共同浴場

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大分県日田市、天ヶ瀬温泉の開放的過ぎる露天風呂

今年7月、九州北部を襲った豪雨により、日田駅から西へ向かう久大本線の光岡まで、及び北へ向かう日田彦山線の添田までが不通となっています。当初復旧の目処が立たないとされていた同線ですが、地元市民や行政の強い要望を受け、JR九州は翌年、2018年8月の復旧を目指すと発表しました。

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鉄道は寸断されましたが高速道路への被害は無く、福岡からのアクセスは西鉄バスと日田バスが1時間に2本のペースで運転されています。また、途中朝倉市を通過する際、被害の爪痕を垣間見ることも出来ます。

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別府方面からの久大本線は日田で折り返し運転。その先は代行バスとなります。またこの区間にはキハ47が現役で頑張っています。

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日田と豊後森の中間辺りに、天ヶ瀬温泉があります。築後街道は斜面の上を走り、温泉の中心街は道幅の狭い旧道沿い。川と崖の間に老舗旅館がひしめき合って建つため、道路の拡張工事は無理と言うこと。

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宿泊したのは温泉街の中ほどに建つ湯の華荘さん。まずこの建物の古さに惚れて予約しました。

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館内も昭和の温泉旅館と言った雰囲気で渋い。

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お風呂は単純硫黄泉。源泉温度が90度もあるので恐らく加水されていますが、源泉も掛け流されています。

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湯の華荘の目の前には一回100円の共同浴場「薬師湯」があります。旧道や対岸から結構見えてしまう露天風呂ですが、女性は水着、湯あみ、バスタオル可。

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実に簡素な脱衣所。源泉と水が同時に掛け流されて温度調節されており硫黄臭はほとんど感じませんが、しっかりした浴感でとても温まります。

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天ヶ瀬温泉は河川敷に六ヶ所の共同混浴露天風呂があります。システムはどこも同じで100円。それはさておき、こちらの「神田湯」、オープン過ぎるにもほどがある!全方位から丸見え!

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ちなみにですが左手に写る大型温泉ホテルの成天閣さん、寂れた感じの温泉街の中で唯一、平日なのに全室部屋の明かりが灯っていました。夜スナックで聞いたのですが、どうやら韓国人観光客を大々的に受け入れているとか。背に腹はかえられぬ切迫した温泉街の事情と言うやつですね。

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脱衣所もオープン!しかし怯んではいられません。開き直っていざ、入湯。
ぬるい!
源泉がちょろちょろとしか出されておらず、湯加減人肌。産湯かよ!と、全裸で叫びそうになりました。(笑)

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こちらは駅から歩いて温泉街の一番奥にある「鶴舞の湯」。残念ながら18:00からの営業でお湯が無い。

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しかしここは比較的隠されています(対岸からは丸見えですが)。左手のよしずは女性専用脱衣所。いや、見えるから。(笑)

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最後に天ヶ瀬駅前にある共同露天風呂「駅前温泉」。残念ながら時間の関係で入れませんでしたが、一番下流に当たるこの源泉、なぜか炊きたてゴハンの匂いがします。
昔は河原のどこを掘っても温泉が出てそうですが、温泉文化としてこの大っぴらな感じは古い習慣の残る貴重な温泉地だと思います。共同露天風呂としては今回、残る古湯と益次郎の湯も入れなかったし、必ずやリベンジしたいと思います。

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こちらは天ヶ瀬温泉で唯一生き残っているスナック「ラブボート」。2時間3000円カラオケ別ですが、とても楽しめるお店でした。
(ただし私の楽しめる基準は若くて綺麗な姉さんではなく、あくまでも会話とノリで楽しめると言う意味ですので、変な期待はしないように)

熊本県小国町、杖立温泉の背戸屋(路地裏)

小国町ゆうステーションから杖立温泉へ向かう次のバスまで2時間。なのでタクシーで杖立温泉へと向かいました。

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せっかくのタクシーだったので途中下城の大イチョウに立ち寄りましたが、夜間のライトアップの影響で早々に散ってしまったとか。しかし何が良いって下の農耕具小屋が渋い演出。

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散ってしまったものの地面は見事な黄色い絨緞でした。

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大イチョウの向かいからは下城の滝を眺めることが出来ます。

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やがてタクシーは杖立温泉に到着。かなり寂れた雰囲気の温泉街で、期待も高まります。

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熊本県の北東部、福岡県との県境にあるこの杖立温泉は、福岡県側へと流れる杖立川沿いの渓谷に、張り付くように建物がひしめき合っています。

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川の東岸を小国町から日田へ抜ける国道が走り、川へと降りる階段はすでに路地裏レベルの狭さ。

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狭い階段の途中には公共の蒸し釜があります。

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別府の鉄輪温泉などが有名ですが、源泉温度が100度という超高温のため、大抵の料理は出来るそうです。

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もちろん宿泊客や湯治客も自由に使えるので、利用方法の説明書きがされています。

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川沿いに降りたら、また蒸し釜。

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橋を渡ってメインの温泉街へ。川沿いに建つ湯屋は共同浴場の流泉湯。入ろうと思ったのですが鍵が閉まっているジモ専浴場でした。

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それにしても素晴らしい掘っ建て小屋感。後で調べてみたところ、地元の方の許可が下りれば入れる事もあるとか。なんという敷居の高さ。

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川を渡ったところで、また蒸し釜。街じゅうから蒸気が噴き出しているようなものです。

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さて、日田行きのバスの時間もあるので、路地へと入って行きます。

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さっそくこの狭さ。渓谷に肩を寄せ合うようにして建ち並んでいるため、温泉街のほとんどがこのように入り組んだ路地で形成されています。

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木枠のままの窓ガラスも多く、ここまで古い建築が残っているのも、温泉街が寂れているからこそ。

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温泉としての歴史は非常に古く、開湯1800年と言われています。高度成長期からバブル期までは歓楽温泉街として賑わっていたそうですが、多くの温泉街同様客層やニーズ、旅行の形態の変化など時代の流れに対応出来ず、衰退してしまったようです。

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近在の温泉としての勝ち組と言えば黒川温泉と湯布院でしょう。泉質や湯量では決して引けは取ってないのですが。

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この階段の奥には共同浴場薬師の湯がありますが、時間の関係で立ち寄れず。無念。よく見ると猫が通り過ぎてゆく。

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斜め斜めに複雑に折り重なる様は幾何学模様のよう。この杖立温泉の特徴的な街並みは背戸屋と言い、近年少しずつですが注目を浴びつつあるとか。

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ちょっとした街灯も、あえて演出されたものではなく、ガチで古いのがいい。

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中はどうなっているのか非常に気になります。このような複雑な木造建築物はそうそう見ないでしょう。

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廃墟のように見えたその建物は、表に回って見たらやはり廃業しているようです。上の写真右手の建物「たしろや」さんですが、歴史的建造物としても価値のあるものだと思います。実に勿体無い。

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今回、杖立温泉に泊まる予定を山川温泉に変更してしまったのでゆっくり出来ず、つくづく後悔しました。また九州に来る機会があれば、絶対この温泉街に泊まろうと思います。

熊本県小国町、山川温泉

11年ぶりの九州。今回は福岡と熊本と大分の県境辺りを中心に巡って来ました。

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1泊目に宿泊したのは山川温泉「しらはなシンフォニー」さん。ネットでもあまり情報の無い超マイナーな温泉地です。

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加水加温無しの源泉100%掛け流しのお湯は、含硫黄 カルシウム-ナトリウム 硫酸塩 塩化物泉(弱酸性低拡張高温泉)。硫黄臭は感じられず無臭、舐めるとしょっぱいです。綿状の黒い湯の花が大量に沈殿しており、個性はそれほど感じられないものの、濃くてしっかりとした塩化物泉と言った印象でした。

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翌朝、露天風呂で朝風呂。こちらは自家源泉でしょうか内湯と全く違い、湯の底に白い湯の花がびっしり沈殿しています。

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塊を掬い上げてみると、まんま硫黄です。ただ入った印象は内湯とあまり変わらず、多少ピリッと来る感じ。日帰り入浴も受け入れているようなので、ここの露天は立ち寄りでもお薦めです。

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露天風呂は二ヶ所あり、どちらも貸し切り家族風呂になります。写真はもう一方の露天。

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しらはなシンフォニーさんは1泊2食付きで10000円とこの地域では最も安く、食事も充分満足できるボリューム。ただ全室禁煙で一階の所定の場所でしか吸えないので喫煙者は注意。

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宿の周辺は棚田の多い山里で、まさに日本の原風景といった趣き。宿の向かい川向こうに建つ民家の離れには湯気を逃がす湯屋のような小屋があるので、このお家のお風呂も源泉掛け流しなのかもしれません。

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しらはなシンフォニーさんから少し下りたところに共同浴場、山川部落温泉入浴場があります。部落という差別用語とされている言葉を自称で使う辺り、私の故郷でもそうだったのですが、タクシーの運転手さんも普通に使われてます。

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お湯は宿と同じく透明な単純硫黄泉。個人的な印象としては野沢温泉なんかに近いのかも。

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さらに国道387号線まで下りたところに共同浴場、ホタルの里温泉があります。

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国道沿いという事もあり訪れる観光客も多いのか小綺麗な湯屋ですが、公民館の隣にあり地元の方々の大切な共同浴場です。

【日記】御徒町の銭湯から昼飲み歩き

先日土曜日、仕事の関係で神田小川町にある病院へ健康診断に、仕事の先輩と二人で行ってまいりました。毎年恒例なのですが、健康診断が終わった後は昼間から飲む!と、決めています。

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御徒町に朝から開いてる銭湯があると聞き、歩いて秋葉原を抜けて中央通り。昔ながらの銭湯と聞いて仲御徒町辺りの下町かとばかり思っていたら、なんと中央通りと山手線の間、つまり山手線の内側にその銭湯は有りました。この辺には倉庫や事務所、町工場ぐらいしかないとばかり思っていた。

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燕湯という、どうやら銭湯ファンの間では有名な銭湯で、指定有形文化財にもなっている貴重な銭湯建築です。玄関先に「わ板」が下げられていますが、この「わ板」(営業中)「ぬ板」(閉店中)は江戸文化からの物ではなく、1998年横浜の末広湯においてウエハラヨシハル氏が考案したものと、本人による説明書きがありました。知らなかった。

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番台があり、中も見事な木造建築。浴場には去年塗り替えられた富士山の銭湯画。25箇所のカランに15人という盛況ぶりでした。ここは朝6時から営業されており、地元の下町っ子たちが朝風呂を楽しむという、お客さんを含めての文化遺産。当然ながら見事なモンモンのお父さんも入られています。これぞ今や減りつつある東京の銭湯。

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サッパリしたところでアメ横に向かいます。御徒町駅の東側に抜けたところで角打ちの「槇島酒店」が無くなっている事に気付く。都心の貴重な角打ちだったのに残念です。アメ横を抜けて超有名店の大統領へ。なんとガード下の旧店舗が解体工事されており、表の広い新店舗のみ営業中。観光地化されて以来しばらく遠のいていましたが、すっかり変わってしまいました。ていうか、旧店舗の写真撮ってないじゃない!

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ここで風呂上がりのビール。しかも午前中。なんて贅沢! 浅草とかも考えましたが折しも三社祭の真っ最中。そんな人混みに行きたくはない。
二杯飲んだところで上野コリアタウンに移動。行きつけの「馬山閣」で盛り合わせ一人前3500円をシェアしマッコリで酔う。

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最後は山手線と東急目黒線を乗り継いで武蔵小山まで足を伸ばして、源泉掛け流しの「清水湯」に行きました。今回2回目の訪問。休憩所の畳ベンチで生ビール。
なんかもう、すっかり夏って感じですね。


品川区武蔵小山~戸越銀座、温泉銭湯はしご旅

 およそ7年ぶりに東急目黒線武蔵小山を降りてみれば、駅前にて大規模な再開発が行われていました。まずは過去の街並みからご紹介します。

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[2010年10月撮影]

 2010年10月当時の武蔵小山。駅から真っ直ぐ狭い路地に入れば、まずこの焼き鳥屋さんが目に入ります。主に買い物帰りや学校帰りの地域住民たちがお土産として焼き鳥を買って帰る訳ですが、店頭のカウンターで立ち飲みする事も出来ました。

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[2010年10月撮影]

 駅の東側の路地を進んで行くと、かつて広い範囲にスナック街が続いてました。道は狭く屋根は低い。小さな店が何軒も軒を連ねていました。

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[2010年10月撮影]

 駅前には南東及び南西に向かって武蔵小山PALM商店街が続きますが、先が見えないくらいにとにかく長い。アーケードの先には中原街道が走りますが、その向こうには中延商店街や戸越銀座商店街へと続きます。まさに商店街だらけ。

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 そんな城南の下町、武蔵小山でしたが2017年3月末に再訪してみたところ、なんと駅前が大規模に再開発されていました。

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 2019年末、地上41階建ての高層マンションと複合施設が完成するそうです。

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 その敷地は広大で、かつての飲食店街が丸ごとごっそり消滅してしまっています。

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 唯一の名残は『りゅえる飲食店街』の看板のみ。これにはさすがにショックを隠せません。あんな素敵な昭和の飲み屋街が全滅だなんて、武蔵小山という街の魅力が私個人的には全て消えてしまったと言っても過言ではありません。これはあんまりだ。

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 気を取り直して温泉銭湯。パルム武蔵小山商店街を抜けて中原街道を越え、先の路地を左に入った住宅街の中に『清水湯』があります。
 なかなか新しい建物ながらも大正12年創業と歴史は古く、料金も銭湯価格の460円というのが有難い。
 中は広くサウナや露天も完備。さっそく内湯の黒湯浴槽に入ります。浴槽は広いのですが、右手からジェットバスが信じられない勢いで噴出しております。油断すると浴槽左手へと流されてしまい、そこに待ち受けるのは電気風呂。なんの罰ゲームだ!(笑)
 落ち着いて入っていられないので露天風呂へ移動しました。外は三人くらいしか入れない黒湯の浴槽と、一段高い場所に5~6人入れる鉄泉浴槽があります。
 まずは黒湯。麦茶色の重炭酸ソーダ泉は微かにぬめり感。塩素臭の向こう側にしっかりと感じるミントガム臭。表現が独特なのは申し訳ないのですが、とにかく上質で濃い黒湯です。
 次に黄土色に濁った鉄泉。ぬるめに設定されたナトリウム・塩化物強塩温泉はなんと掛け流し。じっくり長湯しているとじわじわ浸透して来るような浴感が、なんとも気持ちいいじゃありませんか。都内でこの値段でこれだけ素晴らしいお湯に浸かれるとは驚きでした。それだけに平日の昼間であっても多少混んでいます。

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[追記•2017年5月撮影]
 さらに受け付けカウンターにて生ビール500円の文字が。……逆らえませんでした。
地図

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 清水湯の先の路地を斜め左に入って行くと、やがて戸越銀座商店街へと繋がります。湯上がりの火照りを冷ましながらほどなく歩くと東急池上線戸越銀座駅。

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 踏切を渡り賑やかな商店街を歩いて行くと、右手の路地に建つ温泉銭湯『戸越銀座温泉』へとたどり着きます。清水湯から歩いて17分。

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 こちらも銭湯料金の460円で入れます。二階に上がると脱衣室に浴室。清水湯同様こちらも広く、銭湯というより健康ランド。半露天もありますが非温泉の軟水浴槽のため内湯のみ利用しました。
 8人くらいは入れそうな大浴場。にもかかわらずナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉はコーヒー色で、黒湯特有のぬめり感とミントガム臭もしっかりと感じられる良質なお湯です。しかも蒲田温泉並みに濃い。
地図

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 すっかり温まり銭湯を出ると、左手の戸越銀座商店街に生ビールの文字が。罠です。ハメようとしてます。

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 まんまとハメられてしまいました。唐揚げ屋さん『鶏&デリ』さんではイートインコーナーで飲む事が出来、有難い事にタバコも吸えます。しかも焼酎は金宮という死角の無さ。この後、揚げたての唐揚げをサワーと共に頂きましたが、超美味い。夕方の涼しい風に風呂上がりの体を冷ましながら、まさに最高のひとときでした。

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 店を出て戸越公園駅方面に歩いて帰ろうと思ったら、これまた魅力的な焼き鳥屋さんが。戸越銀座は店頭で飲める店が多く、すんなりと帰らせてはくれません。こんな街に住みたいけど、毎日飲んでしまいそうな危険な街です。
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都内、近郊の古い街並みや建造物、路地裏などの写真とレポートを主に載せています。また、国内の寂れた観光地や地方都市、マニアックな温泉スポットや廃墟などもご紹介。
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