23区以外

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町田市原町田、仲見世商店街~ちょんの間跡地

 町田市はよく神奈川県だと思われがちです。新宿から小田急に乗り、多摩川を越えて一旦神奈川に入り、百合ヶ丘などの山里を越えた向こうにあるので、無理も無いです。繋がっていても飛び地扱いなのが町田。

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 しかし町田は、その辺の地方都市よりもずっと栄えています。この時点で密かに地方扱いなのは内緒。

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 小田急とJR横浜線が交差しているため、新宿にも横浜にも出られるのが魅力で、丸井を中心とした商業地区はいつも活気に満ちています。ハンズもあればドンキもある。

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 かつては長崎屋もありましたが、すでに潰れて解体中。しかしながら、車社会となった現代で、これほどまで廃れずに賑わっている郊外の駅前も珍しいです。

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 町田は大田区や下町方面と違って高齢化問題も無く、街は若者に溢れています。さすが小田急沿線と言ったところでしょうか。商業施設の前のスペースに屋台のワゴンを停め、簡単な椅子を並べただけの、気軽に飲める店を見つけたりもしましたが、コロナビール500円。oh!リッチピープル!
 駅前の路地にも立ち飲み屋は有りましたがチェーン店系で、立ち飲みのクセにお通しキャベツで200円も取る。

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 そんな商業地区の奥に、昭和の香りが残る仲見世商店街があります。

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 一年ほど前に一度通り過ぎた事があるのですが、その時と比べて随分シャッターが閉ざされています。

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 この商店街は関東大震災後、旧国鉄原町田駅前(現在のJR町田駅より南)から旧町田街道までの抜け道として出来たそうです。

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 商店街の中ほどに路地があり、商店街と並行する形で飲食店街があります。

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 商店街は震災後の建造だからでしょうか、丈夫な鉄筋コンクリートで出来ていますが、その脇の飲食店街は青空にバラック。

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 店は居酒屋からバー、スナックまで、一通り揃っています。

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 路地の奥には共同トイレ。つまりこの飲食店街はトイレの無い屋台が発祥という事でしょうか。

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 仲見世商店街の一本町田駅寄りの路地に佇む立ち飲み屋『まる助』。

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 飲み物400円均一(生ビールは小さめ)、食べ物300均一。お代は湯呑みにお金を入れておけば、そこから大将が抜いて行くシステム。
 内装は新しくしてますが、建物自体はかなり年季が入っており、大将が一人で店を切り盛りしてます。
 激安とまでは行きませんが、地価も高いのかも知れず、まぁ、こんなもんかなと言ったところ。しかし、町田に於いては貴重な存在です。

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 一方、JR横浜線町田駅を越えて南口に出ると、先ほどまでの賑わいが嘘のように閑散とします。

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 南口を出てすぐのところを流れる境川の周辺はラブホ街となり、急に人影が無くなります。ただ、一人の外国人女性が橋の袂でずっとスマホをいじってたりして、実に疑わしい。

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 そのラブホ街の奥にはかつて「田んぼ」と呼ばれていた、ちょんの間地帯が広がっていました。実はこの境川が県境で、川の向こうのちょんの間跡地は神奈川県相模原市鶴間本町となります。当時は東南アジア系不法入国者の温床とも言われていました。

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 その昔よく「追跡!警察24時」みたいなドキュメンタリー番組で、神奈川県警による町田のちょんの間一斉摘発の瞬間なんかをやっていましたが、橋を渡っちゃえば管轄外になって逃げられたりしたんでしょうか。(笑)

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 度重なる一斉摘発の末、2007年頃には壊滅。その後立ちんぼが周辺のホテル街に出没していますが、跡地は現在、ただ駐車場が広がるのみ。

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武蔵村山市緑ヶ丘、日の出ストアーの落日

 JR立川駅より多摩モノレールに乗り、西武拝島線玉川上水駅を越えて終点の一つ手前、桜街道駅で降りる。そこから畑しかないような道を延々と歩くこと10分、やがて都営村山団地が見えて来ます。あまりに遠い道のり。

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 この村山団地が鬼のように広く、この時点で一瞬気が遠のきます。

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 団地の北側は古い団地をリフォームしただけですが、南側は建て替えたのか中層の団地が建ち並びます。

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 その団地の南端に、忘れ去られたように日の出ストアーは佇んでいました。

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 しかしよく見れば入り口は閉ざされ落書きまでされています。

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 もう、この建物を発見した時からあった予感は、確信へと変わりました。入り口には鍵が掛けられており、中を覗けば閉ざされたシャッターの列。

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 左脇には建て増ししたように居酒屋。しかしとても営業しているようには見えません。

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 更に奥には小さなスナックが。こちらも営業しているようには見えませんが、もし営業していたら逆に興味が湧きます。こんなところと言っては失礼ですが、どんなママさんとどんなお客さんがいるのか。

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 目の前には比較的新しい団地が聳え建っており、コントラストが半端ない。ストアーや居酒屋、スナックともに、利用者の高齢化が閉店に繋がってしまったのかも知れません。

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 日出の文字が、なんとも皮肉に見えてきました。

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府中市府中~分倍河原、街道の交差する宿場町

 京王線府中駅を降りたのは何年振りだろうか、南口駅前では大々的な工事が行われておりました。

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 周辺は派手な再開発こそないものの、マンションが林立しています。しかし一歩路地を入れば昔からある住宅街。

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 駅から少し離れれば、こんな渋い魚屋さんも。これでも一応、営業中です。

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 駅の西側には大国魂神社へのケヤキ並木。昔は確か対面通行だったような気がしますが、片側を歩道にして一通になってました。

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 ケヤキ並木の途中には『縄文の湯』という入浴施設があります。ここがなんと、ナトリウム塩化物泉の天然温泉が湧いているそうです。HPの表記によれば源泉43度との事なので多少加温してるかも知れず、特に温泉臭も漂って来ないので循環してるかも知れません。今度ゆっくり訪れてみたいとも思いますが、利用料金が2400円(90分だと1500円・土日祝日プラス500円)と健康ランド料金なので微妙なところ。

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 並木道の一番奥にはくらやみ祭りで有名な大国魂神社があります。紅葉はかなり落ちてしまい冬枯れの雰囲気。

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 長い参道の奥には立派な本殿。少し遅めの七五三参りをする家族連れの姿も。この大国魂神社の境内はその昔、武蔵国の国府が置かれていた場所であり、いわゆる武蔵の中心地でした。

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 府中街道と甲州街道の交差点には、街道筋らしく立派な倉造りの酒屋さんがあります。

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 その向かいには史跡の高札所跡。ただこの史跡、塀と門だけで中はただの空き地となっています。もっとも高札所とは法令などを庶民に告知する掲示板なので、建物などは最初からありません。空き地は大国魂神社の御旅所であり、くらやみ祭りの際には神輿が一晩この空き地に置かれるそうです。

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 大国魂神社より旧甲州街道を西に、分倍河原方面へと歩いて行きます。

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 街道沿いには宿場町の面影か、かなり古い建物が多く残されております。

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 しかしどの建物も立派で、かなり栄えていた事が伺えます。

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 都心ではなかなかここまで古い建物が残っている街も少ないです。やはり、関東大震災の大火や空襲などによる消失を免れていたからなのでしょうか。

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 ほんの10分少々あるけば分倍河原の駅に着きます。

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 小さな商店街があり、僅かながら路地裏のような場所も存在します。

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 夜になれば賑わっているだろう飲食店街。

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 夜に訪れる機会があれば、立ち寄ってみたいです。(可能性は低いですがww)

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東京都奥多摩町、水根線廃線跡

 青梅線の終点奥多摩駅を降り、川を渡る橋の上でまず目を引くのがこの奥多摩工業です。

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 山肌にへばり付くように建つプラントは、ラピュタに出て来る炭鉱の街を想像させると言ったら言い過ぎだろうか。しかし実際に見るとかなり迫力あります。

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 こちらはプラントの対岸にある集落。セメント工場の従業員が住んでいるのだろうか、社宅らしき物も建っておりました。しかしながら渓谷。急な斜面にへばり付く集落のため、坂道の斜度がハンパねぇ!

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 昭和17年の貯水槽。秋川町警防団と記されています。

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 こちらはトロッコ列車の走っていた廃線跡です。右奥に見えるのはトンネル。線路も一部残っておりました。

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 この水根線は最初小河内ダム建設工事用鉄道として開通。ダムの完成後、奥多摩工業へと譲渡され貨物輸送もされていたそうです。観光鉄道への転化も計画されていたそうですが、話は宙に浮いたまま50年近くの歳月が経ってしまいました。

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 遠くからプラント。その手前の立派なアーチ橋は廃線跡です。

撮影・2003年9月

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都内、近郊の古い街並みや建造物、路地裏などの写真とレポートを主に載せています。また、国内の寂れた観光地や地方都市、マニアックな温泉スポットや廃墟などもご紹介。

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