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北海道河東郡上士幌町(3)、タウシュベツ橋梁

2016年9月の記事はこちら。
北海道帯広市(1)、駅前温泉と駅周辺
北海道帯広市(2)、横丁路地裏迷宮(前編)
北海道帯広市(3)、横丁路地裏迷宮(後編)
↑夜の帯広の写真はこちらに移動しました。
北海道河東郡上士幌町(1)、糠平温泉郷
北海道河東郡上士幌町(2)、旧士幌線跡

 去年9月に訪れた上士幌町ですが、去年夏に北海道を襲った台風の影響で目的としていた旧タウシュベツ橋梁が例年よりも二カ月早くダム湖に水没するという事態となり、予定を変更して旧士幌線のアーチ橋跡を巡りました。それはそれで廃線跡好きとしては充分楽しめたのですが、今回リベンジの意味も込めて再訪しました。

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宿泊は去年と同じく糠平温泉湯元館さん。変わらず良い湯でしたが、食事を作る人が居なくなったのか素泊まり専門の宿となっていました。

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ツアー参加のため糠平温泉文化ホールに集まったのは、月曜日だというのに12人にも上りました。各メディア等への露出やSNS等で広まったようで、すっかりメジャーになってしまったようです。喜ばしい事ですが、マイナースポット好きの私としては複雑な気分。

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車2台に分乗して林道を入り、途中から士幌線旧線跡を歩いて行きます。新緑が見事。

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とうとう念願のタウシュベツ橋梁が姿を現しました。数年前にネットで知りつつも北海道なんてなかなか行けないしと思っていたところ、去年ブログ「しまDiary」さんで崩落の危機にあると紹介され去年の9月に訪れるも台風直撃で水没してしまい、今回念願のリベンジ。

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この目で見ると、やはり迫力があります。士幌線は昭和12年に上士幌〜糠平間が、昭和14年に糠平〜十勝三股間が開業しました。そして昭和30年、糠平ダムの完成で糠平駅と周辺の街が山の中腹、糠平温泉の源泉付近に移転し、士幌線の線路も中腹へと移設されました。このタウシュベツ橋梁はその際ダム湖に沈んだ旧線となります。ちなみに橋の上はもちろんのこと、橋の下も崩落の危険があるため立入禁止となっています。

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渇水期の糠平湖を眺めると、水没する前に伐採された森が切り株だけを残し、非日常的な光景を見せています。

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この辺りは昭和初期から林業で栄えた地域ででしたが、やがて森林資源は枯渇、木材の輸入自由化などにより人口は減り続けて行きました。ダム湖の湖畔に移設された糠平〜十勝三股間の新線も人口の激減でバスによる代行運転となり、昭和62年には帯広〜糠平間も廃止となってしまいました。

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ローマの水道橋みたいなんて言うのは野暮な話で、士幌線は昭和初期の鉄道アーチ橋技術の先駆けのような存在で、士幌線開通後全国へとアーチ橋が広まって行ったそうです。歴史的価値のある遺構として見るべき。

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ツアーは旧幌加駅跡にも寄りますが、私は去年堪能したので今年は周辺を自由行動。幌加駅跡周辺の廃線跡は草が刈られ、歩きやすいように整備されています。

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ダム湖の上流にあたるこの幌加駅は、プラットホームと線路の一部のみ買い取られたため保存されています。かつては伐採した木材を搬出する基地として栄え、周辺には街が広がっていました。

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しかし幌加から人が消え鉄道が消え、やがて街も消えて行きました。

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木造建築物は全て解体され、その多くの建物は基礎さえ撤去されています。唯一残っているのは駅舎の基礎部分。特に頑強に造られていたため、このように一部残っておりました。

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帯広まで降りてスナック街を訪れた際、隣で飲んでいたお父さんがなんと糠平ダムに沈んだ糠平の街で生まれた方でした。ダム湖に沈んだ故郷の事は話せば寂しくなるので多くは語らず。それよりも楽しい話で飲みました。

北海道帯広市(3)、横丁路地裏迷宮(後編)

※翌年、2017年6月に再訪した時の写真を追加しました。

 帯広の街は他の地方都市と同じように駐車場だらけの歯抜け状態となっております。テナントがことごとく廃業した事で空きビルとなった古い廃ビルはどんどん解体され、その後買い手の付かない空き地は手っ取り早く駐車場にしてしまうのでしょう。

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 帯広駅から名門通りを北へ繁華街を抜けてしばらく行くと、広小路アーケード商店街にぶつかります。比較的新しいアーケードが東西に延びていますが、協力的な商店が少なかったのか非常に短く、しかも開いている店も少ないです。

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 アーケードを抜けると、場末感が一気に高まって来ました。

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 左手前の路地、八丁堀。この辺りに来ると完全に地元の人しか訪れないスナック街となります。

※以下の写真は翌年、夜に訪れた時の様子。
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 八丁堀は四軒ほど明かりがついていました。

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 店の中から聞こえてくる昭和歌謡の歌声につられてスナック「あかね」さんに入店。

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 17年目になるこの店はカウンターのみの小ぢんまりした造り。気さくなママさんのいる良い店でした。また北海道に行った際には訪れなければ。

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 右側にはコの字型をした袋小路のスナック路地エイト。徐々に廃墟率が高くなって来ました。

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 どの路地も共通してトイレは共同。どこも下水道が整備されていない同じ時代に建てられているのでしょうか。

※以下の写真は翌年、夜に訪れた時の様子。
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 夜は三軒ほど明かりがついており、一軒からカラオケの歌声が。

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 エイトの奥に並んでいる路地、いなり小路。こちらは向こう側まで通り抜けられるようになっています。

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 敢えて昭和の雰囲気を演出するなど工夫しているからか、意外と生き残っている店が多いようです。

※以下の写真は翌年、夜に訪れた時の様子。
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 月曜の夜でしたが、いなり小路は結構多くの店が営業していました。

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 更に奥へと進むと左手に新世界小路という路地。

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 ここは北側の列だけが生き残っているようですが、営業している店は比較的多いです。

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 新世界小路西側の入り口。ネーミングも看板も思い切り昭和です。

※以下の写真は翌年、夜に訪れた時の様子。
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 新世界小路はとても静かで、明かりの灯っている店も疎らでした。

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 名門通りから西に一本ズレた通りを北に進むと、左手にスナック路地の名残りが。向い側は新しいアパート、裏手は駐車場に囲まれており、昔のこの辺りの街の景色はどんな感じだったのかと想像を巡らせずにはいられません。

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 最後に上の写真の向い側にある名称不明な横丁。

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 ここは既に全滅し、廃墟化していました。

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 コの字型をした袋小路の突き当たりから通りを眺めます。路面が砂利なのは最初からなのか、だとしたら凄まじい場末です。

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 突き当たりには当然のごとく共同トイレ。営業していた時代に訪れて見たかったです。それにしても路地の数が半端ない。さらに帰ってからよくよくgoogleマップを見てみたところ、さらに北へ入って行くとまだまだ沢山の路地があるじゃないですか。帯広恐るべし。

川崎市温泉巡り(2)、有馬温泉〜千年温泉

川崎市温泉巡り(1)、溝の口温泉喜楽里~丸子温泉

 以前訪れた際、運悪く臨時休業だった神奈川県宮前区の有馬温泉へリベンジです。

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 南武線武蔵中原からバスに乗り換え、中原街道を鷺沼方面へ。千年(ちとせ)交差点辺りからバスは多摩丘陵へと入って行きます。幾つかの団地を通り過ぎて鷺沼に着く手前、中有馬のバス停で降りれば、一見普通のマンションにしか見えない温泉旅館、有馬温泉に到着。兵庫県の超有名な有馬温泉と名前が全く一緒で泉質も近いですが、全くの偶然。こちらは古い歴史のある一軒宿です。

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 日帰り入浴は1200円と少々お高いですが、お湯は素晴らしいです。川崎の温泉といえばどこも黒湯なのですが、ここは珍しく単純鉄冷鉱泉。加水無し塩素消毒無しで20度の源泉を41度程度に加温してます。浴室にはマイアカスリが何本も吊るしてあり、療養などで通い詰めている方も多いようです。常連の方が入って来ると必ず挨拶を交わしており、地方の共同浴場に来ているような気分になります。

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 ライオンの口の形をした湯口からは源泉が常にチョロチョロと掛け流されており、酸化した鉄分で茶色く濁ったお湯には茶褐色の湯花が大量に漂っています。湯口の側には飲湯用のコップとペットボトルのキャップが二つ。後から入って来た常連の方はそのキャップに源泉を注ぎ、アイボンみたいに眼球を洗っていました。目にも効くのかな。僅かな滑り感のあるお湯に浸かっていると、じわじわと浸透して来る感覚。湯上りは鬼のように汗が止まらなくなります。

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 中有馬から武蔵小杉行きのバスに乗り千年で下車。南武線武蔵新城駅方面へ少し歩くと温泉銭湯の千年温泉があります。しかし午後2時のオープンまで30分あったので、一旦そのままスルー。

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 一緒に温泉巡りをしていた仕事の先輩(地元民)の奥さんが、近くのスナック『エム』で昼カラしてるとの事なので顔を出す。ここが、夕方5時まで男性2000円女性1500円で軽いおつまみ込み飲み放題歌い放題。安い! ちょっと顔出しだけのつもりが、ついつい……。気付けば5時!

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 気をとり直して千年温泉に戻りました。

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 本当は酔って温泉に入るのは良くないのですが、まあ、そんな時もあります。(笑)
 ここのお湯は多摩川沿岸でよく見る重曹泉を加温したもの。いわゆる黒湯です。しかし大田区の蒲田温泉並みに濃いいです。温泉浴槽は内湯の他に露天風呂まであり、この露天浴槽脇の蛇口を捻れば嬉しい事に冷鉱泉の源泉が出てきます。このような良質なお湯に浸かれて銭湯料金420円とはありがたい限りです。

【日記】長野の帰りに静岡へ寄る

 上諏訪で二泊して下諏訪からの帰り、休みがまだ有ったので真っ直ぐ帰らず、甲府から身延線で静岡に出ました。



 静岡駅南口から急遽確保したビジネスホテルまで歩いてゆくと、非常に気になる路地を発見。入船横丁という飲食店街です。しかし静岡に来たのは別の目的が有っての事なので、後ろ髪を引かれつつもホテルに荷物を置き、北口側の青葉通りへ。



 目的は過去二回訪れている 青葉横丁



 観光地としても有名になった静岡おでん横丁の手前にある、地元の人々が集まる路地です。



 二年前訪れた三河屋は満席で入れず。ここのアジフライが食べたかったのですが。



 そこで八年ほど前に訪れた、たこ八に入りました。ご高齢の女将さんの事が心配でしたが、まだ元気に店を開けてらした。ここで静岡おでんや蓮根のフライをつまみながら、粉茶で作る通称静岡割りを飲むのが定番コースです。



 静岡割りウマー。



 そして飲み過ぎた。



 最後のシメでビジネスホテル近くのスナックに寄りました。なぜか女装子がいて盛り上がるも、すっかり飲み過ぎて店名すら覚えてませんが、ボトルから見て多分スナック由美。

 翌日、静岡駅北口の回転寿司屋で遅い朝食をとって熱海へ。

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 本当は年内で無くなってしまうという水口第一、第二共同浴場に行きたかったのですが、仮眠出来る所がいいと言う連れの要望を受けて、日帰り入浴施設を探しました。そして観光案内所で紹介されたのがこちら、日航亭さんです。

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 ここが、昭和の熱海の雰囲気を残す元温泉旅館でした。

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 素晴らしい建物です。建物の老朽化を理由に宿泊業務をやめて日帰り専門に切り替えてから、もう随分経つそうですが、実にもったいない。

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 お風呂は離れになります。

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 広い内湯、露天、共に源泉100%掛け流し。源泉温度が92度と高いため、加温無しです。

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 露天と言っても屋根付きの半露天ですが、秋の風が実に心地良い。源泉は安保泉(熱海23号泉)で、ナトリウム・カルシウム・塩化物泉。熱海特有の舐めると非常にしょっぱいお湯です。内湯と露天の間でお湯を循環させる事によって、露天が冷め過ぎないよう工夫されてました。

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群馬県四万温泉、文化財建築の積善館

 四万温泉の積善館は以前より一度は泊まってみたいと思っていた温泉旅館で、今回その念願がとうとう叶いました。

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 すでにテレビや雑誌等で散々紹介されているため、群馬県各地の温泉街の中でもメジャーな観光地と化している四万温泉。温泉ブーム、秘湯ブームに見事に乗っかる事が出来たため、今でも多くの観光客が訪れております。

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 それでも廃業したお土産屋さんが出迎えてくれるのは、不景気に変わりないという事でしょうか。

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 しかしこのような古い建築物がこのまま廃墟化してしまうのは非常にもったいない。

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 それでも今まで訪れて来た水上や伊香保の裏側と違い、多くの人が訪れているぶん寂れた雰囲気はありません。メディアへの売り込みが上手かったのか、たまたまメディアに取り上げられたのか。

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 本来ならこのような「みんなが訪れる場所」は避けていたのですが、それでも訪れようと思ったのは積善館の素晴らしい文化財建築。映画『千と千尋の神隠し』のモデルとなった宿のひとつとしても紹介されています。この赤い橋なんかは特に油屋の前を連想させます。とは言え、千と千尋の神隠しのモデルは全国各地の温泉街に沢山あります。伊香保の石段街なども油屋まで続く街並みのモデルかも知れません。

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 しかしながら、日本最古の木造湯屋建築とも言われており、積善館もその古さを売りにしようと、保存に力を注いでいます。

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 大正時代に建てられた湯屋は源泉湧出地の上に建てられております。そのため浴室は天然の床暖房状態で、お風呂も掛け流しではなく足下自噴源泉。鮮度はこれ以上ないほどです。

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 浴室は写真を勝手に撮られたという苦情が多かったため撮影禁止と貼り紙されております。他のお客さんが入っているのに写真を撮るとは何ともマナー違反、というより常識を疑います。そんな心ない一部の客のお陰で撮影禁止とは、迷惑この上ない。

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 今回、浴室には常に人が入っていたし、私も撮影は断念しました。中の様子は以下のオフィシャルサイトよりどうぞ。
スマホ→http://www.sekizenkan.co.jp/
PC→http://www.sekizenkan.co.jp/sp/
 それにしてもこの湯屋建築は素晴らしく、感動しました。日帰り入浴も受け入れてますので、一度は入るべき。
 もちろんお湯も素晴らしいです。ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。柔らかい入り心地ですが、ゆっくり浸かっていると芯から温まり、肌はスベスベになります。

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 まず部屋の扉からしてお洒落。ただ部屋の内部は多少改修されており、さほど古さを感じませんでした。

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 部屋からの眺め。飽きません。

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 ひと昔前までは山奥のボロい湯治宿に過ぎなかった老舗旅館。それでも近代化に踏み切らず保存へと舵を切った、19代目当主の伝統建築を守ろうとする心には、ただ脱帽するばかりです。

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 建物は斜面の上に建てられた客室を合わせて3棟からなるのですが、一段上の棟へ行くのに一旦地下トンネルに潜ってエレベーターで上がります。そのトンネルがたまらない。

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 椅子などの小物にまでこだわりがあり、館内を探索するだけで見応え充分であります。

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 風呂上がり、ビールを求めて表へ。

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 かろうじて一軒スナックが営業しておりました。色々話を聞けば、やはり他の温泉街に比べると四万は潤っているようです。

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 上の写真は積善館のある地区の共同浴場『河原の湯』です。

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 ちょうどバスの時間もあり、今回は残念ながら入れませんでした。

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 手だけ浸けてみましたが、浴槽が小さいためかなかなかの温度。機会があれば、じっくり入りたいと思います。

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