新宿区

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新宿区新宿六丁目、路面電車の跡を歩く

1970年に廃止された東京都電車(旧・東京市電車)角筈線の跡を歩いてみました。

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スタートは歌舞伎町、ピカデリー前にあった角筈駅から。いきなり靖国通りから左に折れます。

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線路は新宿ゴールデン街の脇を掠めて明治通りへ。昔ゴールデン街のママから都電が走っていたと聞いていた遊歩道は、S字を描いて走ります。

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ただ、角筈駅から新田裏(日清食品本社前)までのこの区間、1948年の時点で大久保車庫行きの回送専用線となりました。本線は靖国通りを直進して明治通りとの交差点である四谷三光町駅を迂回して行きます。

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線路は明治通りを渡り日清食品本社の建つ新田裏へ。東大久保駅へと入って行きます。

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現在の新宿6丁目となりますが、現在では地下鉄東新宿駅直結の高層マンション、コンフォーリア新宿イーストサイドタワーが聳え立っています。

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その目の前に、なんと立ち飲み屋が。元々はホルモンの仕入れ販売をしていたお店お肉屋で、ショーケースが残っていたりします。しかしこんな住宅街の奥にまさか立ち飲みがあるなんて驚きでした。5時台から開いてますが、6時前後には満員になる知る人ぞ知る人気店。

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母親と息子さんでしょうか、二人で切り盛りしてらしゃるお店は串一本110円となかなか安く毎日大盛況です。お母さんは6時頃に登場してまずネギを刻み、その後焼き場を担当されます。これがギリギリ焼き過ぎないくらいの絶妙な焼き加減で最高に美味い。ちなみに奥のテレビ前の椅子はお父さん(?)専用の席で、引退されたのか毎日のように飲んでます。

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新宿5丁目から6丁目に移るあたりですが、微妙に商店街が有ったりもします。右手の路地に入って行ったところに建つこちらの建物は元飲食店なのか凝った軒先。奥は料理屋っぽくも見えます。

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こちらは集会所でしょうか、東一とは旧町名の東大久保一丁目を指すと思われます。

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医大通りの先は新宿5丁目の微妙な飲み屋街が続き、靖国通りを越えたら新宿2丁目。この界隈にもホモバーなどが密かに有ったりもします。

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大久保車庫の跡地に建った新宿文化センターを右手に見ながら進むと、道は不自然の一車線一通道路となります。

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このS字カーブも軌道の痕跡を色濃く残した盛り土が続きます。

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車道と歩道の段差の不自然さがいかにもな感じ。やがて廃線跡は職安通りに合流して行きます。

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職安通りの向こう側には銭湯も。この辺りには未だにボロアパートなどが多く残っています。

おまけ

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都電が荒川線を残して全廃になる以前に走っていた車両です。写真は2005年当時、都電荒川車庫の片隅で朽ちかけていたところを特別に入らせて頂き撮影したもの。行き先表示板は品川行きとなっています。

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反対側は銀座行き。この車両は現在綺麗に化粧直しして荒川車庫駅にて一般公開されています。

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もう一両荒川車庫に残されていますが、こちらは青いラインが入っているので荒川線で活躍していた車両。1980年代後半、高校生だった私は荒川線で現役時代の姿を撮影した覚えがあります。これらの車両が角筈線を走っていたかどうかは定かではありません。

新宿区霞ヶ丘、都営霞ヶ丘アパートと外苑マーケット

 外苑マーケットはいつか行こう行こうと思っていながらすっかり忘れておりましたが、先日『香ばしい町並みブログ』様の記事を読んだところオリンピック施設建設工事のため近々消えてしまうと知り、これは今撮っておかなければと思い行って参りました。

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 千駄ヶ谷駅の南側、1964年の東京オリンピックで開会式も行われた国立霞ヶ丘競技場跡地。新国立競技場のデザイン白紙撤回で更地のままでしたが、今月二つのデザイン案も揃いいよいよ着工も間近。

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 新国立競技場の予定地は、その国立競技場跡地の南に隣接する都営霞ヶ丘アパートにまで及んでいます。この霞ヶ丘アパート、主に1964年の東京オリンピック敷地確保の際に退去させられた人々が入居して来たそうで完成は1961年。もう築50年以上という古さです。

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 しかし現在住まれている住人も新国立競技場の建設に伴い来年、2016年1月には退去させられるそうです。しかしこの都営アパートの住民も他の団地同様に高齢化が進み、空き部屋も目立つようになっております。

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 10棟ある霞ヶ丘アパートの南端には、一階が店舗となっている6号棟があります。JR千駄ヶ谷駅、原宿駅、地下鉄銀座線外苑前駅、表参道駅、どの駅からも離れている都心の僻地だったため、商業施設が必要とされました。(千駄ヶ谷の手前には都営大江戸線の国立競技場前駅が開業しています)

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 開業当時のままと思われる外苑マーケットの看板。かつては都営アパートや近隣住人たちの生活を支える商店街でした。

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 東側から入ると来年1月末に閉められるタバコ屋さん、一番奥には今年いっぱいで閉店される八百屋さん、その他の店舗はすでに閉店されていました。

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 西側の出入り口には八百屋さんのご挨拶が。前回の東京オリンピックから現在までのおよそ50年、昭和の高度成長期を生きてきた八百屋さんが、その歴史を閉じようとしています。

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 山手線の内側にはこのような都心の僻地が多く残っていますが、2020年のオリンピックで街はその姿を大きく変えようとしています。

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新宿区新宿歌舞伎町(2)、裏の歌舞伎町

 歌舞伎町は風俗店の深夜営業が規制されたり、コマ劇場周辺が再開発されたりと、昔の不夜城と言ったイメージからはすっかり変わってしまいましたが、20代の頃大久保に住んでいた自分としては地元感覚が強い分、敢えて写真を撮ろうという気にはなりませんでした。今思うと歌舞伎町こそ記録しておくべきだったと後悔しております。

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 歌舞伎町一番街を入り左手すぐのビルの一階。これほど目立つ場所にありながら全く気付きませんでした。もっとも新宿界隈で飲んでいたのは十数年前までで、当時立ち飲み屋などには全く興味も無かったし、この立ち飲み屋「龍馬」さんもオープンして12年目だそうなので。

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 串カツ屋さんなのですが、生390円、割り物(大五郎使用)300円、野菜系の串は90円、肉魚系の串は120円と、最高の立地にしては非常に良心的なお値段。

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 歌舞伎町も変わってしまい馴染みの店も消えてしまい、そんな中変わらず営業を続けている一軒のもつ焼き屋に入ってみました。創業40年というから私が上京するずっと前から歌舞伎町のど真ん中で営業していたのですが、意外と今の今まで入った事が無かった。

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 もつ焼きカミヤ。10人ほど座れるカウンターと二人掛けのテーブルが幾つかの店内は大盛況。生と焼き鳥を注文しましたが、焼き鳥の注文は5本単位。しかし5本350円と安いです。

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 歌舞伎町のストリップ劇場は健在。ただ、ここは確か昭和の下品なストリップではなく、一流ダンサーによるショータイム的な物だったと思いました。

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 新宿某所。以前より噂を耳にしていた中島みゆき専門バーに行って来ました。歌舞伎町の奥に建つ雑居ビルの一角に、その店はありました。かなり見つけ辛い上、会員制のバーになります。

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 店にはずっと中島みゆきの曲が流されています。静かで落ち着きのあるお店で、新橋のフォーク喫茶などを思い出します。
 年齢層は40~50代の中島みゆき世代ばかりでなく、30代までと幅広く、8人座ればいっぱいのカウンターと小さなテーブルがひとつだけの小ぢんまりとした店内は常に満席。中には有楽町国際フォーラムでやっていたという中島みゆきのライブ帰りの方もいらっしゃいました。
 何を隠そう書く言う私もミユキストでした。高校時代は毎週オールナイトニッポンも聴いており、隣に座る常連さんと昔話に花が咲きました。帰り際、私の中での『エンディング』である『歌姫』をリクエストしてかけてもらい、店を後にしました。
 懐かしい。機会があればまた通いたくなるお店です。

新宿区富久町、ゴーストタウンからの再開発

 新宿二丁目の奥、靖国通りを渡った向こう側に富久町はあります。この地区は若干窪地となっており、水捌けの悪い谷戸のような地形になっているため、かつては狭い路地に住宅が密集しておりました。

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 しかしバブル期、地上げの被害が酷く、バブル崩壊後は地区の三割が駐車場、約半数が空き家といったゴーストタウンに近い状態にまでなりました。ちょうど中央区湊地区のような歯抜け状態です。

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 2001年頃から再開発の計画が持ち上がりながらも地権者が多かったために話がまとまらず、最近になってやっと街の再生に動き出しました。

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 街の真ん中には環状二号線が突っ切ります。この道路、最終的には虎ノ門再開発のマッカーサー道路と繋がります。

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 西富久再開発計画として、すでに地上55階建ての超高層マンションも建ち始めております。私はかねてからから再開発前の富久町をレポートしたいと思っていたのですが、皮肉にもその再開発現場で仕事する事となりました。

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 超高層棟の隣には広大な2層構造の自走式駐車場が広がり、その上に中層マンションと15棟の戸建て住宅が乗っかります。この戸建てに元地権者たちが住むのかも知れません。ともあれ、多層構造の街が完全します。

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 それでも富久町の北側は、まだまだ区画整理されていない歯抜けの街が残っております。

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【日記】新宿の夜の過ごし方

 ここのところ仕事が鬼のように忙しく、なかなか新しい記事も書けないほど。こんな時は飲むしかない。とは言え、40代も半ばになると、朝までオールってのも、なかなか辛くなってきた。
 新宿はホームグラウンドと言った感じで落ち着きますが、唯一小便横丁(思い出横丁)だけはアウェイ。なので待ち合わせも兼ねて最初の一杯目は小便横丁開拓。

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 今回、夜間スマホで撮っているので(酔いも回ってたので)手ブレがひどいです。すいません。デジカメ持ってけば良かった。
 路地は連休前の土曜日だからでしょうか、観光客でごった返していました。特に外国人向けの観光ガイドに「IZAKAYA」として紹介されているためか、外国人観光客がハンパない。それに対応するため、どの店もメニューが全て英訳されています。

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 入ったのは『ふくはち』。中国人店員が増えてきた小便横丁の中でも、高齢の女将さんがまだ頑張っていらっしゃるお店です。焼き鳥を焼く際、煙が女将さんの目に沁みるので小さい扇風機を点けます。すると煙は、路地に面したカウンター席に座る私のところに全部来る(笑)。大丈夫です。煙なら色んな店ですっかり慣れっ子ですから。
 この店、焼き鳥のタレが非常に美味い。皮の焼き加減も絶妙。

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 そこそこお腹を満たしたら新宿三丁目のソウルバー『ソウルストリーム』へ。店長の大木さんとは古い付き合いで以前経営していた『baobab』を後釜に任せて二店目を出店。70~80年代のソウルミュージックが世代的にツボ過ぎます。

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 いい音楽といいお酒。二件目にちょうど良いお店です。ノリノリで飲み過ぎちゃいます。

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 靖国通りを渡り花園神社を抜けて新宿ゴールデン街へ。ビール、ウーロンハイ、ターキーと続いて酔いもいい感じに回ってる。

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 ゴールデン街最長老だった美沙の大ママが亡くなって以来、約二年ぶりの訪問です。

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 そしたら、すっかり雰囲気が変わってしまっていました。なんだこの明るい雰囲気は。以前は若い人たちが集まる新しい店の多い路地と、昔ながらのオヤジたちが管を巻く昭和な路地、そしてボッタクリの店が多く紛れている路地と、筋によってそれぞれ特徴があったのですが、『美沙』があった昭和な路地が随分と新しい店だらけになり、若者で溢れているばかりか外国人観光客たちの姿も。水商売ナメてるバカ息子が継いだ美沙が無くなっているのは全然想定内でしたが、あの暗く寂れた昭和の路地裏感までもが消えてしまっている。

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 詳しくは聞いてませんが照明がドピンクな、まるでちょんの間のような造りをした店に、一人の老齢のママさんが座っていました。青線時代からやり手ババアをやっていたのかなんて想像してしまいましたが、その辺は謎のまま。以前『美沙』で手伝っていた私の連れの事も知っており、現在ではこの方が生き字引のような存在かも知れません。
 聞けば最近キャッチの姉さん方も絶滅してしまったそうです。キャッチの姉さんとは夜な夜な飲み歩いている高齢者に声を掛けてスナックに同伴し、上がりの半分を紹介料として店から受け取るという方々。これも新宿ゴールデン街のひとつの顔でしたが、もはや昔の話。
 確かに以前に比べて商売としては潤い、それがゴールデン街の存続にも繋がっているのかも知れません。しかし、キャッチの姉さんが徘徊し、たまに流しの人が昭和歌謡を奏で、スナックの床では死にかけの爺さんが酔い潰れているような、そんなゴールデン街らしさは無くなってしまいました。実に悲しい事です。

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 終電の時間も過ぎた頃、新宿二丁目へと流れます。『アドモス』という馴染みの店で始発の時間まで、そして力尽きるまで飲んで歌って大騒ぎ。この店は二丁目のオカマバー(ホモバーとは違い女性でも気軽に入れます)としては比較的リーズナブルでお勧め。

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