桐生市

※まとめサイト等への画像及び文章の無断転載を禁じます。

     ⬜ 温泉リスト(フルプラウザ版) ⬜

    ⬜ 立ち飲みリスト(フルプラウザ版) ⬜

群馬県桐生市(3)、路地裏スナック街

今回桐生を訪れたもう一つの目的として、桐生の寂れたネオン街を巡るという物があります。

IMG_2315

去年の夏に訪れた時は夜でしたが、誰も歩いてない歓楽街にフィリピンパブの客引きだけがあちらこちらに立っていると言う、なかなか強烈なものでした。

IMG_2316

場所としては仲町界隈になりますが、狭い路地があちこちにあります。

IMG_2319

古い建物が建ち並ぶ中にポツリポツリと看板が。夜に訪れてみるとその多くが現役で営業中というのが恐ろしい。しかもフィリピン率がやたら高い。

IMG_2317

地方都市のフィリピンパブは果たして都心から流れて来たものか、という仮説。

IMG_2320

かつては青線も存在したそうですが、どの建物がそうかという確証は持てません。しかし匂う建物はいくらでもある。

IMG_2325

ネオンでナイトクラブ。素晴らしい。

IMG_2329

かつては日本人のホステスさんが多く働き賑わいを見せていた街も、高齢化や人口の減少、景気の悪化など様々な要因で現在のフィリピンパブ街に変化して来たのでしょう。

IMG_2327

去年入ったスナック麻亜紗のある裏路地。今回も顔を出しましたが、ママさんは元気でいらっしゃった。

IMG_2331

その裏路地の裏側。空き地にポツンと取り残された祠。

IMG_2333

このスナック花咲もちゃんと営業しています。

IMG_2335

大通りを渡って両毛線の線路にも近い町外れにも怪しい路地裏スナック街が。

IMG_2336

くの字に曲がった路地。暗渠でしょうか。

IMG_2338

高架線の線路を潜った先、入り口が斜めといういかにもな造り。その脇を入って行きます。

IMG_2339

この辺りは廃墟と化していました。

IMG_2340

なんか、凄まじい荒れ方です。現在では空き地や駐車場の多い歯抜け状態の街ですが、スナック街が確認できる範囲の広さから見て、昭和の最盛期はかなり広範囲にわたって歓楽街が広がっていたと想像出来ます。

IMG_2368

夜は自転車を返して去年も訪れた居酒屋『鳥元』さんへ。

IMG_2366

串一本80円〜という安さ。しかも美味い。地元の常連さんたちに愛されているお店です。

群馬県桐生市(2)、再訪、文化財建築群

臨時快速足利ふじまつり号にて桐生に行ってまいりました。

IMG_2422

外国人観光客も押し寄せる足利フラワーパークで降りても人だらけだしと思い、そのまま終点の桐生まで乗車。

IMG_2431

ちなみにゴールデンウィーク明けの月曜日、帰りがけにちょっとだけフラワーパークに立ち寄って見ましたが肝心の藤は散った後。今年は桜同様開花が一週間ほど早かったのでゴールデンウィーク期間は微妙だとの噂は聞いていましたが。

IMG_2282

群馬県桐生市に訪れたのは3回目。と言っても2回目は暑さに負けて居酒屋とスナックに寄っただけで帰ってしまいましたが。ここ有鄰館隣の矢野園に訪れたのは実に8年ぶり。
2010年5月に訪れた時の様子

IMG_2291

今回は無料のレンタルサイクルを借りて市内をじっくり巡ります。こちらは無鄰館。

IMG_2294

桐生には有形文化財に指定された織物工場の建物が多く残されておりますが、ここは骨董屋およびカフェとして再利用されています。

IMG_2304

こちらは無鄰館の裏手側。一級建築士事務所が中に入っております。

IMG_2302

こちらは旧曽我織物工場。大谷石で建てられています。

IMG_2312

こちらはベーカリーカフェレンガ。このように古い建物を残そうという働きは素晴らしいです。

IMG_2313

しかし観光PRとしての市の取り組みに弱さを感じ得ません。実際古い街並みとしての桐生の魅力は、例えば関東で言えば川越や佐原などと比べて知名度も低い。

IMG_2307

銭湯『一の湯』。ちゃんと現役で営業されています。時間の都合で入れませんでしたが、いつか中に入ってみたいです。

IMG_2344

こちらは両毛線の南側、本町6丁目の歯医者さん。

IMG_2345

その近く、巳町の歯医者さん。いずれも歯医者とは思えないような歴史的建造物です。

IMG_2346

桐生駅南口近くにある旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟を利用した桐生市近代化遺産絹撚記念館。大正6年竣工の登録有形文化財。

DSC_0102

こちらは大正8年竣工の登録有形文化財、桐生倶楽部。地元の有力者たちが集って鉄道や銀行の誘致、電話設置などに尽カし、桐生発展の基礎をつくリあげた場所とされています。

IMG_2348

南側の町外れにある銭湯『三吉湯』。

※三好湯は2019年12月19日、火災により焼失してしまいました。その際、ご主人も亡くなられてしまったとの事で、ご冥福をお祈りします。

IMG_2351

温泉銭湯はよく探しますが、普通の銭湯は今までノーマークでした。しかしこの外観、一目で惚れ込んでしまいます。

IMG_2359

中では食事も出来るようになっています。

IMG_2353

浴室は古き良き銭湯。富士山のペンキ画も見事。お風呂は43度くらいでしょうか、なかなか熱いお湯でさっぱりしました。

IMG_2361

銭湯を出ると目の前にノコギリ屋根。この工場で働いていた人たちが、仕事終わりに三吉湯で汗を流したのでしょう。

このように桐生の街には貴重な建造物がゴロゴロしています。しかし絹産業で発展した街であるのにも関わらず、世界遺産、富岡製糸場と絹産業遺産群に含まれていません。世界遺産の登録は群馬県、沼田市、藤岡市、富岡市、安中市、下仁田町、甘楽町、中之条町、六合村の1県4市3町1村の共同提案が出発点となっていますが、そこに桐生市の名前が無いのです。私などの素人目で見るに、富岡製糸場を見に行くよりも桐生の街を巡った方が、よほど産業発展の勉強になると思うのですがね。

【日記】桐生に宿泊、しかし暑さのため帰宅

奥日光、足尾と巡り2日目の夕方、桐生に到着しました。

IMG_0742

7月の連休はまた記録的な暑さ。特に群馬県の平野部は標高1487mの奥日光とは全然違います。

IMG_0744

夜になっても暑い。とりあえず桐生の中心街に向かい県道66号線の東側に広がる飲み屋街へ。

IMG_0745

入ったのは地元の居酒屋鳥元さん。串1本80円という安さ。焼き鳥を頼んだところ塩かタレかではなく、塩かタレか味噌か醤油かを聞かれます。桐生は4択なのか?と思いつつ味噌で注文。この自家製味噌が甘辛で超美味い。良い店に当たりました。

IMG_0753

居酒屋の後はスナック探索。祝前日の日曜日と言う事もあり殆どの店がお休みでしたが、フィリピンパブがやたら多かった。都内では殆ど見なくなりましたが、こういった地方都市に移っているのでしょうか。

IMG_0752

入ったのは日本人のママさんが切り盛りするスナック麻亜紗。祝日なので早めの店仕舞いでしたが、また来たいと思います。

IMG_0755

翌日海の日は上毛電鉄西桐生から東武経由で帰宅。

IMG_0756

あまりの暑さに2回目となる桐生の街歩きは次回に持ち越しという事で。

IMG_0757

自転車が乗っている、これぞ上毛電鉄。それよりも夏祭りの車内装飾がエゲツないほどでした。
次回は桐生の飲み屋街を昼間に撮影したいと思います。

群馬県桐生市(1)、文化財建築群

 足尾銅山で有名な渡良瀬川の中流域、桐生川が合流する辺りに養蚕、毛織物産業で栄えた町、桐生はあります。

IMG_1490

 街の中心部を歩けばさすが織物の町だけあり、洋服屋や呉服屋ばかりが軒を連ねる。商店街もまた昭和の匂いを色濃く残しております。

IMG_1486

 古い木造建築なども多く残されており、地方都市の空気を満喫できます。

IMG_1491

 かつての栄華を偲ばせる立派な蔵や屋敷が町中に点在。上の写真は国登録文化財有形建造物『金善ビル』。普通に文化財がゴロゴロしている。

IMG_1501

 老舗の鰻屋『泉新』。創業天保元年と言うから1830年の江戸後期。

IMG_1500

 同じく『泉新』の土蔵。

IMG_1495

IMG_1496

 街を歩いていると、至るところに赤煉瓦の塀が現れる。

IMG_1502

IMG_1505

 大通りから横道に入れば、町屋にも木造家屋が多く残されております。

IMG_1508

 市指定重要文化財『矢野本店(矢野園)』 。1717年創始者である初代矢野久左衛門が近江から来住し、1749年二代久左衛門が店舗を構えたことに始まる。つまり近江商人。
 実にシビレるキリンビールの看板が印象的ですが、現在では米とお茶を売っており、ビールは売ってない。

IMG_1513

 矢野園内部の階段下収納。半ば観光地となっているので、お土産屋も営んでおります。

IMG_1511

 市指定重要文化財『有隣館』。多目的イベントスペースとして再利用されておりますが、元々は矢野園の味噌、醤油、酒など醸造品を保管していた蔵。

IMG_1517

 矢野園の向かいにも、これまた古い木造建築が。

IMG_1507

 矢野園のはす向かいにある三越のブティック(プチ三越)。織物産業で栄えた街はセレブの街でもあり、全国展開していた当時の三越遺産。確かに三越は元々反物屋から始まっているから織物の街桐生に有ってもおかしくない。

IMG_1492

 桐生は夕方訪れた事もあり、ごく一部しか回れませんでした。今度はじっくり一日掛けて回りたい街です。
 それにしてもこれだけ古い町並みが残っているのに観光地として売り出してないのが勿体無い。もっとも町歩き自体がマニアックではありますが、この町並みは貴重な財産だと思います。山に向かえば長良川渓谷や足尾銅山などもあるし、いいロケーションでもある。
 東へ県境を越えて栃木に入れば、同じく古い町並みが残る佐野市がありますが、あそこは『佐野ラーメン』という名物で人が多く訪れる。やっぱ観光客を呼び寄せるには食い物が重要なのかも知れない(失敗例も多いが)。

※2010年5月訪問
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ブログ紹介
都内、近郊の古い街並みや建造物、路地裏などの写真とレポートを載せています。また、国内の寂れた観光地やマニアックな温泉スポット、廃墟などもご紹介。

鰻田ニョロの小説部屋
→昔書いた小説など
カテゴリー
最新記事
記事検索
  • ライブドアブログ