んで鮮度が落ちても、むしろ源泉から一番離れた宿のが良いのかもしれません。もう一度訪れて日帰り入浴でも湯巡りする価値があると思いました。

【日記】板橋区さやの湯処からの北千住

昼過ぎに仕事を終えて、板橋区前野原町にある日帰り入浴施設さやの湯処に立ち寄って来ました。ここは以前、仕事帰りにたまたま見付けて一度訪れた事があるのですが、個人的には都内で一番のお湯だと思っています。

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伊香保に近い感じのお湯。加水加温無しの源泉100%掛け流しの湯に浸かれるのですが、まさかの板橋区なのです。ときわ台〜赤羽間のバスで前野原三丁目下車。

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日本庭園を見ながらビールと枝豆で火照った体をクールダウン。至福のひととき。週末は週末料金で千円超えしてしまいますが、いい日帰り入浴施設です。

からの、北千住で飲み会。

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……後日、改めて北千住開拓します。(昼間に)


北海道釧路市(1)、ゴーストタウン化する釧路市街地

今まで富山県高岡や群馬県高崎、北海道帯広などなど多くの終わってる地方都市を見て来ましたが、ここ釧路駅周辺も酷いものでした。

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まず駅を出れば右手にドーンと構える巨大廃墟が迎えてくれます。1972年にボーリング場やビジネスホテルのサンルート釧路などが入った複合商業施設パルコとして開業するも2005年には破産。2007年よりビジネスホテルオーシャンとして再出発したものの、スーパーホテルやルートインなどの競合に押されて2012年の年度末には廃業しました。

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オーシャンの前を過ぎると公設市場である和庄市場があります。

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昔、桃鉄の物件の勝手丼が気になり、ずっと訪れたいと思っていました。観光地としても有名ですが、地元の方々の台所として活気が溢れています。

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鮮魚はもちろんのこと野菜から乾物、お菓子まで、様々な問屋さんが軒を連ねる中、ごはん片手に勝手丼に対応する鮮魚店をうろうろ。好きな具材を乗せて行きます。

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中央には食べるためのテーブルがいくつも並んでいます。

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オリジナルの海鮮丼。芝海老がナマラ美味い!

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お腹を満たしたところで腹ごなしに市内を散策。するといきなり潰れたデパートが。公設市場和商の向かいの先にある巨大な廃墟は2002年に閉館した長崎屋の建物。長崎屋閉館後、建物を所有する地元企業がアベニュー946という商業施設を運営していましたが、それも2016年5月に閉館しました。また外にも中心街では1990年代から2000年代にかけて、くしろデパート、オリエンタルデパート、丸ト北村などの大型店が相次いで撤退、閉店したそうです。

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そもそも釧路駅の地下も釧路ステーションデパートという商業施設だったが、2004年に閉館。現在地下への階段は封鎖されています。

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市街地を進んで行くとまたもや巨大廃墟が。この建物は2006年に閉店した旧丸井今井デパート跡です。当時ショッピングセンターKuteとして再開すべく外装をリニューアルしたもののテナントが集まらず、やがて買収した不動産会社が諦めて転売。オープンを控えたまま廃墟化という悲惨な事態に。

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廃墟化しつつあるビルはホテルやデパートだけでなく、多くの雑居ビルも同様。一体いつからテナントを募集し続けているのか。釧路駅から港に掛けてが中心街となりますが、このような空きビルと既に解体された跡の巨大駐車場ばかりが目立ちます。

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釧路は梅雨の時期、濃霧に包まれています。写真は宿泊したビジネスホテルパコの客室から見た釧路川に掛かる幣舞橋。奥には観光物産施設のフィッシャーマンズワーフ。

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夜は繁華街に繰り出しました。しかし夜霧に包まれた街は人影も疎ら。とはいえ駅前に比べて空き地が少ないです。

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しかも6月だと言うのに気温10度そこそこしか無く、寒かったので散策せず食べログに頼ってしまいました。

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釧路は炉端焼きが名物のようです。しかし入った店はやたら暗く、広いカウンターの中央でお婆ちゃんが黙々と焼き続けるというシュールな老舗。

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食べログ1位だけあって確かに美味い。しかし値段が一切書いておらず、二人で飲み食いして1万超え。ウニ丼とウニ刺しが値段を跳ね上げた気もしますが、観光地価格か。

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泊まったホテル「パコ」は市内でも数少ない天然温泉に入れる宿でした。あまり期待していなかったものの、入ってみれば加水無しの源泉100%加温循環濾過のカルシウムナトリウム塩化物泉。入った瞬間にムム、これは!と思いました。奥が40度、手前が42度で露天風呂も有り。予想外に良いお湯です。しかもここが私にとっての記念すべき100湯目だったり。

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釧路市の人口は1980年の22万7千人をピークに2010年には18万1千人、2017年5月現在では17万3千人と減少の一途を辿っています。釧路市の人口流出は単純に過疎化というだけでなく、義務教育レベルの低さ、JR北海道の特急スーパーおおぞらの本数削減と減速によるアクセスの悪化、企業の支店や支社の撤退など様々な要因が挙げられています。そこにイオンモールなどの郊外型商業圏がドーナツ化現象を引き起こし、釧路駅前周辺の衰退を加速させています。
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