青森県

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青森県下北半島(4)、イカとネコとアーチ橋の下風呂温泉

 下北半島北部、津軽海峡に面した海沿いに本州最果ての温泉街、下風呂温泉があります。

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 青森から一時間半列車に揺られて下北駅、そこから更にバスで一時間という、非常に辺鄙な場所です。

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 海、県道、旧道沿いの温泉街、幻の大間線のアーチ橋、山、といった地形。平地は極僅か。

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 街というより集落ですが、ここには2軒の公共浴場があります。上の写真は「大湯」。訪れた月曜は定休日でした。

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 もう1軒が「新湯」。

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 大湯とは源泉が異なりますが、同じ酸性・含硫黄ナトリウム塩化物・硫酸塩泉です。

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 無色透明ですが少々ぬめりのある濃いいお湯です。ただ、とにかく熱い。95度の源泉がダバダバ掛け流されていますが、浴槽は何度なのか。しかし地元の方々は平然と入られている。おかしいって!

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 宿泊は民宿「さつき荘」さんにお世話になりました。綺麗な内装と広いお部屋。女将さんがバス停まで迎えに来てくれるなどの行き届いたサービス。これで一人8500円は安い。さらにお湯が素晴らしい。含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物温泉の源泉はここと足湯でしか味わえないのですが、日によって灰色になったり黒くなったり乳白色になったりするそうです。硫黄成分が濃く発汗作用がハンパない。こんな北の外れにこんな良い温泉があったなんて!

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 お風呂に行く途中、幻の大間線のアーチ橋跡が目の前に見えます。

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 そのアーチ橋は遊歩道となっており、途中にホームを模した休憩所が設けられています。そこにある足湯が「さつき荘」さんと同じ源泉を引いており、海を眺めながら楽しめます。

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 漁港にある活イカ備蓄センターではイカでレースをするという奇抜な「烏賊様レース」なるものが行われます。ただ、アウトコースめっちゃ不利。(笑)

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 レースをさせたイカは、美味しくいただきます。

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 たとえ羨ましそうに見つめられても、猫にイカ食をべさせてはいけません。

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 だからって、ネコとイカが仲良く夕日を眺めるTシャツってwww
 思わず買ってしまいました。

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青森県下北半島(3)、恐山境内の共同浴場

 下北半島の真ん中に位置する恐山は、比叡山、高野山と並ぶ日本三大霊場のひとつです。

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 観光地としては字面も相まって心霊スポットのような暗いイメージがありますが(実際心霊スポットですがww)、大自然に囲まれた綺麗な景色と歴史ある古刹は訪れる価値充分です。

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 カルデラ湖周辺の荒涼とした景色は人々に冥府を連想させますが、温泉好きの目には硫黄泉の湧く温泉地にしか見えません。

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 硫黄系の温泉地ではよく見る噴煙地帯ですが、その広さがハンパない。

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 ただネックなのはバスが1日4~5本しかない事。田名部からタクシーだど4~5千円掛かってしまいます。

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 総門を潜ると左手には立派な本堂。この木造建築がとにかく格好良い。

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 そして山門を潜ると左側手前に古滝の湯という温泉が。そう、入山料500円を払い中へ入ると、なんと境内に無料(入山料は掛かってますが)の温泉公共浴場があるのです。この日は女湯。

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 左手奥には冷抜の湯(女湯)。恐山を訪れる観光客は、まさかこんな所で温泉に入れるとは知らない人が多いです。ちなみに総門右側の売店でタオルも売ってます。

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 右手には薬師の湯。こちらが男湯となりますが、玉砂利の真ん中にポツンと建つほっ建て小屋の違和感たるや!
 さらに参道脇にあるため、お湯に浸かっていると観光客が窓からチョイチョイ中を覗いてくる。見せ物じゃねェ!(笑)

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 ただ、掛け流される含硫化水素緑礬泉のお湯は最高です。肌にピリピリ来るような刺激的な濃さ。まさかこんな所でこんな良質なお湯に浸かれるとは驚きです。

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青森県下北半島(2)、田名部~最果てのネオン街

 下北半島はかつてヒバの産地として林業で栄えてました。現在では漁業のほか、人口の少ない最果てのち地という立地のためか自衛隊の基地や施設が多くあり、東通村には原発まであります。

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 そんな下北半島の中心的な街、田名部。鉄道すら廃止された末期的なこの街に、意外なほど広いネオン街が存在します。

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 田名部神社の参道から脇に狭い路地「田名部横丁」があります。入ってすぐ右手にはタクシーの運ちゃんオススメの居酒屋「善(2号店)」が。

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 社長が漁師をやってる店だけあって、魚介メニューが豊富。

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 そして、この田名部横丁を抜けた先にはネオン街が広がっています。

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 この縦横無尽に走る路地の多さが想像を絶する。

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 昼間の人通りの少なさを考えると、絶対需給バランス取れてないとか思う。

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 かつては花街もあったそうで、路地の狭さや複雑さも頷ける。スナックに入ろうにも目移りしちゃって迷います。

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 結局、地元の酔っ払いにリサーチして突入。

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 まさに北酒場。気付けば午前2時まで飲んでました。

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青森県下北半島(1)、下北交通と幻の大間線

 下北半島の中心部に位置する半島最大の街、田名部。

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 上の写真は下北交通の田名部バスターミナル。かつてはJR大湊線の下北駅よりこの田名部を通り津軽海峡に面した大畑まで鉄道が走ってました。しかし1985年、旧国鉄大畑線が廃止。その後地元の下北交通が鉄道事業を引き継ぎ存続していましたが、施設や車両の老朽化に重ねてマイカーの普及による利用客の減少から2001年に廃止。以来、駅の無い街となってしまいました。

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 そのため現在、田名部へは下北駅からバスで行くしかありません。

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 しかしこのバスが朽ちかけている。経営の苦しさが伺えます。
 
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 上の写真は田名部の先、大畑にあるかつての終着駅、大畑駅跡。

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 レールもそのままで、右手の車庫には旧国鉄から譲り受けた車両も保存されています。

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 駅舎は現在、バスターミナルとして再利用されております。

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 鉄路は大畑から更に北西、大間まで繋がる計画がありました。これはかつて、旧日本軍の大間軍事要塞まで資材を運ぶために鉄道が建設されていたのですが、昭和17年、戦況の悪化を受けて完成間近にして工事が中止されてしまいました。津軽海峡沿岸には今でも使われる事の無かったトンネルや橋梁などが残っております。

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 沿岸には崩壊しかけた橋脚など味のある遺構が沢山あるのですが、下風呂温泉のアーチ橋は復元され観光名所の一つとなっています。ホームをモチーフとした休憩所では、海を眺めながら足湯に浸かれる。

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 田名部の民宿「中村」さんの裏に、昔のバスが朽ち果てていました。

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 よく見ると、なんと国鉄の文字が!

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 田名部から陸奥湾側の脇野沢まで走るバス路線で使われていたものです。

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青森県青森、閑散とした駅前とのっけ丼

 日記の続きです。そんなこんなで昨日の昼、青森に到着しました。

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 新幹線はひとつ手前の新青森までにしか来なかったため、両手を挙げて開通を喜べない青森。駅前が閑散としていたのは、お盆のせいでしょうか。

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 街自体は開発が進んでおり、真新しいビルが建ち並んでおります。低いけど。

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 やたら空き地や駐車場が多いところを見ると、昭和の古い建築物がどんどん壊されて行っているような気がします。

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 残っている建物も老朽化が激しく、えらい傾いていたり。

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 あまり時間が無かったので、寂れたネオン街などを探せなかったのですが、寂れた路地裏などはちらほら。

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 廃墟化したスナックなどが多く見られます。

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 駅から歩いてすぐの所に、観光客に解放された市場「漁菜センター」があります。

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 ここの名物は「のっけ丼」。釧路の勝手丼と同じく、どんぶりごはんを片手に市場をうろうろして、好きな具材を乗せて行きます。システムは10枚綴りや5枚綴りの100円券を買い、各売り場で小割けにされた具材と交換する形。

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 ごはんは二枚。具材はだいたい一枚と交換ですがウニや大間のマグ口は三枚だったり。一人十枚でスタートしましたが、足りずに五枚追加。つまり一食1500円となりました。まあまあ良心的な価格でした。

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都内、近郊の古い街並みや建造物、路地裏などの写真とレポートを主に載せています。また、国内の寂れた観光地や地方都市、マニアックな温泉スポットや廃墟などもご紹介。

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