静岡県

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静岡県伊東市、赤沢露天風呂~黒根岩風呂

 オーシャンビューの共同浴場露天風呂は最近テレビやCMなどで随分とメジャーになっておりますが、伊豆高原に行ったついでに立ち寄ってみました。まずは伊豆半島に幾つかある海岸沿いの露天風呂のひとつ、赤沢露天風呂から。

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 伊豆高原の少し南にある入り江に、数軒の温泉民宿と漁港があります。こぢんまりとした静かな集落で、こういう所には一度泊まってみたい。

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 国道から集落へと入ると右手に、元々露天風呂を管理されていた民宿『砂場』さんだった廃墟がポツンと一軒。その手前には近くで湧く7号源泉が貯められている所が。手を入れると丁度良い湯加減です。

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 海の方を見ると狭い通路があります。ここが入り口。一応今でも地元の方が管理されているらしいのですが、以前マナーの悪い輩が多かったせいで、ここは露天風呂ではありませんと表示されています。特に脱衣所などはなく、岩場に衣類とタオルを置いておきます。まぁ、こちらは現在無料の足湯と名目上なっているので、衛生面で責任を持ちませんという事みたいです。

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 最初入ろうとした時お湯は少なく、寝そべれば浸かれるくらい。しかも38度ぐらいでしょうか、かなりぬるく、湯船の底にも苔が残っていました。なんだか露天風呂というより池に入っているような、野湯のような感覚。しかし浸かっているとやがて、湯船の中の源泉投入口から気泡とともにボコボコと、大量な源泉が送り込まれて来ました。

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 ここのお湯は温泉施設で使い切れなかったお湯が海に捨てられる前に貯められるような形になっています。そのため温度がだいぶ下がってしまったのかと思われます。しかし泉質は悪くなく、実に良いものです。あまり特徴は感じられませんが、舐めると非常にしょっぱいアルカリ性単純温泉。じっくり浸かっているとじんわりと温まり、汗が滲んで来ました。

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 次に訪れたのは赤沢からさらに南下した北川温泉。ほっかわ温泉と読みます。民宿や旅館などが10軒もないくらいの小さな温泉街です。

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 その北の外れに、黒根岩風呂の源泉と足湯があります。

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 海辺の小さな小屋には管理されている方が常駐しており、そこで入浴料600円を払います。ちなみに北川温泉の宿に宿泊されている方は無料。ここは共同浴場と言うより、向かいに建つ巨大ホテル「望水」さんが主となって管理している組合の露天風呂を、日帰り入浴として開放しているような感じ。

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 まさに波打ち際。半分は屋根があるものの、嵐の日はさすがに波しぶきが入って来るんじゃないでしょうか。

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 手前が屋根付きの脱衣場と半露天混浴浴槽。その奥に完全な露天混浴浴槽。さらに奥には女性専用の脱衣場と露天風呂。そのため、女性専用露天風呂に向かう女性は男湯の前を通らなければなりません。ただし夜7時から9時の間は全ての浴槽が女性専用となります。因みに撮影に際しては、入浴されている方々に声を掛けました。

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 道路の下を通って引かれているナトリウム・カルシウム塩化物泉が、三つの浴槽それぞれに分かれ、岩肌を伝って掛け流されています。源泉温度が高いためか、これだけ広い露天風呂にも関わらず、丁度良い湯加減です。天気が良かったら、さぞ気持ち良かった事でしょう。このような素晴らしいロケーションで、お湯もそんなに悪くなく、なかなか素晴らしい露天風呂でした。

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静岡県伊豆高原、崩壊した廃ループ橋

 廃墟サイトじゃないけれど、廃墟は好きです。廃墟の専門家には足元にも及びませんが、ネットで目にした時からいつかは行ってみたいと思っていた物件。それが今回訪れた伊豆高原の廃ループ橋です。場所は伊豆急線伊豆高原駅から山沿いに少し南下した山あい。歩くとちょっと有りそうだったのでタクシーで向かいました。
 国道から八幡野の別荘地へと向かう道を入り程なく、だいたいの場所は調べて行きましたが右手山側の斜面に遮られて、なかなか見つけることが出来ません。

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 行き過ぎたかなとも思えた所でタクシーを止め、振り向いてみるとそれは姿を現しました。これ、赤い橋ではなく赤く錆びきった橋なのです。

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 真下まで戻り見上げてみると、なんとも言えない迫力があります。ループ直下は仮囲いで塞がれており、伊豆高原側に歩いてみても崖に近い斜面。
 さあどうする!
 登る?登っちゃう⁉︎

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 行っちゃいました。この時、自分の中で何かが吹っ切れた。灌木を掴み、足場を確保しながら藪の斜面を突き進む。やがてループ橋の裏側に。

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 ついに来た。この不自然なうねり。無茶な勾配とカーブ、それにバンク角。富士スピードウェイ幻の30度バンクを彷彿とさせるなんて言ったら言い過ぎですね。

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 正式には赤沢八幡野連絡橋と言いますがこの道、廃墟系サイトではよく取り上げられており、工事が途中で中断された未完成ループ橋などと紹介されていますが、実際は1976年に完成して後に放棄された廃道なのだそうです。
 経緯については『6Frogs〜行ってみたら凄かった』様が大変詳しく調査されています。
http://ameblo.jp/6blogs/entry-10922398673.html

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 この廃道は元々、山の上にある八幡野の別荘地が開発されるに際して、その工事関係車両が既存していた赤沢別荘地を抜けて行かないよう、ショートカットするために造られたとか。この不自然なうねりは建築基準に達してないため、地震なども含めた長い年月の末に変形してしまったようです。

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 その結果、崩落!
 落ちてるし、落ちたまま放置だし!
 この廃ループ橋はもちろん危険ですので、行かれる方は自己責任でお願いします。

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 帰りは路盤を辿って下を走る道路との合流地点を探してみます。崖って登るの楽だけど降りるのは大変なので。

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 ちゃんと戻れるか不安でしたが、最終的には藪を掻き分け帰還しました。かつての赤沢八幡野連絡道路への分岐点は、現在の道路から見てもその面影を見つけることは困難です。

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静岡県熱海市(8)、龍宮閣に再訪・福島屋旅館・駅前浴場

 主立った共同浴場は先週(笑)回ったので、今回は昭和感ハンパない温泉旅館に日帰り入浴です。

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 四年前、飛び込みで宿泊し、その建物の古さに感動した『龍宮閣』に立ち寄って来ました。先週時間がなくて外観を撮るにとどまった時のリベンジです。

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 過去宿泊した際撮り忘れた浴室。非常に狭い浴槽ですが、手前半分は浅くなっており寝湯が出来ます。しかしなんと言っても見事なのがモザイクタイルによるタイル画。ただ、湯気を抜く通気穴が小さいためレンズが一瞬で曇ってしまう。
 浴槽の淵が茶色いのは酸化した鉄分が含まれているのか、折出物として凝固し、恐らくはデッキブラシでガシガシやっても取れないのでしょう。これもお湯がいい証拠なのですが、口コミなど見ると汚いと不評です。ピカピカな浴槽に入りたかったら、大型高級ホテルにでも泊ってください。
 お湯は、じんわりボディーブローのように効いて来る感じで、あまり長湯し過ぎると逆に疲れてしまうかも。

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 海沿いの中心街を少し奥へと進んだ住宅街に、清水町浴場という共同浴場があります。ただこちら、見ての通り比較的新しい建物で情報によれば塩素消毒をしているとか。塩素消毒自体けっして悪いことではないのですが、温泉好きの間ではすこぶる不評で、塩素消毒してある所は温泉じゃないと言う意見もあるほど。私自身は温泉にハマり始めた当初から塩素消毒を避けて来たので、どれくらいガッカリなのか正直なところ分かりません。ここは勉強の為にも入るべきだったかも知れませんが、折り悪く地元の方が入られて行きました。情報によればここの浴槽は一人入ればいっぱいいっぱいな狭さとか。仕方なく断念。もっと入りたい所、撮りたい場所があったので先を急ぎました。

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 清水町から海岸べりの渚町へ。その路地裏スナック街の真っ只中に渚浴場という共同浴場があるとの情報を元に訪れました。しかし探せど探せど見つからず。なんと情報元であるサイトが古く、渚浴場はすでに営業を終えていました。地元の兄さんに尋ねたところ全く知らないらしく、かなり昔に無くなっていたと思われます。ただ建物だけは残っていましたが、これじゃあ見付からないわけです。

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 こちらは熱海駅から市街地へと下る坂道の下の方にある福島屋旅館。正面は火事から守るためにモルタルが塗られていますが、中身はバリバリの木造建築です。

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 創業明治初期の老舗で、現在の建物は昭和19年の大火(3回の内の2回目)後に再建され、増築されて行ったもの。これがまた、建設当初そのままと言った感じで、龍宮閣と肩を並べるくらいの古さ。

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 脱衣場の洗面台なんかもモザイクタイル貼りで感動ものです。

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 また証明が白熱灯の薄暗い雰囲気を出すためか、あえて暖色系でワット数の少ないLEDを使っています。

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 浴室も超古い。そんで浴槽が意外なまでに広い。しかし広いながらも加水加温無しの源泉掛け流し。
 またここは、地元の方々に共同浴場として開放もしているそうです。

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 熱海駅の向かいには幾つかの雑居ビルが立ち並んでいます。そのちょうど裏側、県道沿いにひっそりと佇んでいるのが、この駅前温泉浴場です。上の写真は先週撮ったもの。
 営業時間は、14:00~22:00。水曜定休。

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 最後に訪れ夕方の四時を回っていたため、中は地元の方たちで大盛況。入って右手に番台があり、左手に待合室。手前が男湯、奥が女湯で、案外広々としています。しかし私以外に最大四人も居たため、内部の写真は撮れませんでした。
 洗い場は六つ、浴槽は三人入ればいっぱいといった感じです。建物もそうですが内部もそこそこ古く、地元感が凄いです。お客さんの一人でロッカーの鍵が開かないという方が居て、番台の姉さんが入って来ました。思わず前を隠す男たち。上から金属の鍵を差し込む簡単な鍵でしたが一向に開かず、たまたま私が電動ドライバーを持っていたので蝶番を外し一件落着。
 そうそう、肝心のお湯ですが、かなり高温の源泉をたまに加水しながら掛け流しています。特徴はあまり感じられないものの効果は高く、湯上がりは汗が止まらなくなりました。

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静岡県熱海市(7)、旧赤線地帯再訪〜渚町

静岡県熱海市(7)、旧赤線地帯再訪〜渚町

 以前訪れた中央町のカフェー建築を見て行こうと、初川沿いの路地を入って行きました。
下の写真はおよそ4年前に撮影したものです。

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 しかし、訪れて見たら既に解体され更地になっていました。

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 熱海の赤線地帯跡の中では最も代表的とも言える建物だったのですが、残念でなりません。ただ、他の建物は今だ健在でした。

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 以前撮影しなかった物件を撮っていきます。

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 実際のところ、カフェー建築の面影を残している建物は、撮りきれないほど存在します。

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 特徴的な建物はかなり広範囲に建っており、何処までが娼館だったのか、実際確証は持てません。

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 初川の北側にはスナック路地などもあります。

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 このような路地裏スナック街も、どこまで現役で営業しているのか、夜に訪れて見ないと定かではありません。

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 こちらは芸妓さんが練習したり詰めたりしている見番です。芸妓さんも昔に比べたら相当減っていると思われます。熱海では特に企業による団体旅行の最盛期、その役割をコンパニオンなどに奪われていったでしょう。そのコンパニオン業界も今や風前の灯火。今現在残るこの見番は、むしろ伝統芸能に近い形で観光向けに保存されているだけかも知れません。

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 中央町より海側へ大通りを一本越えると渚町になります。

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 渚町と地名だけ聞くとお洒落な感じがしますが、実際はソープランドからファッションヘルスまである、バリバリの風俗街です。

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 ここにも赤線地帯だった歴史があるのか、カフェー建築も残っています。

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 古い雑居ビルの中は通り抜けられるようになっております。

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 中には営業しているのか謎なスナックが軒を連ねています。果たして、これだけ怪しげな店を訪れる観光客など居るのでしょうか。

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 中央銀座通りにはストリップ劇場も残っています。かつて熱海が巨大歓楽温泉街だったのは、過去の話ではないのかも知れません。

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静岡県熱海市(6)、坂の途中の建築物と廃墟

 熱海はとてもじゃないけど一日では周り切れません。というわけで再訪です。最近は掲載する写真の点数を絞らず増やすようにしているので、記事の数も多くなってしまいます。

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 山の上の熱海駅から海沿いの市街地へ、何気なく坂を下りてゆく途中にも、実は凄まじく古いビルなどが多く残っています。

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 山沿いを通り来宮へと抜ける道に入るところに建っているビル。かなり年季が入っています。

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 建設の困難な傾斜地に4〜5階建の雑居ビルが軒を連ねています。しかも土地を有効に活用しようと道路のカーブに合わせてビルも弧を描いています。現代でもそうかも知れませんが、当時の建築技術ではさぞかしお金も技術も必要とされたのではないでしょうか。昭和40年代辺りでしょうか、それだけ最盛期の熱海は凄かったのだと想像が出来ます。

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 海沿いの市街地、銀座通り商店街で見つけたミカンの自販機。夏場は何を売ってるのか気になる。

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 熱海は比較的建設の新陳代謝が良く、廃墟化する前に解体する事が多いようです。上の写真は市街地のド真ん中、渚町に残る廃ビル。

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 市街地を抜けて南端、熱海城の下まで行くと、崩壊している廃墟があります。いつ閉館となったのか不明ですが、熱海海浜ホテルと書かれた看板が確認出来るこの物件、相当な年月の間放置されていたのでしょう。

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 凄まじいのがこの崩落っぷり。足場が組んであるので一度は解体しようとしたのでしょうか、しかし足場は錆びメッシュシートは風雨に曝され所々剥がれ落ち、崩れ落ちたベランダのガラを辛うじて支えているのみ。歩道の上の落下防止の仮設材(通称アサガオ)があるものの、熱海市の土木課が通行止めにして警備員も二人常駐させている様子。ホテル、地権者、不動産業者、解体業者、ことごとく逃げてんじゃないかと。

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 更に奥へ進むと、一階がお土産屋さんで二階から上が集合住宅、だった廃墟があります。

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 ここは熱海市街地の南端で行き止まりとなっており、初島や大島へ向かう船の埠頭と、熱海秘宝館や熱海城へ昇るロープウェイ乗り場しかありません。秘宝館はいつ無くなるとも知れないので行ってみたいのですが、行ったら行ったで面白くて半日は潰してしまいそうなので、今回はパスです。

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 埠頭に出て振り返ると熱海の市街地が一望できます。昭和の時代はよく百万ドルの夜景なんて言われてましたが、今ではその多くがリゾートマンションに埋め尽くされ、夜は真っ暗になるとか。

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