2011年3月11日に起きた東日本大震災。あれからすでに10年以上の時が経ちました。三陸地域では未だ復興事業は続いているものの、少しずつでも元の暮らしを取り戻して来ております。しかし福島第一原発事故による放射能汚染は、10年経った今でも帰宅困難区域が解除されないままとなっています。

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福島第一原発のある双葉町の南に位置する大熊町。双葉駅の一つ手前の大野駅は2020年3月、常磐線富岡~浪江間の運転再開と共に再開業しました。これに伴い特急ひたちが仙台までの直通運転を再開。ここ10年間、仙台から引き返す形でしか行けなくなってしまった相馬市などにも真っ直ぐ行けます。

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富岡と浪江の間、夜の森、大野、双葉の三駅ですが、再開業に伴って駅周辺と一部地域の避難指示も解除となりました。

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大野駅の改札前には放射線濃度が表示されています。コロナも目に見えなくて怖いですが放射能も目に見えなくて怖い。

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解除と行っても駅から車で移動するのみで、帰宅困難区域の指定解除はまだまだ先です。

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廃墟化した駅前の公園。以前、たまたまGoogle Mapのストリートビューで大野駅周辺の街並みを目にして、震災の爪跡を残したままゴーストタウンと化したその光景に衝撃を受け、訪れてみた次第。

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しかし実際に来てみると主要道路以外は封鎖されており、その主要道路も歩行者や原付などは侵入禁止となっております。かつての駅前商店街を柵の間から撮りました。

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駅からの主要道路は東の沿岸を走る国道6号線までの道と、西の山沿いにある大熊町町役場方面への道のみ。駅前から町役場経由で富岡駅まで路線バスが運行されています。

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町役場に行くバス停のある西口の駅前。

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駅前には比較的真新しい宿泊施設らしき建物も。開業して間もなく閉鎖されてしまったのでしょうか。

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今までは原発周囲五キロ圏内全域が立ち入り禁止だった所、一部解除された事によりやっと半壊家屋などの解体作業が始まったそうです。

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駅前交差点の様子。

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何よりも違和感を覚えるのは、崩れた屋根や塀がそのままで雑草の生えるまま、10年もの時が止まったままでいる事。

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自動車が置き去りにされたまま埃を被りタイヤの空気も抜けており、当時ロクに家財道具も持ち出せずに緊急避難された様をまざまざと感じ取れます。

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それではタクシーで国道6号線を通り、隣の夜ノ森駅まで移動します。