続きです。中央通りを西に進み、スーパーフレッセイの裏手辺り。一見住宅街に見えますが、一歩路地に入ればスナックなどが多く点在しています。

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とりあえずグルグル周ってみました。全ての路地を網羅した訳ではありませんが、時間の許す限り歩いていきます。

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先に進みます。路地の狭さが半端ないです。そんな狭い路地にスナックの入り口。隠れ家にもほどがある。

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廃業して相当の時が経っているのか、解体され更地や駐車場になってしまった場所ばかりではなく、このような廃墟も残されております。

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廃墟はスナックだけでなく板張りの木造住宅も。

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お茶漬け屋さん。シメでサラサラ行きたい所ですが、営業しているかどうかは夜になってみないと分かりません。

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その左手前にはこんな看板が。そう、ここは住宅街ではなく盛り場だったのです。

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一帯の一番奥は山。駅からだと北西の方角になりますが、市街地の端にあたります。左側のスナックはGoogle Mapで確認したところ営業している様子。

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その脇を入って見れば小料理屋のような佇まい。ただそこまでのアプローチに違和感しかない。

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新しくても戦後間も無く。戦前建築は余程しっかりした建物でない限り倒壊していると想像します。

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奥に見えたスナックの看板の所まで歩き振り返る。路地は狭くて未舗装なのが基本のようです。

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もちろん車道沿いにもスナックが。手前はすっかり解体されて駐車場に。

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再び路地へ。かつては相当な件数の飲食店がひしめき合い、さぞかし賑やかだったのでしょう。

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民家と民家の間、裏庭に抜けるひとんちの敷地としか思えない隙間の奥にもスナックの跡が。

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少し暗くなって来ました。いきなり見事な木造建築。欄干も無く代わりにノコギリ屋根がある事から織物工場の跡かと思われます。その向かいにもスナックの跡があります。

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やっと灯りがともり始めた。と思ったら美容室でした。髪結いなどもやっていたのでしょうか。

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現役の銭湯。以前は工場も多かったそうで、労働者たちが仕事の汗を洗い流し夜の街へと消えて行った事でしょう。足利市駅近くの居酒屋のママさんも、すっかり働き口が減ってしまい、都内まで通勤するか、都内や隣の太田市に引っ越したりして、すっかり寂れてしまったと話してくれました。スバルの企業城下町である太田市と比べてしまうと、ここ足利市にはスパイス工場ぐらいしか残ってないんじゃないでしょうか。
機会が有れば泊まりがけで再び訪れたいですね。銭湯に浸かって生き残ってるスナックを探し、飲みながら賑やかだった昔の話でも聞きたいです。