共同浴場

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栃木県日光市川治温泉、寂れた温泉街と丸見え露天風呂

川治温泉は鬼怒川温泉の少し先にある小さな温泉街です。

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いわゆる鬼怒川の奥座敷のようなな存在で、湯西川温泉同様に関東における知名度は高いです。

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温泉街の中心に聳え立つのは昭和9年創業の老舗旅館、一柳閣。しかし現在では伊藤園ホテルグループに買い取られてしまいました。

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星野リゾートも進出しています。こちらは「界・川治」。

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もちろん廃ホテルや廃旅館も多く点在しています。こちらは2007年に閉業した「如水庵」。

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こちらは寿庵という現役のホテル。1986年に野岩鉄道が開通し、それまで鬼怒川からバスでしか来れなかった所に電車が来るようになった事で、さぞ期待も高まった事でしょう。

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しかしバブル崩壊やリーマンショックなどによる景気悪化の流れから団体客は減少し、さらに鉄道利用客の減少から野岩鉄道開通の効果も期待以上の物にならなかったんだと思います。ただ現在、特急リバティの誕生により特急列車の直通運転が可能となり、浅草や北千住から一本で来れるようになりました。

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温泉街の奥に野岩鉄道川治湯元駅があります。元々野岩鉄道は国鉄日光線今市駅から会津線会津滝ノ原までを結ぶ計画だった未成線です。昭和41年に着工された国鉄野岩線の未成線を、東武鉄道や自治体などの出資による第三セクターとして開通しました。

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川治湯元駅から川治ダム発電所のある河川敷まで下りると、共同浴場の薬師湯があります。

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男女別の内湯と混浴露天風呂があり、露天風呂は河川敷。

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浴槽は二つあり片方は元々は女性専用露天風呂もありましたが、現在はどちらも混浴となっています。こちらは元々女性専用だった浴槽。

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こちらがもう一つの浴槽。ただ、源泉温度が38度ぐらいしかなく、非常にぬるいです。受付の方も加温してないからぬるいですよーと言ってましたが、この季節ではさすがにぬる過ぎます。もちろん内湯は加温しているので、そっちに入れば問題ないのですが。とは言え加温加水無しの源泉掛け流しで鮮度だけは抜群です。

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そしてここの露天風呂は、遊歩道や向かいの旅館から丸見えです。1枚目の写真も対岸に渡る橋から撮りましたが、浴槽丸見えです。開放的過ぎる、とは言っても以前訪れた大分県の天ヶ瀬温泉ほどではありません。あそこは生活道路である県道からでしたから。しかし天ヶ瀬温泉は2020年の豪雨災害によって壊滅的なダメージを食らってしまい、河原の露天風呂も5軒中3軒が再開しているのが現状です。

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泉質は弱アルカリ性単純温泉。内湯にも浸かりましたが、浴感こそ弱いものの湯上がりはホカホカが止まらなくなる程の濃さがあります。お湯は知名度に引けを取らない上質な温泉でした。

山梨県甲府市(1)、新天地飲食街と駅周辺

甲府のスナック街について、最近インスタを通じて激渋な飲み屋街の存在を知りました。

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さすがに県庁所在地だけあり、甲府駅は綺麗に開発されています。

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まず最初に向かったのは栄えてない側である北口。かつては機関庫や車両基地がありましたがすっかり無くなっていました。その北口から歩いて10分ほど、街外れにポツンと飲食店街があります。

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新天街。今ではスナック二軒と寿司屋一軒のみ生き残っており、ほぼ壊滅状態にあります。

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周辺は飲み屋街でもなんでもなく、ただここにだけスナックが密集しています。ただ位置的には駅の西寄りから北に伸びる朝日通り商店街の最奥部に位置します。

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通り抜けるとこんな感じ。バラック長屋である事が伺えます。

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共同トイレの男子便所。壁しかない小便器(便器は無いけど)なんて久しぶりに見た。

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こちら成り立ちは戦後の昭和24年と言われています。現在コロナ禍で休業中ですが、一度夜に訪れてみたい。

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さて、栄えている側である南口へと向かいます。駅のすぐ近くに旅館、萬集閣があります。

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その脇に佇む喫茶、六曜館。ぜひ入りたかったのですが、残念ながら日曜日定休でした。

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甲府城の南には中心街の象徴とも言える地方デパートのオカジマがあります。

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コロナ禍のせいか元々なのか、商店街は閑散としています。

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商店街の東側、古いアーケードが。

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仲見世と言う良くある名前ですが、ビルとビルの間の路地を屋根で覆った形になってます。しかしここ、その歴史は古く、大正13年には仲見世商店街として開業していたとか。

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入り口のモデルガン屋さんとラーメン屋は現役ですが、中はこの通りほぼシャッター街です。

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路地は奥でL形に折れています。かつてはここに中央館と言う映画館があり、それを中心に屋台のような店舗が広がっていました。このようなビルになったのはずっと後の時代。

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看板を見る限り、かなり多くの商店で賑わっていたようです。

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一旦、商店街を外れます。甲府には幾つかの銭湯があり、その全てが温泉銭湯となってます。この都温泉、かつては両側に建物が建ち並んでおり、右脇の狭い路地から奥に入ると言う、素晴らしいアプローチだったようです。

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しかし今は普通に車も入れるようになってます。

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こちらのお湯は無色透明無味無臭、一瞬温泉であるか疑ってしまうほどの無個性なお湯ですが、番台にちゃんと温泉成分分析表が掲示してありました。

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都温泉から南へ。遊亀公園の裏手に新遊亀温泉があります。こちらのお湯は紅茶色。無味無臭ながらも多少のヌメリ感。浴槽は三つあって奥の右手が熱め、左手が普通、そして二つの浴槽から中央手前の浴槽にお湯が流れ込みぬるめの浴槽となっております。

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ただ驚くべきはダバダバろ注がれるお湯がそのままオーバーフローして流れ出ている事。つまり循環濾過ではなく源泉掛け流しなんじゃないかと。しかも黒い湯花と思われる浮遊物が大量に漂っている。まさか銭湯でこんな素晴らしいお湯に巡り会えるとは、思ってもいませんでした。
そんな訳で次回はスナック街を巡ります。

群馬県前橋市(2)、謎のバラック地帯と温泉銭湯

JR前橋駅から中心街を挟んで北東、利根川の支流である広瀬川沿いに、上毛電鉄の中央前橋駅があります。

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明治17年(1884)に現在のJR両毛線の前橋以東が、同22年(1889)に前橋以西が開通しました。それに対して昭和3年(1928)、中心街の北東に位置する中央前橋駅から西桐生駅まで、上毛電気鉄道が開通しました。車両はかつて京王井の頭線で活躍していた車両です。

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駅前には昭和63(1988)年建造の中央ビル。ここの一階の定食屋さんで昼食をとりましたが、うどんとソースかつ丼が美味かった。

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川を隔てた南東側には温泉銭湯の成田湯がありますが、ちょうど水曜定休で入れず。

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中央前橋から南東に位置する三河町一丁目。ここに謎のバラック地帯があります。丸窓から何かしらの飲食店だっただろうと思われます。

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周囲はそこそこ立派な屋敷も点在するごく普通の住宅街ですが、この一画だけが異空間。奥の煙突跡は銭湯にしては低いので工場だったのか。

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路地を入って行くと、このような未舗装の私道となります。

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二本の路地が平行する狭い一画ですが、どうにも周辺の街並みから異彩を放っている。

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昭和の頃の貧民窟や朝鮮部落などの光景にも似ていますが、情報などは一切無し。聞き込みなどで探るしかありません。

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路地の奥には廃墟もあります。倒壊の危険がある廃墟が放置されている所は、特殊な事情があるか解体費用が払えないかです。

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井戸ポンプの跡も。もちろん現在は使われておらず、インフラはちゃんと整備されているようです。

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もう一本、中央前橋寄りの路地。左手には閉業した小料理屋。写ってませんがその左手には公民館があります。

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こちらもなかなかなバラックだらけです。

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裏手(広瀬川寄り)に廻るとこんな感じ。解体され駐車場となっていますが、この辺りに繭の乾燥場が有ったという話があります。推察するにこの一帯は生糸の製糸工場などの労働者が住んでおられたのか。

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周囲が解体され取り残されたバラック。広瀬川の対岸を走る上毛電鉄の開通が昭和3年なので、この辺りに人が住み始めたのもその頃なのでしょうか。

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駅から離れ東に歩くと旧大竹酒造煉瓦蔵があります。大正末期建造の蔵で、昭和8年(1933)大竹酒造が買い取ったそうです。酒蔵は昭和47年に廃業。2016年には国登録有形文化財に指定され、現在は前橋市所有の多目的ホールとして活用されています。(去年3月には今話題の「えんとつ町のプペルひかる絵本展」もやっていたとか)
ただこの物件、大竹氏が前橋市に買い取りと保存を要望し続けていたのに対しその要望には長年答えず、仕方なく某NPO法人の紹介で民間の不動産業者に2005年、5500万で売却されたそうです。しかしそれから一年も経たぬ内にその不動産業者は前橋市に8000万で売却。そしてその不動産業者は二年三ヶ月後に事業を停止。しかも前橋市に対し不動産業者からの物件購入と保存を要望したのが件の某NOO法人及び某市民団体だと言う。群馬県の産業遺産に関わる裏話の一つという訳ですね。

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西側のちょっと外れにある、飲食店の廃墟。

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その向かいにあるバラック。この広瀬川南岸地域については、更なる調査が必要です。

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最後に場所は離れて中心街の西、群馬県庁の南側に残る温泉銭湯、利根湯さんに立ち寄りました。女将さん(お婆ちゃん)がもうチャキチャキの群馬っ子で言葉が荒いwww
根は優しいんでしょうけれど、群馬県民の気質に対する慣れは必要ですね。

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お湯は紅茶色の鉱泉を加温したもの。自分は嗅覚が鈍いのでなんと表現したら良いのか分かりませんが、独特な香りがします。浴感はさほど特徴が感じられないものの、じわじわと温まりからっ風が身に染みる冬の群馬では有り難い。
浴槽は二つあり熱めが46度。超熱めは温度計が有りませんでしたが、47〜8度ぐらい有るんじゃないかという熱湯。長時間は浸かれません。草津などもそうですが群馬の共同浴場は基本熱いです。

静岡県伊豆長岡(1)、古奈の共同浴場と石切り場

伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅よりバスに乗り、温泉街の少し手前の古奈温泉で降ります。小高い山の向こう側が伊豆長岡温泉のメインストリート。

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狩野川を渡ったバスはやがて左折するのですが、その交差点を真っ直ぐ行ったところに建つ共同浴場、あやめの湯。券売機で300円払い番台のおばちゃんに渡します。

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正面は真新しい感じがしますが、湯屋の外観はこんな感じ。なかなか趣きがあります。

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お湯は源泉温度が高いために加水して循環濾過。塩素消毒されたアルカリ性単純泉。特徴を感じられないサラサラとした浴感。とは言え地元の方々に愛されているようで、昼の1時で5人もの方が入られていました。

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裏通りには潰れたスナックなども。

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この価格設定、いったい廃業してから何年の月日が経っているのか。

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北へ少し歩くと湯谷神社があります。発祥については不明ですが、伊豆長岡の温泉は元々この辺り、古奈地区にあり、山の裏手にある現在の温泉街は後から発展して行ったとか。

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鎌倉時代より伊豆国に於いて、伊豆山の走り湯や修善寺の独鈷の湯に並ぶ三名湯として古奈湯が有名だったようです。湯谷神社の辺りには足元自噴の共同浴場もありましたが、山の裏手、西側で温泉が採掘される内、大正末期には出なくなってしまったとか。神社の前には当時の汲み上げポンプが残されています。

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湯谷神社の脇には伊豆石の石切り場跡があります。

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以前ここは荒れ果てており廃車も廃棄されていたのですが、地主である頼朝の湯、本陣さんが綺麗に整備されたそうです。

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石切り場としての歴史も古く、江戸城築城の際には産出された伊豆石を献上したとか。

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見上げると湯谷神社本殿の裏側が張り出しています。崩れ落ちたのか?

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現在周辺の竹林も整備されているそうで、今後ライトアップやイベントなど、様々な形で利用されて行きそうです。

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石切り場では栃木の大谷石がすっかり有名になりましたが、ここもPVの撮影なんかで使えそうな感じがします。

埼玉県の日帰り入浴施設

昼間っから飲める老舗の大衆食堂兼大衆酒場、いづみや本店が大宮駅の駅前に生き残っています。立ち寄ったのは4回目ぐらいかな。

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仕事が早く終わり、暇を持て余す。ここの姉さんたちは耳が遠くなり、なかなか注文が通らない。確かに耳は年々遠くなっているのだが「おばちゃん」と呼ぶとわざと耳が遠いふりをする事もある。「お姉さん」と呼ぶとすぐ振り向くのがその証拠だ。若い連中が「おばちゃん」と呼んだ時、捨て台詞のように「ここにおばちゃんは居ないよ」と言ったのを私は聞き逃さなかったwwww

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焼きそばがうめぇ。超うめぇ。この後どうしようかと飲みながらGoogleマップを開く。そうだ、温泉に入ろう。

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と言う訳で大宮から浦和美園行きのバスに乗り山村バス停で下車。Googleマップにいざなわれれば何とも長閑な風景。こんな所に温泉は有るのかと、ちょっと不安になる。

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10分歩くとありました。日帰り入浴施設の見沼天然温泉小春日和。後で知りましたが北浦和駅から送迎バスが出てるそうです。

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平日850円、日曜祝日950円。基本的には車で来る方がほとんど。以前、愛読書の温泉批評という季刊誌で紹介されており、チェックしていました。

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浴室は多くのお客さんが利用しており写真はありません。庭の喫煙所に足湯がありましたので、お湯の写真はこちらで。

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お湯はキシキシ感を感じるものの、全身に纏わり付くような微かなヌメリ感。源泉は透明ながらも空気に触れて茶色の湯花が大量に発生。ちょうど先日訪れた三島の竹倉温泉のよう。
内湯には加温源泉掛け流し浴槽と非加熱のぬる湯掛け流し浴槽。露天に加温熱め掛け流し浴槽とぬる目掛け流し浴槽、それに非加熱超ぬる目源泉掛け流し浴槽。
超ぬる目と言っても38〜39度ぐらいでしょうか、浸かっていると寝てしまいそうになるくらいの心地良さ。出たくなくなります。
ここは素晴らしい。お湯も、湯使いも、施設の充実度も、何をとっても非の打ち所がない日帰り入浴施設です。絶対また来ようと思いました。

【追記】

後日、再び暇になったので再び大宮のいづみや本店で飲みながらどこ行こうかと考える。

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大宮から東武野田線、いや、あーばんぱーくらいんに乗って春日部へ。東口、あまり栄えてない側で降ります。

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古利根川。旧江戸川みたいなもんでしょうか。春日部駅東口正面の直線道路をひたすら真っ直ぐ進みます。

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はて、玄関以外を諦めたようです。

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歩いて15分。なかなかの距離を歩くと日帰り温泉施設、春日部温泉湯楽乃里が。平日780円、日祝日980円の日帰り入浴施設です。

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内湯は人工の高濃度炭酸泉やジェットバスなど幾つもの浴槽が。天然温泉は露天のみで大きな浴槽が二つとツボ湯が3カ所、寝湯など。お湯は見沼天然温泉小春日和と同じナトリウム塩化物強塩温泉の源泉掛け流し。緑がかった黄土色の濁り湯で、浴感も小春日和と非常に近いものがあります。ただこちらは源泉温度が高く、冬季以外は非加熱で41〜2度あり丁度いい湯加減。
この施設で特に素晴らしいのがツボ湯。3ヵ所それぞれサラサラと源泉が掛け流されています。肩を出しツボを抱えるように大きく両手を広げ、踵を縁に乗せてお尻を浮かす。そして全身の力を抜けば go to heaven!(笑)

埼玉で1500m掘ると同じようなお湯が出るのでしょうか。海底だった地層から塩分濃度の強い温泉が湧出します。次に紹介する東鷲宮にある百観音温泉も1500m掘ったら湧出した温泉です。

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こちらに訪れたのは2018年5月、桐生を訪れた帰りに立ち寄りました。ここもナトリウム塩化物強塩温泉ですが、かなり濃いい素晴らしいお湯でした。

【追記】

2020年9月初旬、埼玉県さいたま市の日帰り入浴施設、清河寺(せいがんじ)温泉に行ってきました。場所は川越線西大宮駅の北東ですが、大宮駅から路線バスが出ており本数も多いです。2006年2月にオープンしたこの日帰り入浴施設は、やはりこちらも地下1500mから湧出したナトリウム塩化物温泉。

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お湯はほうじ茶色と言ったところでサラサラとした浴感。独特な匂いもあり、ややしょっぱい感じです。湯花こそ見えませんでしたが若干の泡付きがあり、お湯の鮮度が良い。
内湯は源泉に炭酸を溶かした人工炭酸泉とジャグジーなど。露天風呂は加温熱め浴槽と加温ぬる目浴槽、そして非加熱の超ぬる目浴槽。寝湯、ツボ湯など。いずれも加水無しの源泉掛け流しです。
ツボ湯は春日部ですっかりハマってしまいましたが、やはり気持ちいい。しかしここは加温加水無しの超ぬる湯。37.5度の鮮度抜群なお湯に浸かっていると、出たく無くなります。また露天風呂の脇には竹林もあり、このシチュエーションにも癒される。寝湯に寝転がってみたら起きれなくなりましたwwww
湯上りは急いでバスに乗り23分で大宮駅。いづみやで生ビールを流し込む。

【追記】

2020年10月初旬、埼玉県上尾市の日帰り入浴施設、花咲の湯に行ってきました。大宮駅からニューシャトルで15分、原市駅より徒歩5分という比較的好立地。2009年にオープンしたこの施設は、やはり地下1500mより湧出したナトリウム塩化物泉。

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お湯は濁りの強い茶褐色で錆色の折出物が多く、鉄分が多く含まれると思われます。浴感はやはり他の日帰り入浴施設と似ており、比較するのが難しい。屋根付き露天の非加熱源泉掛け流し浴槽はやはり出たく無くなるほど心地よいぬる湯。埼玉県の平野部って意外と良い温泉に恵まれているのですね。逆に山間部の方が良い温泉が少ないと思います。

見沼温泉、春日部温泉、百観音温泉、清河寺温泉、花咲の湯、泉質こそ似てはいるもののそれぞれ個性もあり、微妙な違いながらも甲乙つけ難い、いや、甲乙付けるもんじゃありませんね。たまに遠出して泊まりがけで温泉地に行くのも良いですが、日常的に暇が出来たら立ち寄る埼玉の日帰り入浴施設もいいものです。

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