群馬県

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【日記】毎年恒例万座温泉日進館2017

 冬の間は仕事が忙しく、休みが取れればスノボに行ってしまう。なので毎年この時期は更新が停滞気味になってしまいます。そんな訳で、久々の更新がスノボ旅行という訳です。

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 万座温泉日進館は年に一度必ず訪れる恒例となっています。スノボが出来て最高の温泉があって、しかも安い。しかし日進館はメディアへの露出が増えたせいか、年々予約が取り辛くなって来ております。

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 お風呂は内湯、露天、離れのお風呂と、大まかに分けられるのですが、今回は離れのお風呂、満天の湯から。しかしいざ入ろうと思ったら丁度清掃に入るとの事で入浴出来ず。よくよく見てみたら道すがら幾つも掲示された案内板には、7時から8時まで清掃時間としっかり書かれていました。どうりで一人も入っていない訳です。結局内湯の大浴場で入浴し、寝る前には露天風呂に浸かりました。

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 それにしても、ここ一年様々な温泉に入って来ましたが、一年ぶりに入る万座温泉の湯はやはり強烈で、その濃さと刺激の強さを再認識させられます。

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 24時間入浴可能の露天風呂に浸かれば月が綺麗。湯口からは源泉がダバダバ。その横から加水用の水がチョロチョロ。ほぼ源泉95%と言った感じです。源泉温度が85度と高くとも広い露天浴槽で冷めるため、丁度よい加減になります。

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 到着日に続いて二日目も良い天気。積雪量は万座に限らず言える事ですが、ここ数年連続でかなり少なくなっています。

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 肝心の雪質は1日目に続き二日目もガチガチなアイスバーンと最悪なコンディション。なので万座プリンスホテルに日帰り入浴しました。内部の写真はありませんが、多くの温泉ファンが口を揃えて絶賛しているお風呂です。私などはひねくれているので、どうせ金持ち観光客がサービスや施設の綺麗さ、浴槽の広さにラグジュアリーな雰囲気を求めて好評価を受けているのだろうなどと勘ぐっていましたが、とりあえず一回は入ってみない事には何も言えないと思い、訪れました。

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 まず内湯。最初に感じたのはその匂いの強さ。浴感はサラサラで比較的入り易い印象で、同じ万座でも日進館とは全く違う印象。内湯から露天に出ると開放感のある斜面に三つの浴槽があります。手前から熱め、ぬるめ、混浴浴槽(女性専用露天から入れるようになっており、女性は湯編み着用可)と続いているのですが、加水率が高いためか白濁しており、内湯より薄い印象でした。
 しかし、その入り易さや露天風呂の開放感を考えると、プリンスのお風呂が最高だとの意見も頷けます。結局は好みの問題で、ここのお風呂は充分素晴らしいものだと思います。

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 二日目の晩に雪が降り多少積もりましたが、スノボ的に薄い新雪ではいまいちのコンディション。という訳で、三日目も滑りはほどほどに湯巡りをしました。こちらはプリンスホテル系列の万座高原ホテル。
 ここは内湯と石庭露天風呂とがフロアで分かれているため、名物の石庭露天風呂にのみ入りました。脱衣場から続いている屋内の洗い場を抜けると、谷底に広がる石庭に露天風呂が点在しています。ここで驚くのがその色。右手に黄緑白濁の浴槽、左手には手前から緑白濁、白濁、薄緑白濁の浴槽。さらに左手にも薄緑白濁と、一番奥に黄白濁の激熱風呂。全て混浴ですが6つもの浴槽があり、それぞれ温度ばかりか色や浴感までも違う。このほかにも女性専用露天もあり、これは面白い! しかしこれが全部同じ姥湯源泉だというのだから不思議です。加水方法や空気に触れる時間によって違うのか、それにしても衝撃でした。

 万座温泉は姥湯(湯畑)、大苦湯、錫湯、鉄湯、苦湯、ラジウム北光泉、法性の湯などの源泉がありますが、万座プリンスと万座高原ホテルは同じ姥湯源泉。日進館は数種類の源泉や混合泉の他に姥湯源泉浴槽もありますが、それぞれ個性が分かれるのはとても不思議です。以前訪れたラジウム北光泉の湯の花旅館や苦湯源泉の豊国館のお湯は日進館に近い印象でしたが、今回プリンスホテル系列の二軒を訪れて、万座面白れーってつくづく思いました。
 帰り際、日進館で温泉に詳しいスタッフに色々と話を伺おうとおもいましたが折り悪く会えませんでした。

 因みにプリンスホテル系列ではあちこちに撮影禁止、スマホ持ち込み禁止の表示があります。混浴という事もあり、よからぬ輩による被害や女性客からの苦情があったのかも知れません。もちろん私は誰も入ってない時しか浴槽の写真を撮りませんし、今回も万座プリンス、万座高原ホテル共に他のお客さんが入っていたので撮りませんでした。人が居なくとも無許可で撮るのはマナー違反とされるかも知れませんが、純粋に素晴らしい温泉を紹介する温泉ブロガーの端くれとして、他人が入っているのにお風呂の写真を撮るようなマナー知らずの煽りを食らっているようで、迷惑千万という感じがしてなりません。

群馬県藤岡市、譲原小学校跡と八塩温泉

 利根川水系の西側を流れる神流川(かんながわ)は埼玉県と群馬県の県境になりますが、流域に沿う主要幹線道路や街道筋、中心街が主に群馬県側を走っているため、今回は群馬県藤岡市というカテゴリーで紹介させていただきます。

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 山々に囲まれた鬼石の町は庭石として人気の高い三場石の産地として栄えています。その奥、下久保ダムの手前に廃校、譲原小学校跡が残っています。

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 神流川流域には譲原小学校の他にも幾つかの廃校跡が残っていますが、あいにく一時間に一本有るか無いかの路線バス移動なため、回ることは出来ませんでした。唯一ここだけはバス停降りてすぐの場所に建っています。

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 校舎裏に廻ってみました。この見事な木造校舎は1934年築、1975年の廃校まで使われていました。

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 割れたガラス窓は無かったため傾いて出来た扉の隙間にiPadを差し込んで内部を撮影。iPad薄くて良かった!廃校から41年もの年月が経とうとしているにも関わらず、綺麗に管理されています。

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 脇にはプールの跡が。校庭を固めるローラー(コンダラという)も41年間このままここにあったのでしょうか。

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 鬼石の少し下流に八塩温泉があります。宿泊施設が3軒ほどの、温泉街も形成していない小さな温泉地です。この神水館は日帰りの場合、予約制の食事付きプランとなるので、当日の入浴のみは受け付けていませんでした。かなり高級感溢れる宿です。

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 しかし裏に回ると……見てはいけません。
 他に八塩館という大型ホテルもありしたが、そこも日帰り入浴不可。それもそのはず、ここ八塩温泉は源泉温度の低い冷鉱泉なのでボイラー炊いて加温しなければならないのです。常に加温し続けていては、燃料費がバカになりません。

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 そんな中、一軒だけ日帰り入浴を受け入れている宿がありました。鬼石観光ホテル。見た目がすごい!朽ちかけている!

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 建物の外観はかなり老朽化が進んでいますが、部屋の内装は綺麗にリフォームしているようです。さらに掃除も行き届いており、清潔感が保たれています。浴槽も毎日しっかり洗われているようで、管理が徹底しています。そして何より24時間入浴可能なのが有り難い。6.2度の冷鉱泉なのに!

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 泉質はナトリウム―塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。古い地層に含まれている海水が素となっているので、塩分濃度が高いです。それを加水加温、循環濾過。ダバダバと流れているのは循環湯で、お湯はオーバーフローせずに湯口辺りにあると思われる取水口に流れています。表面に浮いた温泉成分のアブラが流れずに漂っており、鮮度はイマイチ。それでも泉質は良さそうで、汗が止まらないくらいホカホカになりました。悪くないです。

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 しかし、神流川を渡った埼玉県側。2001年に一軒の日帰り入浴施設がオープンしました。この白寿の湯。歴史の古い八塩温泉に対して温泉が出ていなかった埼玉県児玉郡神川町で、地下約700mまでボーリングを掘って見事掘り当てたのです。
 このお湯(冷鉱泉)がまた素晴らしく、伊香保赤城温泉に匹敵する真っ茶っ茶で濃いいナトリウム・塩化物強塩泉で、溢れ出るお湯により広い洗い場の床が赤城温泉御宿総本家のような鍾乳洞状態になっているのです。広い内風呂、露天、ともに常時冷鉱泉が掛け流され、加熱しながらの循環濾過で41~2度に保たれています。多少井戸水で加水されていてもそれは源泉が濃すぎるためなので全く気にならず、こんな所にこんな素晴らしいお湯が有ったのかと驚ろかされます。しかも入浴料750円と安く、駐車場は平日の午前中にも関わらず七割が埋まる盛況ぶりでした。人が多かったので内部は撮れなかった。
 神流川の南岸は高崎線の本庄から埼玉県神川町までの県道を東武グループ朝日交通の路線バスが走り、北岸は新町より国道を日本中央バスの路線バスが鬼石、さらには下久保ダムの奥、上野村まで走っています。つまりこの辺りは町が神流川ではっきり分断されているような形となっており、そう考えると鬼石側に昔からある八塩温泉は、完全に客を奪われた形となってしまいました。
 源泉は違えども八塩のお湯は決して悪く無いんです。しかし現代のニーズに合った日帰り入浴というスタイルとズバ抜けた泉質により、明暗を分けた形となってしまいました。
 ちなみに、八塩温泉のバス停には大きな藤岡市の観光マップが掲げられており、白寿の湯は橋を渡って歩いて10分ほどにも関わらず一切記載されていません。

群馬県太田市(2)、藪塚温泉と石切り場跡

 太田市の北端、桐生市の手前に藪塚という場所があります。

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 関東平野北東部はJR両毛線を境に北側が赤城山などの険しい山岳地帯が続き、南側には低い山々と田園地帯が広がっています。そんな長閑な農村地帯の中に藪塚温泉があります。

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 藪塚温泉は温泉宿が五軒ほど集まる小さな温泉街ですが、その中でもひときわ巨大で目を引くのがこのホテルふせじまです。なんでも太田市や桐生市の企業などが宴会を開く際は大抵ここの宴会場を使うとか。

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 内風呂は広く洗い場も14ヶ所もありサウナまで完備。お湯は源泉温度が16度と低い冷鉱泉のため常に加温し、湧出量に対する浴槽の広さもあるので加水、循環濾過。元々無臭な弱アルカリ性単純泉なので仄かな塩素消毒臭。

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 ただ、内風呂と併設された露天は最上階のテラスにあり眺望は最高です。日帰り入浴は貸しタオル付きで1200円。ちょっと高い気もしますが、これだけのお湯を沸かす燃料費や巨大設備の管理を考えたら仕方無いのでしょう。さらに最近では幹線道路沿いに日帰り入浴施設などが多く開業しているので、経営はかなり厳しいのかも知れません。

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 ホテル正面にはスネークセンターと三日月村があります。この辺りは豪族の新田氏が治めていた新田という土地ですが、ここでふと、上州新田郡(にったごうり)というキーワードを思い出しました。そういえば木枯らし紋次郎の出身地が上州新田郡三日月村だったような。つまりこの辺りは木枯らし紋次郎の故郷で、ここはそれに因んだテーマパークのようです。市川昆監督の木枯らし紋次郎は昔レンタルビデオで借りて見てました。好きだったなぁ。

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 ホテルふせじまの裏手には温泉神社もあります。温泉街としては古くから栄えていたのでしょう。猫が一匹参道を昇って行きました。

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 温泉街の一番奥には湯元藪塚館さんがあります。源泉温度が低いので日帰り入浴するには予約の電話を入れて沸かしておいてもらう必要があります。本来ここのお風呂が目的だったのですが、問い合わせの電話を何度掛けても誰も出ず、入る事は出来ませんでした。

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 泉質は良いとの噂で、湯屋の古さもまたそそります。営業はしているようなのですが、月曜の昼間に突然訪れたのがいけなかったのかも知れません。

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 温泉街から丘をひとつ越えた辺りから山あいに入った所に、藪塚石切り場跡があります。

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 トカゲのカサカサという物音にビビりながら数分ほど山道を歩いてゆくと、切り通しの先に姿を現す石切り場。

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 地面にはベニヤが敷かれているものの昨夜の雨のせいでぬかるみ一番奥は池のような水たまり。一歩進むごとにゲコと鳴きながらデカいカエルが水たまりに飛び込んで行きます。

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 それでもこの迫力は見応えがあります。しかし圧迫感と同時に神秘的と言うよりも不気味さといった方が当てはまるような雰囲気。

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 お隣栃木で以前訪れた大谷石採石場跡は最近テレビなどで紹介され知名度が上がりましたが、こちらは未だマイナー観光地であります。もっとも大谷石は巨大な地下空間まで入れますが、ここはこの場所のみ。

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 この薮塚石の石切り場は明治の中頃から採掘が始まり明治三十六年より薮塚石材株式会社が設立され本格化。柔らかいため加工がし易かったため主にかまどなどに使用されたそうです。しかし水に弱く中に小石もあり割れ目も多かったため徐々に嫌われ衰退してゆき、昭和三十年頃には閉山となったそうです。

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 藪塚駅から藪塚温泉、石切り場と、充分歩ける距離なので、気軽に立ち寄れます。また機会があれば、三日月村も訪れてみたいと思います。

群馬県太田市(1)、スバルの企業城下町

 太田市は群馬県東部、東武伊勢崎線沿線にあります。個人的には伊勢崎、館林、足利と、どうもこの地域の位置関係がモヤモヤしていますが、それはJR両毛線が北の山沿いを走るのみで、完全に東武帝国線路網の只中であるがゆえと考えられます。

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 そしてここはスバルお膝元の企業城下町でもあります。また同時に太平記で鎌倉幕府を滅亡に追い込んだ新田義貞ゆかりの土地でもあります。

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 駅前は現在大規模な再開発が進んでいるのですが、街の古さから見てかなりの範囲に渡り駅前商店街が消滅しているように思えます。

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 かつて駅前として栄えていた街も、その多くが取り壊されて駐車場と化しています。この太田駅北口はスバル本社(前身は中島飛行機)を中心に旧街道筋に商店街が発展していたそうです。

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 確かに、群馬県を自動車普及率(保有台数)全国一位に引き上げた立役者であるスバル自動車の本拠地ですから、駅前の空洞化は当然とも言えるでしょう。

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 路地裏飲食店街の名残りはあるものの、廃業店舗や空き地が目立ちます。

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 なかなか年季の入った建物。ただバラックなどは少なく、しっかりとしたコンクリート造が多い。

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 現在の太田駅北口は閑散としていますが、以前はこのような商店が軒を連ね栄えていたのでしょうか。初めて降り立ったので面影から想像する以外無いです。

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 両隣が取り壊され孤立した鰻屋さん。店頭で焼いている様子も無いのですが、一応営業中の模様。

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 駅から少し東に歩いて行くと古い公民館がありました。ここはかつて図書館だった建物で、県の指定有形文化財となっています。

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 さらに進むとパン工場が。木造建築で、英文字の看板が時代を感じさせます。

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 こちらの火の見櫓は真下が通り抜けられるようになっており、その先にはお寺があります。
 元々は太田のご当地グルメの黒焼きそばを食べてみようと思っていたのですが、調べてみたところどの店も駅から遠すぎて歩いて行くには困難なので諦めました。しかし帰ってよくよく写真を見てみたら焼きそばの幟が。

 今回はこの太田駅北口界隈を歩いてみましたが、よくよく調べてみると駅の反対側、南口に関東随一と謳われる外国人系歓楽街が広がっているとか。知らずに帰って来てしまいましたが、次回はその商店街が丸ごと歓楽街へと変貌したと言われる南一番街を歩いてみたいと思います。南口、何もないとばかり思ってました。

群馬県前橋市、赤城山温泉御宿総本家

 渋川の西側に聳える榛名山の麓の伊香保温泉が温泉としては有名ですが、東側に聳える赤城山にも多くの温泉が湧いています。そのひとつ、赤城山温泉へ行ってまいりました。
 伊香保との決定的な違いは交通が不便だという事。伊香保はJR渋川駅から本数の多いバスで40分ほど。渋川伊香保インターからも近く、新宿からの高速パスも頻繁に運行されています。
 対して赤城山温泉は、まず高崎または新前橋から両毛線で前橋まで行きます。

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 前橋駅に着いたら街の北東側にある上毛電鉄中央前橋駅までシャトルバスで移動。歩いて乗り換えると15分ぐらい掛かりそうな距離です。
 上毛電鉄は中央前橋から西桐生まで一時間に2本ペースで運行されていますが、JR両毛線の桐生からも離れており乗り換えが困難。唯一、赤城駅でのみ東武電鉄と乗り換えが可能です。

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 車両は京王井の頭線で使用されていたものの払い下げ。他に昭和3年製造のデハ101が動態保存されていますが、イベントの時や貸し切り運転の時しかお目見えしません。ちなみに貸し切りは一往復10万円。一人頭5千円の会費で20人集めれば動かせられます。

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 そしてなんと上毛電鉄では自転車を乗せる事が出来ます。熊本電鉄以外では知りませんでした。

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 やがて電車は大胡駅に到着。数少ない有人駅ですが、驚いたのは改札でパンチが健在な事。当然ICカードなど使えません。

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 大胡からは路線バス。と言ってもタクシー会社に委託している予約制のデマンドバスです。前橋市郊外は定期便の路線バスがほぼ全滅しており、このようなワゴン車によるデマンドバスがいたるところで走り回っています。自動車普及率が全国トップクラスな群馬県ならではと言った感じ。まるでタクシーのように利用出来るのに210円という安さは逆に助かりますが、タクシー会社としては複雑な思いでしょう。

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 しかしそのバス路線も約30分ほど走り赤城神社で終点。ここから赤城温泉までは公共交通機関が無いため、宿に迎えに来ていただきました。

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 送迎を待つ間、赤城神社を散策。曇りの日は新緑が映えます。

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 広い境内には樹齢の古い杉の大木が多く、静謐な空気が漂っていました。

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 赤城神社から車で20分で赤城温泉に到着。乗り換えは多いし車がないととにかく不便。まさに秘湯です。宿は三軒営業しており、一軒は廃業。

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 その廃業した新嶋館の脇を通ってその奥に御宿総本家はあります。新嶋館からラジオの音が聞こえて来たので人は住んでいるみたいです。

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 創業300年の歴史のあるこの宿、ご主人が収集された様々な物が飾られており、かなりカオスです。アフリカや東南アジアの民芸品から仏像やオブジェまで、小さなお子さんはトラウマになるかも知れない。(笑)

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 霧が立ち込めていましたが、窓の外は大自然。というか、えらい山奥です。

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 まずは露天風呂から。いきなり石像がド真ん中に鎮座しています。脱衣場には埃を被った神棚。

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 泉質は伊香保に近い鉄分豊富なお湯ですが、炭酸系でもあります。そして何よりも驚いたのがこの韓国料理の二色鍋のような色。真ん中で仕切られており手前に源泉が注がれています。奥は水位が少し下がっており、手前から溢れ出したお湯が溜まってゆく仕組み。

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 源泉温度が43度なので熱くはないのですが、手前は透明なお湯に茶褐色の湯花が大量に漂っています。奥の浴槽はぬるくなり、さらに酸化して薄緑色に濁っています。面白い。ここまで変化するものかと驚きました。当然手前の浴槽に入りましたが、温度が高くないため長時間浸かる事になり、そしたら汗が止まらない事態に。鮮度、泉質ともに極上であります。

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 次に内風呂です。露天風呂と違い冷めないので、こちらはちょうど良い湯加減。凄まじいのはこの温泉成分が結晶化したオリ物。まるで鍾乳石のように浴室の床面全体をビッシリ覆っています。泉質の良さの証拠とは言え、ここまでなのは初めてです。

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 食事はイワナの塩焼きを始め豊富な山の幸。充分満足できる量で2食付き8千円代とリーズナブルです。
 赤城山麓は湧出量の少ない温泉が分散しておりまとまった温泉街が無く、一軒宿などの小規模な温泉が散在しています。そのため路線バスなどが整備されないままの秘湯が多い。源泉温度も低めなため、源泉から少しでも離れると加温しなければなりません。そのため温泉旅館としての経営が難しい土地とも言えます。しかしさがせば素晴らしいお湯はあるもので、まだまだ開拓の余地はあります。車さえ有れば!

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