別府には2000近くの源泉と88箇所の共同浴場があると聞きます。数回訪れる程度じゃ到底巡り切れません。それこそ住まなきゃ無理です。

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また古い湯屋が年々建て替え、または廃業され続けており、情緒ある共同浴場が減り続けているので、気持ちは焦るばかりです。

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今回宿泊したのは駅真正面に建つ古いビジネスホテル「ホテルはやし」さん。一泊素泊まり2700円と、立地に対して格安な宿。

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夜は居酒屋とスナックで過ごすので、安く素泊まり出来る宿を選びます。お風呂は源泉掛け流し。あまり特徴を感じられない塩化物泉ですが、お湯の鮮度や濃さなどは良いです。

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駅から坂を少し下ったところにあるのが共同浴場「駅前高等温泉」。大正13年建造の素晴らしい建物です。

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一応宿泊も出来るようですが畳3畳の簡易宿泊施設のような部屋と、サウナのような雑魚寝する大部屋しかないとか。残念ながら今回、後回しにしていたら入り逃してしまいましたが、次回必ず入ろうと思います。

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路地裏飲食店街の中に忽然と姿を現すのが梅園温泉。つい最近までは狭い路地を入った奥にある古い建物の共同浴場という堪らないシチュエーションだったようですが、手前が空き地になり建物自体も建て替えてしまい、私の好きな要素が無くなってしまいました。もっと早く来たかった。

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こちらは別府を代表する共同浴場、竹瓦温泉。明治12年創業で現在の建物は昭和13年建造。立派な建物です。

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浴場は撮影禁止のうえ入られている方もいらっしゃったので、写真はありませんが見事なものでした。

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泉質は男湯がナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩泉(塩化物泉)で、女湯がナトリウム−炭酸水素塩泉(炭酸水素塩泉)。仄かに薄茶色の濁りもあり、柔らかい入り心地でした。ちなみに砂湯もあるようです。

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寿温泉は明治32年から創業されているのですが、もともとは女性の病気によく効く温泉として女湯のみしかなく、現在の建物に建て替えた大正13年に男湯が出来たそうです。

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後継者問題で一時期閉業の危機もあったそうですが、別府八湯温泉道名人会の理事長さんが管理を引き継ぐことで存続。ありがたい事です。

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九州の共同浴場の特徴とも言えますが、脱衣場から一段下がった所に浴槽と言った造り。泉質は炭酸水素塩泉。

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浴槽には51度の源泉が湯船の中からダバダバと掛け流されております。だもんで持参の温度計で測ったところ、なんと49度。無理です。仕方なく蛇口全開で加水。湯もみしながら、どうにか43度まで下げました。後で聞いた話によれば、女湯には源泉投入口に投入量を調整する板があって、源泉を絞っていたので適温だったとか。その分男湯にダバダバ流れ込んでいたのか?
ともあれ、奥日光の温泉寺での鬼加水を思い出しました。こう言うのもまた楽しい思い出になります。

今回、別府の共同浴場は二ヶ所しか廻れませんでしたが、年に二回以上は通いたいと思いました。