再開発

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品川区大井町(4)、開発が進む大井町駅西口界隈

大井町を最初に訪れたのは2010年1月の事でした。その後大井町駅の東口の方で仕事があり、東小路方面はしばらく散策もしましたが、今回訪れた西口の東急大井町線側はおよそ12年ぶりとなります。
品川区大井町(1)、東小路〜平和通り周辺
品川区大井町(2)、東急大井町線ガード下
品川区大井町(3)、大井町の飲食事情

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東急大井町線でひと駅の下神明から大井町駅まで歩いて行きます。こちらは2010年当時大判焼き屋さんでしたが、現在はお弁当屋さんをやっている様子。

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しかし何より、この三角バラック長屋が残っていた事が嬉しい。

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よく見れば建物の脇に井戸のポンプが。いや、井戸ではなくただのポンプがまるで水道の蛇口のように立っている。どう言う事?

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こちらは2010年当時の大井町線ガード下。戦後のドサクサで建ったのでしょうか、スナックや倉庫などが建ち並んでいました。

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しかし2017年頃、耐震補強工事に伴い全ての住居及び店舗が退去させられ、現在の姿に。

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こちらも2010年当時のガード下飲み屋街。悔やまれるのは夜、飲みに行ってなかったこと。

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跡地には保育園と郵便局が。向かい側に建ちまくった高層、中層マンションの住民達には有り難いのかも知れませんが、昭和の街並みは失われてしまいました。

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大井町駅の近くまで歩くと、やがてアーケード商店街の大井サンピアになります。こちらは2010年当時、大井町駅から下神明方面を見た画像。

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その大井サンピアにも開発の波が押し寄せて来ています。

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商店街がごっそり消滅。アーケードの看板だけが虚しく残っています。

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ガード下には2〜3階建のバラックが連なっていました。現在はがらんどうで耐震補強された架柱だけが見えます。ちなみに右手が大井サンピアのアーケードで、建物の2階ないし3階が商店となっていました。

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大井町駅の近くはまだ退去されずに残っています。

【追記】
よくよく調べて見たら大井町線の北側、山手線の車両基地の手前までの土地(JRの敷地)に2025年度、ツインタワーの高層マンションと巨大な複合施設が建つそうです。

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https://www.kenbiya.com/ar/ns/region/tokyo/5455.html
その複合施設への通路にするために商店街の西半分が退去となったそうで、大井町駅寄りの商店はこのまま存続するそうです。

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アーケードから地下(実際は地上)に降りた所にあるスナック街はまだ健在でした。とは言え現在、蔓延防止措置に伴い休業中。

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このスナック街も数年後には消えてしまうのでしょうか。

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東急大井町線高架の向かい側を少し歩きます。大井町駅前に建つイトーヨーカドーの裏手はかつて歓楽街でした。ポツンと開発から取り残された雀荘。

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立会川の暗渠である立会道路を西に向かうと、これまた開発から取り残された路地裏飲食店街が。周囲をマンションで囲まれています。

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大井町駅の西側と言えばニコンですね。光学通りの名の通りニコンの工場があります。ちなみにニコンの正式名称は日本光学で1917年、文京区小石川に光学機器を国産化するために誕生しました。大井町の工場は1918年に誕生し、戦時中は帝国海軍及び陸軍の光学機器を生産していたそうです。

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そんな工場労働者の街だった大井町。イトーヨーカドーの裏手にはかつてキャバレー「杯一」があり、周辺界隈は一大歓楽街でした。

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この路地裏飲食店街はその当時の名残りでしょうか。

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大井町の路地裏飲食店街としては東口の東小路があまりに有名ですが、この開発の波に呑まれそうな風前の灯火とも言える名も無き横丁に、消える前に飲みに行きたいものです。

群馬県伊勢崎市(1)、ドーナツ化現象の果ての再開発

伊勢崎駅は東武伊勢崎線とJR両毛線との連絡駅であり、北関東の要衝の一つで大都市と言うイメージがありました。

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本庄から1時間に2〜3本出ている路線バスで伊勢崎駅まで。しかし降りたら何も有りませんでした。
ちなみにここから都心に出るには東武伊勢崎線に乗るより、30分弱バスに揺られて本庄まで行き上野東京ラインに乗るのが一番安くて早いです。東京駅まで2時間半で2000円ちょい。通勤圏内では無いですが、高崎駅までは約30分です。

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かつては駅前も栄えていたのでしょうか、しかし建造物を壊すだけ壊しまくった跡のような、ゴーストタウンのような雰囲気。

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どうやら2015年に完了した駅の高架化事業と並行して、伊勢崎駅周辺第一土地区画整理事業という南口一帯の市街地丸ごと再開発があるそうで、1996年から2027年まで約30年の歳月と250億円の資金をかけて市が進めているようです。同時に密集住宅市街地整備促進事業として58億円が投じられており、また北口も範囲は狭いものの2028年までに83億円かけて開発が進んでいるとか。

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そんな街に歴史遺産がポツリ。小学校の前に保存されている大正5年竣工の旧時報鐘楼です。元々ここ、駅の南西部一帯も第三次再開発事業が計画されましたが、住民の反対により見直しとなっているとか。しかし、まず何よりも人影を見かけないのです。

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こちらは明治45年建造の旧・黒羽根内科医院旧館跡。昭和59年まで診療所として利用されていましたが、平成14年より文化財に指定され「いせさき明治館」として保存、公開されています。

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近くに伊勢崎神社があります。健保元年(1213)創建され元徳元年(1329)新田義貞によって現在の地に遷したそうです。

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立派な拝殿で上部には戦時中、中島飛行機(現在の富士重工業・スバル)の社員が奉納した木製のプロペラがあります。製造した航空機が戦地から無事に帰ってくる様にと祈願したもので、このプロペラは昭和7年(1932)より製造された、九〇式三号水上偵察機の物だそうです。

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昭和10年に建てられた拝殿の奥の社殿は嘉永元年(1848)に造られたもので透かし彫りが見事。しかし、伊勢崎市のホームページで史跡として紹介されてないのです。どう言う事なのか。

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伊勢崎駅の南側、中心街を横切る県道2号線に近づくにつれ再開発計画区域から外れたのか多少商店街が見え始めて来ます。とは言えシャッター商店街で廃業店舗しか目にしませんが。

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県道2号線を超えた辺り、緑町界隈のスナック街。

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かつては伊勢崎駅周辺にも飲食店街が多くあったでしょうが一掃され、しかし市の中心街である県道周辺には生き残っていると言う感じ。一度こう言うスナック街で地元の方に昔の話など聞いてみたいものです。

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歴史を見ると、桐生市に負けず劣らず絹織物産業が盛んだったそうです。しかし桐生と比較すると、その産業の名残りも遺産もほとんど見つけることが出来ません。なので写真はひたすらスナック街が続きます。

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工場労働者の街の名残りとしてスナックが点在しています。この辺りはかつて赤線地帯だったようで、カフェー建築の名残りも少し感じられます。

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ベンダーコーヒー?知らないなぁ、ご当地飲料でしょうか。

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桐生みたいに、いや、それ以上にノコギリ屋根の工場や煉瓦倉庫などが多く建っていた事でしょう。ただ伊勢崎市は、古い物はとっとと壊す体質なのでしょうか。

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労働者の街だった証拠とも言える大衆食堂。

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銭湯もあります。大正14年開業の寿美乃湯。

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この非常に渋い老舗銭湯、午後3時開店のところまだ昼頃だったので、残念ながら入れませんでした。

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古い建築物や観光資源を壊しまくっている伊勢崎市ですが、逆に現在は積極的な誘致によって郊外に広大な工場が建設され、製造品出荷額に於いてはスバルのお膝元の太田市に次いで県内第二位という、北関東有数の工業都市となっているとか。(Wikipedia参照)

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閉業された純喫茶。しかし人口増加率は県内有数の伸びを示しているそうで、隣の太田市と僅かの差で県内3位争いをしているくらいだとか。工業都市といい人口増加といい、税収はかなり潤っているのでしょう。なので観光資源などに全然頼らなくてもいいと思うし、街をごっそり作り替える大々的な再開発も出来る訳です。

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こちらも閉業された喫茶店。なんでも県道を西に進んだ伊勢崎オートレース場周辺に、近郊型店舗が多く出店しており発展しているそうです。いわゆる幹線道路沿い商業圏で、全国的にも特に自家用車の普及率が高い車社会の群馬県ならではと言った感じ。

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そのため空洞化現象が甚だしい訳です。昼間に開いてる店がほとんど見当たらないのはおろか、歩く人影すら目にしない。交通量は凄いのに。

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市内中心部を東西に横断する県道2号線です。右奥に見えるベイシアが巨大な駐車場を完備したショッピングモールです。地元の人は皆あそこで買い物するのでしょう。逆に県道沿いには風俗の無料案内所の看板が。

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歓楽街と言えば町外れに固まってある物。しかしここでは県道沿いを中心に町中にキャバクラなどが乱立しています。本来なら様々な商店が並んでたところ、郊外型店舗の発展による空洞化現象で経営が悪化。子供は店を継がず勤めに出てしまい、高齢化による後継者不足で次々と店を畳む。空き店舗にキャバクラでも何でもテナントとして入ってくれれば家計が助かる。人口増加で若者は多いので風俗店などの需要は高い。駅周辺から追い出された風俗店も多いのか、結果街の中心街がキャバクラストリートと化す。これは隣の太田市の太田駅南口でも起こっているようです。
半分は想像も入ってますが、街を歩いて感じた事はこんなところでした。まぁ、それで経済が成り立っているんだから、何も悪いことは無いんですけどね。


【日記】神田駅南口ガード下の神田小路が移転

やばいくらい更新が止まっていました。年明けからとにかく仕事が忙しくて、緊急事態宣言位前にどこへも行けず何も撮れず、久々に一カ月以上更新が止まってしまいました。未だに忙しく、どこにも行けてないのですが。
先月、どこも8時に閉店する中、横浜ならなんとかなるだろうと飲みに行きました。寿町で飲んで野毛に移動したのですが、どこも8時閉店の時短営業。去年の春の緊急事態宣言の時は関係なく営業していた店舗も多かったのですが、今回は逆に罰金が有ったり保健所がしっかり巡回していたりするそうです。
あと、上野にも行ってみました。蔵前で仕事してその帰り、御徒町から歩いて大統領の周辺。観光地化に伴って増えた新興居酒屋たち(6軒ほど)が、8時以降も堂々と営業しています。ありがたやと飲んでいたのですが、8時閉店の店で飲んでいた人たちが8時を過ぎて一斉に徘徊し始めます。罰金払ってでも開けた方が利益になると考えている店たちは、歩道にテーブルを並べて屋台状態になります。シャッターを閉めた隣の店の前にまでテーブルを並べ、それでも座りきれないほどの人の多さ。一軒では出来ないけど数軒が足並みを揃えて営業すれば、商工会も行政も黙ってしまうのでしょう。法律で禁止されている訳ではなく、あくまでも要請だからと言う事で。
チェーン店系カラオケボックスも深夜まで営業している有り様ですが、ある意味有難い反面感染リスクも高い。苦渋の決断で時短営業したり休業したりしている飲食業界からは妬まれると思いますが、それぞれの街の雰囲気として、灯りが消える街と消えない街とがある。新橋や神田はそもそも人通りが無くなるので無理に店開けてもしょうがない。それが現状です。

さて、記事を書くには写真の一つでもアップしなければ。

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去年2020年の3月に5軒が閉店となった、神田駅南口のガード下飲食店街、神田小路。移転先店舗工事の遅延やコロナの影響なんかで、なんだかんだで6軒ほどが移転を一年延長していました。

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そして今年1月末で佐々文が移転、歩は移転準備のため一時休業。いよいよここも解体かと思っていました。

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ところが先日行ってみると、フジクラと次郎長寿司とやったるでぇがまだ営業しているじゃないですか!

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こちらが移転先の佐々文新店舗です。ちょうど今川小路から移転して来たまり世さんや神田(ジンタ)さんの裏手になります。どうやらフジクラさんはこのまま廃業するとの話。移転先予定だった所はコーヒー屋さんに権利を譲ったとかで、開店準備をしてました。まぁフジクラのマスターもいい歳だし一回倒れてるし、今から新店舗作ってもっていうね。やったるでぇさんは今月ぐらいには移転すると思います。何しろ千代田区からいい加減に出てけっていわれてるしwww

中央区日本橋久松町、旧浜町川運河跡地の再開発

神田川が秋葉原の脇を過ぎて流れて行く辺り、右手に分岐する運河がかつて存在しました。今は埋め立てられてしまいましたが、区画がその痕跡を残しています。

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岩本町から日本橋方面へ。靖国通りと交差する所はかつて大和橋という橋でした。靖国通りの路面がアップダウンしているあたり、橋であった名残りがあります。

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その橋の下に当たる場所、現在では地下となっている所に大和ガレージと言う地下駐車場があります。見た目跡地かと思いきや車が入って行きました。駐車場として現役で使われているようです。

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江戸時代、運河として日本橋河岸の流通を支えて来た浜町川が明治16年に神田川まで延長され、その時に大和橋が架けられたそうです。

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浜町川跡に沿ってしばらく進むと衣類系の問屋街となります。明治大正と、運河の舟運を利用し発展したのでしょう。もしかしたら群馬の桐生や富岡から船で記事を運んで来たのかも知れません。

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しかしそれも昔の話。問屋の数もだいぶ減ってしまったようです。

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こちらも問屋さんですが、一階は韓国料理の屋台村となっています。

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暗渠とは違い完全に埋め立てられているため、かつての運河の上には細長い区間に合わせて立派なマンションが立ち並んでいます。しかしところどころ古い建物も。

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小料理屋の跡でしょうか。浜町川が最初に埋め立てられたのは関東大震災後。瓦礫と死体処分のために埋め立てたとか。その後戦後の昭和25年、完全に埋め立てられて運河は消滅したそうです。つまり運河跡地に建つこれらの建物は、ほぼ戦後建築と言うことになります。

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戦後のドサクサ、さらに震災後の死体が埋まってるかも知れない埋め立て地という、そう言った条件が重なってかバラックのような建物も多いです。周辺はとっくに開発されオフィス街となっていますが、逆にこの運河跡地は地権問題が複雑なため残っています。

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今回の目的地、久松町の再開発地区です。

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問屋橋商店街という、かつては多くの商店が並ぶ一画でしたが、現在は丸ごと解体を待つばかりで仮囲いに囲まれている状態。

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裏に廻ってみましょう。建物は背合わせの形で、路地裏に面して民家や飲食店などが。

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この一画は戦後日本橋周辺の屋台や露店が、さらに昭和30年代には八重洲の再開発に伴い立ち退きさせられた商店街の方々が、ここへ移転させられて来たそうです。

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つい最近までここは、都心でも特に激渋な路地裏飲み屋街でした。現役の頃に訪れて見たかったと後悔するばかり。

【日記】川崎市で立ち飲み屋探し

最近は仕事で武蔵小杉や川崎方面に通ってます。
川崎市武蔵小杉(1)、再開発の進む企業城下町
川崎市武蔵小杉(2)、再開発前の小杉町3丁目東地区

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武蔵小杉の再開発はいよいよ大詰め、高層マンションも最後の一本となりました。2019年の台風では下水道が合流式だったために処理能力を超えて下水が氾濫、電気や水道が使え無くなるという被害が発生し街は泥水に浸かりました。ネットで散々騒がれてましたが、要は成り上がりのなんちゃってセレブをバカにしてた訳で、今の時代どこから差別が生まれるか分かったもんじゃない。頑張って分譲マンション買ったんだからいいじゃないとも思うのですが、問題は通勤行列のできる駅のキャパシティや工業地帯だった土地の土壌問題、想定外の雨量に対応しきれなかった下水道の問題などを抱えながらの乱開発。行政やデベロッパーの無責任さに問題がある訳で、去年の台風被害は半ば人災だったという側面もあるんでしょうね。

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などということは置いといて、ともかく仕事終わりの生ビール。南武線武蔵小杉駅北口西側、南側に抜けるガードの両脇に立ち飲み屋が有ります。右手のたまいやさんは以前飲んだので今回は左手の一心さん。

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一杯目は生と煮込みのセット600円。二杯目はハイボール150円と納豆とうふ350円。安いし美味いので、何度か通ってます。

もう一か所の勤め先は川崎駅。昼間の街撮りでは何かと縁がある川崎ですが、実のところ夜に飲んだ事がない。

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JR川崎駅東口、京急の手前で北側に少し歩いた所にある立ち飲み屋「フルミチ」さんに立ち寄りました。左手の「元祖立ち飲み屋」さんと同じ店です。

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土曜日でしたが大盛況で、店員さんも活気が有って良い店。日本酒に拘ってるようですが、まず煮込みが美味いから間違い無いです。

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同じく東口。京急を越えて右斜め前に建っていた百貨店さいか屋は2015年5月に閉店し、すっかり再開発されてしまいました。毎度の事ながら消える前に記録しておくべきだったと後悔。

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そんな川崎に似つかないオシャレタウンの裏手には川崎本来の街並みが残っているのでづが、その中の一軒「ぶったち」さんに突入しました。立ち飲みというので入ってみれば、テーブルにもカウンターにも椅子が用意されています。フィリピン人の女将さんに促されて店の一番奥、二人掛けのカウンターに座りました。
お客さんは全員地元の顔馴染みでたまにフィリピン人の奥さん。なんか武蔵新城のスナックみたいな空気感でアウェイ感がハンパない!
二杯くらい飲んでアルコール少し回ったところで、勇気を出して隣の先輩に声を掛ければ意気投合。なんだかんだで結局、すっかり楽しく飲めました。ギャンブルと女の話で盛り上がる辺り、川崎っぽくていい。また来ようと思いました。

2020年2/6追記

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すっかり再開発されている西口にも立ち飲み屋は有りました。と、思ったら全席椅子完備。川崎の人は立たないのかな? 立飲亭帆立屋さん。

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生ビール415円(小ジョッキ)、サワー系360円、刺身系390円、揚げ物焼き物360円、小鉢系300円。西口は東口に比べてずいぶん閑散としてますが、飲食店も少ないせいかあまり安くはないです。

2020年8/28追記

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京急川崎駅から堀之内方面へ、チェーン店の晩杯屋をスルーして立ち飲み「天下」さん。

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現金取り引きですがなかなか安い値段設定。30年以上前から川崎駅近くで商いをされていて、今の場所には17年ぐらい前に引っ越されて来たそうです。ちょっと通いたい店。
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