足利市

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【日記】上野コリアタウンで焼き肉

先月末辺りから急に仕事が忙しくなり、全く写真撮りに行けません。今年は月最低でも3記事と決めて来ましたが、今月は無理そうです。なので日記でも書いて一応更新はしときます。

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上野、首都高の向こう側にあるコリアタウンの一角へ焼き肉食いに行くのはコロナ前以来で、もう3年以上ぶりとなります。

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いつの間にか角にある一番大きな店、大門(左側)が閉店となっていた、と思ったら後日まだ営業していた事が分かりました。週末の夜に閉まっていたので、てっきり。以前はこの馬山閣さん(右側)に月イチぐらいのペースで通っていたのですが、今回訪れたら満席で入れず。時間が8時と遅かったのがいけなかったみたいです。

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仕方ないので裏通りへ。今回は初めて入る富士吉にて。この店は30年くらい続けられてるそうですが、内装は綺麗にリフォームされていました。値段は安い肉は安いなりに、高い肉は高いなりにと言ったところ。ただ、ハラミが安い割にめちゃくちゃ美味い。
しまった!バクバク食って肉の写真を撮ってないヨ!

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先週の土曜日でしたが神田で時間潰して上野で待ち合わせて焼き肉食って、浅草橋の居酒屋寄ったら雨。カラオケ居酒屋に顔出して最後は朝までカラオケボックス。結構お金使ってしまった。
また来月も上野に来れたらと思います。

栃木県足利市(4)、足利健康ランドと足利健康センター

お盆休みに訪れた東京健康ランドが今月頭に閉店となり、テレビなどでちょっと話題になりました。東京江戸川区の東京健康ランドは近頃増えたスーパー銭湯とは違う昔ながらの健康ランドでしたが、とうとう都内に於ける健康ランドは全滅してしまったと思われます。しかし他県にはまだ残っているだろうと言う事で検索したところ、今回訪れた足利健康ランドがヒットしたわけです。
足利と言えば3年半前に訪れた鹿島園温泉が昭和な健康ランドとしては最強と思ってますが、まだ他にもあると言う事で行って参りました。

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足利健康ランドは東武伊勢崎線で足利市駅のひとつ手前、東武和泉駅の近くにあります。3両編成の伊勢崎線とチャリ通学の学生を見て、地方に来たなと実感。

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この外観。どう見ても地方の巨体パチンコ店にしか見えません。開業したのは1988年。まさにバブル期の健康ランドと言った感じ。夜になるとネオン管が煌々と光ります。

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向かい側にはコジマ電気とニトリ、そしてショッピングセンターのアピタなどが密集しており、足利市南部郊外の国道293号線沿いのマイカー商業圏を形成しております。

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玄関入るといきなり吹き抜けにシャンデリア。この足利健康ランドを経営しているのはサンリク株式会社と言って、近年では柏、野田、越谷などでスーパー銭湯事業も展開しております。

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露天風呂の写真は公式サイトよりお借りします。天然温泉こそありませんが浴場は広く、人工炭酸泉や薬湯、別府の温泉の素をふんだんに投入した白濁の湯など、様々な浴槽があります。他にもサウナだけでなくプール(水風呂浴槽)まで完備。湯上がりは石窯で作るピザや卓球、カラオケ、岩盤浴、エステなどなど、巨大施設だけあって充実していました。家族連れでも全然1日過ごせます。やはり健康ランドはスーパー銭湯とは違いますね。

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さて、歩いて渡良瀬川を渡りJR両毛線北側の市街地へ。

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市街地の東側、小高い丘の上に大谷石で造った塔が見えます。Googleで調べたところ、これは金剛閣と言う建造物だと分かりました。

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麓から丘へ登る所には冨永公園入り口を示す石塔が。ここはレンガ造の織物工場や煙突の請負業で財を成した富永金吉氏が私費を投じて整備した公園だそうです。

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しかし急な私道はしばらく誰も通っていないような荒れ方。塔は個人宅と併設されているようです。

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なんとか辿り着きましたが民家は雨戸が閉められており、住んでる様子が窺えない。ちなみにこの塔は大正14年(1925年)に建てられたとか。民家の奥に公園があるのかもしれませんが、すでに藪に覆われており進む事が出来ませんでした。

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懐かしい自販機。缶のクリームソーダって子供ながらに不味いと思った。

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丘の東側を回り込むように北へ進むと、足利健康センターの看板が。先ほど訪れた足利健康ランドと非常に紛らわしいですが、ネットでたまたま見つけました。

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ドーン!
前もって情報を得てから訪れたとは言え、この強烈なお出迎え。

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ここ、廃墟じゃないんです。営業中なのです。

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かつては接骨院もやられていた模様。色々と謎が多いです。

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建物は二階建てで旅館のような造り。敷地面積は非常に広く、駐車場だったと思われる場所には廃車両が何台か放置されています。

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いよいよ玄関。もはやジャングルと化している。現在は月曜日定休、営業時間は16時〜19時、土日祝日は16時〜21時と非常に短い。と言っても実際開いたのは16時20分頃でした。

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雨樋が壊れて垂れ下がっています。そこかしこに注意書きの貼り紙があり、入るにはかなりの勇気が必要。

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そして勇気を振り絞り入ったら入ったでゴミ屋敷状態。下駄箱の扉は外れかけており、鍵などはありません。

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ロッカーにも鍵などはありません。盗難に遭ったら自己責任で。そしてなぜこのような状態でも営業し続けて行けるのか、その答えはここが同性愛者のハッテン場、つまり出会いの場所となっているからなのです。

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ほんの1時間前まで健康ランドの露天風呂に浸かってた事を考えると、これは夢でも見ているのでしょうか。カオスを通り越している。
こういう話はあまりつまびらかにしない方がいいのかも知れませんが、いわゆるハッテンサウナと言う場所は都内に数カ所存在します。それらは会員制と明記する事で一般人(ノンケ)が迷い込まないようにされていますが、対してここは外観から既に一般人を寄せ付けない効果がある。

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お風呂はちゃんとしていました。もちろんサウナも完備。剥がれたタイルが隅っこに寄せ集めてあったりしますが。脱衣室の横に薄暗い休憩室がありましたが、すでに人がいたので撮りませんでした。実は自分以外に3人の男性が続々と入って来ていました。ちなみに女湯もちゃんと有りましたが、多分使われる事は無いでしょう。

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二階に宴会場(休憩スペース)があるので行ってみましょう。調理室と言う事は、昔は料理も出していたのでしょう。

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宴会場にはステージともう使われてないだろうカラオケの機械があります。この施設がいつ頃開業したのか分かりませんが、開業当時は健康ランドとして賑わっていたんだと思われます。

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宴会場は明るくテレビもついており、ちょっとほっとします。これは想像の域を出ませんが、創業者である先代が引退されてから現在のような状態になったのではないかと思われます。そして老朽化も含めてどんどん荒れて行くにつれ客足が減り、それをいい事にハッテン場へと変貌して行ったと言う。

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しかしまぁ、地方に暮らす同性愛者の方々にとっては貴重な出会いの場である事に間違いありません。果たしてこの足利健康センターはいつまで残るのか、全ては一言も喋らない無愛想な店主のやる気がいつまで続くかによると思われます。

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冨永公園入り口近くのホルモン焼き万平。絶対美味いと思うのですが、もう帰らないといけない。やっぱり足利は泊まりがけで来たい所です。

栃木県足利市(3)、狭すぎる路地裏スナック街跡

続きです。中央通りを西に進み、スーパーフレッセイの裏手辺り。一見住宅街に見えますが、一歩路地に入ればスナックなどが多く点在しています。

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とりあえずグルグル周ってみました。全ての路地を網羅した訳ではありませんが、時間の許す限り歩いていきます。

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先に進みます。路地の狭さが半端ないです。そんな狭い路地にスナックの入り口。隠れ家にもほどがある。

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廃業して相当の時が経っているのか、解体され更地や駐車場になってしまった場所ばかりではなく、このような廃墟も残されております。

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廃墟はスナックだけでなく板張りの木造住宅も。

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お茶漬け屋さん。シメでサラサラ行きたい所ですが、営業しているかどうかは夜になってみないと分かりません。

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その左手前にはこんな看板が。そう、ここは住宅街ではなく盛り場だったのです。

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一帯の一番奥は山。駅からだと北西の方角になりますが、市街地の端にあたります。左側のスナックはGoogle Mapで確認したところ営業している様子。

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その脇を入って見れば小料理屋のような佇まい。ただそこまでのアプローチに違和感しかない。

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新しくても戦後間も無く。戦前建築は余程しっかりした建物でない限り倒壊していると想像します。

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奥に見えたスナックの看板の所まで歩き振り返る。路地は狭くて未舗装なのが基本のようです。

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もちろん車道沿いにもスナックが。手前はすっかり解体されて駐車場に。

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再び路地へ。かつては相当な件数の飲食店がひしめき合い、さぞかし賑やかだったのでしょう。

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民家と民家の間、裏庭に抜けるひとんちの敷地としか思えない隙間の奥にもスナックの跡が。

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少し暗くなって来ました。いきなり見事な木造建築。欄干も無く代わりにノコギリ屋根がある事から織物工場の跡かと思われます。その向かいにもスナックの跡があります。

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やっと灯りがともり始めた。と思ったら美容室でした。髪結いなどもやっていたのでしょうか。

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現役の銭湯。以前は工場も多かったそうで、労働者たちが仕事の汗を洗い流し夜の街へと消えて行った事でしょう。足利市駅近くの居酒屋のママさんも、すっかり働き口が減ってしまい、都内まで通勤するか、都内や隣の太田市に引っ越したりして、すっかり寂れてしまったと話してくれました。スバルの企業城下町である太田市と比べてしまうと、ここ足利市にはスパイス工場ぐらいしか残ってないんじゃないでしょうか。
機会が有れば泊まりがけで再び訪れたいですね。銭湯に浸かって生き残ってるスナックを探し、飲みながら賑やかだった昔の話でも聞きたいです。

栃木県足利市(2)、気になる路地と映画館跡

これまで栃木県栃木市、佐野市、群馬県太田市、桐生市と、関東平野北東部の都市を巡って来ましたが、今回は足利市です。

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JR足利駅の前にはEF60が雨晒しで保存されています。この機関車は1964年9月26日完成で米原や岡山など、主に関西方面の貨物列車牽引で活躍していました。なにげに鉄道の歴史の中では名機と言えます。

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渡良瀬川を挟んで南に東武伊勢崎線の足利市駅、北にJR足利駅がありますが、中心街は北側。東武足利市駅とその中心街を結ぶ昭和11年開通の中橋は見事なアーチ橋です。

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市街地を東西に貫く中央通りは交通量も多く、観光名所の足利学校などもあり栄えています。

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歴史の教科書にも載っている足利学校もスルーすれば、鑁阿寺(ばんなじ)も遠目に眺めてスルー。

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むしろその向かい側にある敗退的な光景に胸をときめかす。はい、変態です。

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東武足利市駅から鹿島園方面に向かうバスの車窓から発見した怪しい路地に向かいます。時刻は既に三時半過ぎ。これから急ぎ足で探索を始めます。

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なんだここは。と、つい口に出してしまった。

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振り返ってみました。赤線跡でしょうか、普通に貴重な木造建築がもんじゃ屋さんに使われています。

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今回の目的地の一つ、廃業映画館。足利東映プラザ映画館です。入り口のアーチが素晴らしい。

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1999年閉館。その後イベントや映画のロケ地などで利用されており、完全な廃墟とは言えません。

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併設されている建物には飲食店がいくつか入っていたようですが、見たところ現在では一軒も営業していない様子でした。

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料亭っぽい建物もちらほら。三業地の名残りかこの雪輪町界隈はかつて遊郭があったそうです。

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当時の建物かの判断は難しいのですが、花街であったのは確かです。
続きます。

栃木県足利市(1)、足利鹿島園温泉

足利市の郊外、北東の山沿いに寂れた日帰り入浴施設、足利鹿島園があります。

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東武伊勢崎線足利市駅より一日6本しか走ってないバスに乗り、20分ほど揺られて降りたバス停は郊外の団地。北関東は工場などが多いので工場労働者のために造られたのでしょうか。

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そんな郊外の住宅街を歩いてゆくと、廃墟感のある看板が見えてきます。

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平地を抜けた溜め池に鹿島園のゴルフ練習場があります。温泉の「泉」の字がひっくり返っているのは去年の台風のせいでしょうか。

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東武足利市駅から6.6キロ、JR足利駅からでも5.4キロ。1日6本のバスで行くバス停からも徒歩17分。車で訪れる以外の選択肢が絶望的です。

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施設は温泉を中心にゴルフ打ちっぱなし練習場、宿泊施設、ダンスホール、老人ホームなどがあります。

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内部は広い割りに閑散としており、節電のためか所々蛍光灯が消されています。受け付け、ホール、料理担当、アンマさん、見掛けたスタッフは4名。お客さんは10人程度でしょうか。

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広い大浴場。ボディーソープとシャンプー完備。サウナと水風呂も有り。お湯は源泉100%で源泉投入しながらの循環ろ過。源泉温度は40度ありますが、温度を保つための加温有り。そして塩素消毒有りです。お湯はクセの感じられない単純温泉ですが多少のヌメリ感もあり、源泉100%を全面に出しているだけに悪くないです。ただし天井は鉄筋コンクリート剥き出し。

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兎にも角にもその昭和感と寂れ感にやられます。

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展望風呂もあるとの事で2階へ。一旦屋上に出るようです。2階には宴会場やカラオケ、卓球台などがあり、地元のお年寄りたちが楽しんでいました。

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露天風呂を勝手に想像してしまった私が悪いのです。

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少しだけ開けられた曇りガラスの隙間から周囲の山肌が少し見えます。この施設の寂れ感にやられ続けていると、だんだんお湯が極上の物に思えてくるから不思議です。

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天井も剥がれかけています。

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否、実際に剥がれています。

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奥の扉の向こうは露天風呂ではなく涼む場所。その向こうは打ちっぱなし練習場。椅子が一脚打ち捨てられたかのように、ビールケースとともに置かれています。

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打つ場所もあったようなので、かつてはお風呂と打ちっぱなしが繋がってたのかも知れません。フルチンでナイスショット!

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湯上りはいかにも健康ランドっぽい休憩所で寛ぎます。

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生ビールとラーメン。なんかもう素晴らしいです。車で来ている人は飲めないよなぁ。ていうかほぼ車でしか来れないじゃん!
誰にも共感されないかも知れませんが、この昭和感満載で寂れきった場末の温泉健康ランドは、個人的に大満足しました。
来て良かった!
潰れる前に来れて良かった!(閉館前提にすんな)
まぁ老人ホームとゴルフ練習場でどうにかやってるんだと思いますが、これだけの施設を維持するのは大変なんだろうなと思います。
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