1年ちょっと前の訪問時はタクシーからバスへの乗り換え時間しか無く、ぐるっと散策しただけで湯槽に浸かる暇もありませんでした。なのでリベンジの意味も込めて再訪。
→2017年11月訪問時の記事はこちら。
まずショックだったのは、旧「たしろや」さんの建物が解体されていた事。
こちらは前回訪れた時の写真。
前回すでに廃業されていましたが、特に裏側の路地に面したカクカクした木造の壁が素敵でした。
こちらは前回訪れた時の写真。建物としても貴重だと思っていたのですが、さすがに倒壊の危険があったのでしょうか。
今回宿泊する「葉隠館」さんは午後3時まで無人との事だったので、とりあえず隣の「くきた別館」さんで休憩。
あまり特徴の感じられないナトリウム塩化物泉で、温度調整のため加水もされていますが、しっかり暖まることができました。
くきた別館7階から下流方面を望む。左手奥は現在使われていない旧くきた本館跡。杖立川に掛かるのはもみじ橋で、対岸奥の立派なホテルは「ホテル大自然」です。この「大自然」は韓国人観光客を大々的に受け入れる事で生き残り大変賑わっているようで、天ヶ瀬温泉のホテル成天閣さんを思い出します。
ちなみにこちらが現在使われていない本館。見事な木造建築ですが、縦長の鉄筋コンクリートの別館に移ってしまった模様。こう言う建物をリノベーションしてほしいんですがね。ほんとは。
くきた本館の先、もみじ橋の袂はかつて川を望む飲食店か何かの跡。そこの貼り紙を見たらこんなことが書かれてました。チャボが散歩してるとは⁉︎
こちらがもみじ橋。杖立温泉の年中行事で鯉のぼりが有名なのですが、鯉の形をした絵馬に恋の願い事を書くと成就するとかしないとか。はぁ、そうですか。特に恋のお悩みが無い方はくまモン絵馬に願い事を。
対岸(北東岸側)の袂に建つのは旧「ふるや」さん。現在旅館業は廃業されており、1階ロビーで竹細工などの工房をやられています。
橋の下の河川敷には、今回入りませんでしが、共同浴場「元湯」があります。
橋を渡った先には、こちらも入りませんでしたが、共同浴場「薬師湯」が。
こちらが今回宿泊した「葉隠館」さん。外観がモルタルとタイル貼りですが中身は相当古く、戦前建築じゃ無いかと思えて感動を覚えるほど。高度成長期以来近代化の波は日本の木造建築に対して古くてボロい物という価値観をもたらしました。そんな時代の流れが鉄筋コンクリートっぽい見た目への改修をさせたのでしょうが、それも今は過去の価値観。結果、中途半端な古さを醸してしまう事に。
お風呂もひと昔前のセンスか、女神! これはこれでレトロ。お湯は隣の「くきた別館」さんと同じ源泉なのか、癖の無いナトリウム塩化物泉でした。
さて共同浴場。前回近くまで行きながら時間の都合で入れなかった御前湯へ。今回杖立温泉に泊まったのは、ここのお湯に浸かるのが目的でした。
ところが。ところがです。なんと、お湯が無いじゃぁないですか!
源泉投入も考えましたが、連れも居たので断念。ちなみに女湯の方には湯が張られていたそうです。入浴料の200円を投入してしまいましたが、それはそれで全国の共同浴場に入らせて頂いている日頃の感謝の意と、今後も外来者にここの湯を解放し続けていて欲しいとの思いを込めて。
猫が癒してくれました。路地裏は猫が多いです。
屋根の上の鳩が気になってしょうがない様子。
それにしても薄暗く狭い路地ばかりで廃墟も多く見かけるとなると、なかなかな雰囲気があります。
鬼のような配管。上水道や温泉などの配管が路地の上を走っています。2回目の訪問は、また新たな発見もある。
温泉街の中央にある潜水橋を渡り、広い駐車場のような場所の片隅に共同浴場を見つけました。左が外来者に解放された「湯かたば」で右がジモ専の「さくら湯(だったと思った)」。どちらも同じ源泉から湯を引いてます。
ジモ専の方は鍵がかかっているので当然外来者向けの「湯かたば」へ。ここが思いの外素晴らしいお湯でした。纏わりつくようなヌメり感。癖の無いお湯ですが柔らかい浴感で、ゆっくり浸かっていたくなります。
バス停前にいつの時代か分かりませんが古い案内板がありました。現在の観光協会のサイトと比較して見ると、看板に書かれている宿は27軒。内、今も営業を続けているのは19軒。だいぶ減ってしまったようです。
→2017年11月訪問時の記事はこちら。
まずショックだったのは、旧「たしろや」さんの建物が解体されていた事。
こちらは前回訪れた時の写真。
前回すでに廃業されていましたが、特に裏側の路地に面したカクカクした木造の壁が素敵でした。
こちらは前回訪れた時の写真。建物としても貴重だと思っていたのですが、さすがに倒壊の危険があったのでしょうか。
今回宿泊する「葉隠館」さんは午後3時まで無人との事だったので、とりあえず隣の「くきた別館」さんで休憩。
あまり特徴の感じられないナトリウム塩化物泉で、温度調整のため加水もされていますが、しっかり暖まることができました。
くきた別館7階から下流方面を望む。左手奥は現在使われていない旧くきた本館跡。杖立川に掛かるのはもみじ橋で、対岸奥の立派なホテルは「ホテル大自然」です。この「大自然」は韓国人観光客を大々的に受け入れる事で生き残り大変賑わっているようで、天ヶ瀬温泉のホテル成天閣さんを思い出します。
ちなみにこちらが現在使われていない本館。見事な木造建築ですが、縦長の鉄筋コンクリートの別館に移ってしまった模様。こう言う建物をリノベーションしてほしいんですがね。ほんとは。
くきた本館の先、もみじ橋の袂はかつて川を望む飲食店か何かの跡。そこの貼り紙を見たらこんなことが書かれてました。チャボが散歩してるとは⁉︎
こちらがもみじ橋。杖立温泉の年中行事で鯉のぼりが有名なのですが、鯉の形をした絵馬に恋の願い事を書くと成就するとかしないとか。はぁ、そうですか。特に恋のお悩みが無い方はくまモン絵馬に願い事を。
対岸(北東岸側)の袂に建つのは旧「ふるや」さん。現在旅館業は廃業されており、1階ロビーで竹細工などの工房をやられています。
橋の下の河川敷には、今回入りませんでしが、共同浴場「元湯」があります。
橋を渡った先には、こちらも入りませんでしたが、共同浴場「薬師湯」が。
こちらが今回宿泊した「葉隠館」さん。外観がモルタルとタイル貼りですが中身は相当古く、戦前建築じゃ無いかと思えて感動を覚えるほど。高度成長期以来近代化の波は日本の木造建築に対して古くてボロい物という価値観をもたらしました。そんな時代の流れが鉄筋コンクリートっぽい見た目への改修をさせたのでしょうが、それも今は過去の価値観。結果、中途半端な古さを醸してしまう事に。
お風呂もひと昔前のセンスか、女神! これはこれでレトロ。お湯は隣の「くきた別館」さんと同じ源泉なのか、癖の無いナトリウム塩化物泉でした。
さて共同浴場。前回近くまで行きながら時間の都合で入れなかった御前湯へ。今回杖立温泉に泊まったのは、ここのお湯に浸かるのが目的でした。
ところが。ところがです。なんと、お湯が無いじゃぁないですか!
源泉投入も考えましたが、連れも居たので断念。ちなみに女湯の方には湯が張られていたそうです。入浴料の200円を投入してしまいましたが、それはそれで全国の共同浴場に入らせて頂いている日頃の感謝の意と、今後も外来者にここの湯を解放し続けていて欲しいとの思いを込めて。
猫が癒してくれました。路地裏は猫が多いです。
屋根の上の鳩が気になってしょうがない様子。
それにしても薄暗く狭い路地ばかりで廃墟も多く見かけるとなると、なかなかな雰囲気があります。
鬼のような配管。上水道や温泉などの配管が路地の上を走っています。2回目の訪問は、また新たな発見もある。
温泉街の中央にある潜水橋を渡り、広い駐車場のような場所の片隅に共同浴場を見つけました。左が外来者に解放された「湯かたば」で右がジモ専の「さくら湯(だったと思った)」。どちらも同じ源泉から湯を引いてます。
ジモ専の方は鍵がかかっているので当然外来者向けの「湯かたば」へ。ここが思いの外素晴らしいお湯でした。纏わりつくようなヌメり感。癖の無いお湯ですが柔らかい浴感で、ゆっくり浸かっていたくなります。
バス停前にいつの時代か分かりませんが古い案内板がありました。現在の観光協会のサイトと比較して見ると、看板に書かれている宿は27軒。内、今も営業を続けているのは19軒。だいぶ減ってしまったようです。