桐生からわたらせ渓谷鉄道で足尾へ。3回目の訪問となります。

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新緑の渡良瀬渓谷を昇るDE10+12系客車+トロッコ客車。

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ゴールデンウィーク最終日は満席。清々しい風が駆け抜けます。

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すっかり観光客気分の今回、通洞駅で下車して足尾歴史館を訪れました。同じく下車した観光客たちは歴史などに興味は無く、そのほとんどが足尾銅山観光のトロッコへと直行します。

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足尾歴史館の目玉は完璧に復元したガソリンカー。

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この軽便鉄道はかつて、国鉄足尾線とは別に足尾町内を路面電車のように走っていました。明治28年、馬車鉄道として開通し、大正14年よりガソリンカーへと変わったそうです。昭和29年に廃止。

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館内の広場を二周します。約80年前のフォードエンジンをレストアし、ボンネットやラジエターなどもフォードのクラッシックカーからそのまま移植。その辺も忠実に再現しています。

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周回コース内側には、ちっちゃいガソリンカーも。こちらもちゃんとエンジンを積んでて人を乗せ、運転までさせてくれます。

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館内にはさらに小さなOゲージのガソリンカーまで。ガソリンカーへの愛が止まらない。

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広場にはボランティア団体のけいてつ協会によって全国から集められたナローゲージの機関車たちが保存されています。

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集められた車両は整備され、再び動くところまで復元し、動態保存されます。

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こちらは足尾銅山で稼働していた機関車。

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こちらは立山砂防工事軌道の機関車。なんと現地ではいまだ現役で運行されています。

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立山の機関車を二輌も引き取ってました。もちろん二輌ともしっかり動くとの事。この立山砂防工事軌道、スイッチバックしながら昇って行く事でも有名なのですが、30年近く前に現地へ写真を撮りに行った事があります。まさかこんなところで再会できるとは、思ってもいませんでした。

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こちらはかつて向ケ丘遊園の園内を走っていた車輌。防水塗装などの再塗装がまだなのでシートが被されていますが、ちゃんと動くそうです。ただホイールベースが長いため、直線レールでのみ。

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こちらはいわき市の新八茎鉱山で働いていた機関車。こういう顔、大好きです。

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それにしても、ここのスタッフは実にマニアック!話をすると特にそうなんですが、本当に軽便軌道が好きな人たちです。しかも来館しているお客さんたちもマニアック!もっと家族連れとかカップルとか、観光地っぽい雰囲気あってもいいのに、なんか雰囲気がタモリ倶楽部。

ちなみに館内には多くの貴重な写真や資料などが展示されており、足尾の歴史をよく理解出来ます。

栃木県日光市足尾(1)、足尾銅山観光
栃木県日光市足尾(2)、旧足尾線貨物専用線跡
栃木県日光市足尾(3)、足尾銅山本山製錬所跡
栃木県日光市足尾(4)、鉱山住宅跡(その1)
栃木県日光市足尾(5)、鉱山住宅跡(その2)
栃木県日光市足尾(6)、簀子橋堆積場
栃木県日光市足尾(7)、秋の田元鉱山住宅跡〜変電所跡