最近恵比寿の現場にも通い始めました。やはり恵比寿は西も東もセレブな山手に挟まれているせいか、オサレなお店が多くあります。広尾や六本木にも日比谷線でひと駅ふた駅なので西洋人も多い。さらにメディアの影響もあり、俄かセレブも多いようです。

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そんな恵比寿ですが街の古さはなかなかなもので、老舗の純喫茶などもあったり。西口の少し奥まった所にある喫茶銀座。チラッと中を覗きましたが中も相当レトロです。

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こちらは東側にある大衆食堂こづち。昼休みはサラリーマンで満席です。

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日替わりランチ500円。安いけどオカズと白メシの比率!wwww

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駒沢通り側の東側、駅前にある恵比寿ストアは元々戦後の闇市を発祥とするマーケット。入り口の左手には魚屋さん、右手には八百屋さん。

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中は洋品店や金券ショップなどがあるものの、半分ぐらいはシャッターが降ろされています。

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こちらは裏手側。古い雑居ビルの一階通路が商店街になってる事がよく分かります。

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その通りの向かい側、商店街の続きのような形で続く通路があります。

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こちらは現在恵比寿横丁という飲み屋街になっていますが、元々は山下マーケットという市場だったそうです。

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中は様々な店が入り組んでカオス状態。この恵比寿横丁というのは求人、コンサルタント会社ジェイオフィス東京の浜倉氏(当時)が、シャッター商店街と化していた山下マーケットを再生させるべくプロデュースをし、起業しようとする若者を集めて、2008年浜倉氏が創業した浜倉的商店製作所の直営店「牛◯」「銀◯」「魚◯」とともに飲み屋街に仕立て上げたそうです。

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中ではお互いの店同士の出前もOK。魚系、肉系、おでん、スナック、ガールズバーまでが入っています。目指す所の街創りとしては非常に共感する物があるものの、結果的に客層は若く、なぜかネットではナンパスポット(一部店舗を除く)として紹介されていたりしています。なんだかなぁって感じです。

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二軒ほど入って見ましたが、基本高いような。恵比寿の相場が高いのか、この横丁の家賃が高いのか。

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ベコヒラさんにて、塩茹で牛タン1380円、生580円、お通し320円、消費税入れて2452円。富裕層の飲み方だなこれは。

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因みにこちらは以前訪れた有楽町と新橋の間のガード下。なんか賑やかな路地裏だなぁと思っていましたが、ここも浜倉的商店製作所創業当時にプロデュースされたものだとか。
消えゆく路地裏飲食店街やマーケットなどの再生事業も、独立起業しようとする若者の支援も素晴らしい事です。さらに時代のニーズを見据えたプロデュースは集客という結果に繋がっているので成功と言えましょう。ただ私は行かないなぁ。昭和レトロを演出する事は田町の大和屋も好きだし否定しないのですが、なんだろう、演出による空気感と人種による空気感が決定的に違うという事だろうか。