先月訪れた際、新型コロナの影響で休館中だったため入れなかった横浜市電館に改めて行きました。

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入り口で検温と消毒をし、万が一の感染経路が判るよう住所氏名などを記載して入場します。

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入り口には架線の支柱が移設されており、根元には空襲の時に空いた穴が残ってました。

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市電館の中には五両の車両が綺麗な状態で保存されています。まずは523号車。

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昭和3年から同44年まで活躍していました。背凭れが木製ですが、彫刻など意匠に凝った造り。

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次に1007号車。これが一番好きな車両で、これに似た車両として阪堺電鉄では同じ昭和3年製造のモ161が現役で頑張っています。

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何が好きって、この木製の中間扉。開く時のガラガラって音が玄関みたいで。

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500系と同じ昭和3年から昭和44年まで活躍していたので、最初は背凭れが木製だったのかも知れません。

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車内には昭和初期の路線図も掲示されています。

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7年後の昭和11年から市電が廃止される同47年まで活躍していた1104号車。

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戦前型の車両は地方都市の路面電車で、結構普通に近年まで活躍していました。現在、阪堺電鉄以外でも走っている所は有るのかな?

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昭和22年、戦後の混乱期に製造された1311号車。まだ中間扉が木製ですが、戸袋の窓がHゴムに換えられています。

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車内も見た感じ戦前型と大して変わっていません。ちなみに横浜市電の開業は大正10年で、開業当時は愛知県の明治村に保存されているような車両でした。しかし関東大震災で壊滅的な打撃を受け、現存するのは震災後の車両のみです。

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昭和23年製造の1510号車。フロント二枚窓がいい。

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車内灯が蛍光灯になってますが、デビュー当時は白熱灯だったのでしょう。しかしこの辺りから近代的な見た目になって来ます。

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デビューは古いですが、路線図はだいぶ増えて来た時代の物。

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最後はこちら、1601号車。

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昭和32年製造で、デビュー当時から車内の蛍光灯など、高度成長期に造られた車両の代表格とも言えます。この時代の車両はまだ地方鉄道に於いて現役で頑張っています。国鉄で言えば101系近郊型電車や20系寝台と同期。
そんな訳で横浜市電保存館でしたが、歴史資料室の昔の写真など見応えは充分にありました。横浜市電は昭和37年度首都圏整備事業計画策定方針が決定したことにより、荒川線を除く都電と同時、昭和47年全廃となり、その役目を東京の都電は地下鉄に、横浜の市電は乗り合いバスへとそれぞれ譲りました。