JR両毛線が1時間2本と言う段階で高崎よりも田舎と感じてしまう県庁所在地の前橋市。以前、JR前橋駅から上毛電鉄中央前橋駅まで通り過ぎただけで、市内はちゃんと巡っていませんでした。

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駅前は中心街の南にあり閑散としています。北口を出て左手に行ったガード下の駐輪場にレンタルサイクルがあるので、ママチャリを借りて巡ります。1日200円。

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駅前で目を引くのがこの赤レンガ倉庫。文化財かと思いきや上毛倉庫という会社の現役の倉庫でした。

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中心街はやはりスズラン百貨店というご当地デパートの辺りでしょうか。雰囲気はいかにも街の中心と言った感じなのですが、いかんせん人影が無い。

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すぐ近くのアーケード商店街もまたシャッター商店街と化しています。その点ではお隣高崎の中央銀座商店街も似たようなものでしたが。

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なぜ柱と梁だけ残したのか謎の解体済み物件。アーケードが完成したのは昭和40年代だとか。

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さらに奥、北へと進んで行きます。前橋市民は前橋駅から北へ3キロ離れたショッピングモール、前橋リリカか、南へ1キロ離れたケヤキウォーク前橋へ車で行きます。南北巨大ショッピングモールに挟まれた前橋市街は、絵に描いたようなドーナツ現象。

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やがて右手に飲み屋街の入り口が見えて来ます。

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呑竜仲店。昭和22年、呑龍マーケットとして完成しました。ところが昭和57年1月に火事で全焼。その年の12月には店主や常連さん方の力で復活。現在の呑(竜)仲店となりました。

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現在ではいい感じの路地裏飲食店街となっています。一度夜に訪れてみたいところ。

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裏側のアーチ。歴史を感じます。

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アーケードの東側は中央前橋駅まで飲み屋街や歓楽街が続きます。

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飲み屋街の中心とも言えるのが、この前橋シティホール。いかにもランドマーク的な感じがしますが詳細は不明。なんか大型キャバレーでも入ってたんじゃないかなんて思ってしまいますが。

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周辺はキャバクラ、スナック、居酒屋、バーなど夜の街として栄えています。この建物の二階の窓枠が妖しい。

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狭い路地裏を見つけると入りたくなってしまうのも世の情けって事で。

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しかし明らかに廃業している風な店や廃墟などはほとんど無く、現役で栄えています。

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群馬は日本屈指の車社会なのですが、ちゃんと街の至る所にタクシー営業所がありました。公共交通機関が壊滅的な群馬ですが、タクシーで帰るんですね。

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東へ、上毛電鉄中央前橋駅方面へと進んで行くと徐々に寂れた雰囲気に。

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群馬県は廃娼県とも呼ばれており、そのせいか赤線などの資料がほとんど残ってないそうです。なので赤線の痕跡を探すにも確証は掴めず、後は地元スナックの熟練ママさんにでも聞き込みするしかありません。

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ともあれ一度泊まりで訪れて夜に巡りたい。と言ってる街がいくつも有って困る。栃木県足利、佐野、静岡県沼津、三島、伊東、などなど。
次回は上毛電鉄中央前橋駅周辺に続きます。