臨時快速足利ふじまつり号にて桐生に行ってまいりました。
外国人観光客も押し寄せる足利フラワーパークで降りても人だらけだしと思い、そのまま終点の桐生まで乗車。
ちなみにゴールデンウィーク明けの月曜日、帰りがけにちょっとだけフラワーパークに立ち寄って見ましたが肝心の藤は散った後。今年は桜同様開花が一週間ほど早かったのでゴールデンウィーク期間は微妙だとの噂は聞いていましたが。
群馬県桐生市に訪れたのは3回目。と言っても2回目は暑さに負けて居酒屋とスナックに寄っただけで帰ってしまいましたが。ここ有鄰館隣の矢野園に訪れたのは実に8年ぶり。
→2010年5月に訪れた時の様子
今回は無料のレンタルサイクルを借りて市内をじっくり巡ります。こちらは無鄰館。
桐生には有形文化財に指定された織物工場の建物が多く残されておりますが、ここは骨董屋およびカフェとして再利用されています。
こちらは無鄰館の裏手側。一級建築士事務所が中に入っております。
こちらは旧曽我織物工場。大谷石で建てられています。
こちらはベーカリーカフェレンガ。このように古い建物を残そうという働きは素晴らしいです。
しかし観光PRとしての市の取り組みに弱さを感じ得ません。実際古い街並みとしての桐生の魅力は、例えば関東で言えば川越や佐原などと比べて知名度も低い。
銭湯『一の湯』。ちゃんと現役で営業されています。時間の都合で入れませんでしたが、いつか中に入ってみたいです。
こちらは両毛線の南側、本町6丁目の歯医者さん。
その近く、巳町の歯医者さん。いずれも歯医者とは思えないような歴史的建造物です。
桐生駅南口近くにある旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟を利用した桐生市近代化遺産絹撚記念館。大正6年竣工の登録有形文化財。
こちらは大正8年竣工の登録有形文化財、桐生倶楽部。地元の有力者たちが集って鉄道や銀行の誘致、電話設置などに尽カし、桐生発展の基礎をつくリあげた場所とされています。
南側の町外れにある銭湯『三吉湯』。
※三好湯は2019年12月19日、火災により焼失してしまいました。その際、ご主人も亡くなられてしまったとの事で、ご冥福をお祈りします。
温泉銭湯はよく探しますが、普通の銭湯は今までノーマークでした。しかしこの外観、一目で惚れ込んでしまいます。
中では食事も出来るようになっています。
浴室は古き良き銭湯。富士山のペンキ画も見事。お風呂は43度くらいでしょうか、なかなか熱いお湯でさっぱりしました。
銭湯を出ると目の前にノコギリ屋根。この工場で働いていた人たちが、仕事終わりに三吉湯で汗を流したのでしょう。
このように桐生の街には貴重な建造物がゴロゴロしています。しかし絹産業で発展した街であるのにも関わらず、世界遺産、富岡製糸場と絹産業遺産群に含まれていません。世界遺産の登録は群馬県、沼田市、藤岡市、富岡市、安中市、下仁田町、甘楽町、中之条町、六合村の1県4市3町1村の共同提案が出発点となっていますが、そこに桐生市の名前が無いのです。私などの素人目で見るに、富岡製糸場を見に行くよりも桐生の街を巡った方が、よほど産業発展の勉強になると思うのですがね。
外国人観光客も押し寄せる足利フラワーパークで降りても人だらけだしと思い、そのまま終点の桐生まで乗車。
ちなみにゴールデンウィーク明けの月曜日、帰りがけにちょっとだけフラワーパークに立ち寄って見ましたが肝心の藤は散った後。今年は桜同様開花が一週間ほど早かったのでゴールデンウィーク期間は微妙だとの噂は聞いていましたが。
群馬県桐生市に訪れたのは3回目。と言っても2回目は暑さに負けて居酒屋とスナックに寄っただけで帰ってしまいましたが。ここ有鄰館隣の矢野園に訪れたのは実に8年ぶり。
→2010年5月に訪れた時の様子
今回は無料のレンタルサイクルを借りて市内をじっくり巡ります。こちらは無鄰館。
桐生には有形文化財に指定された織物工場の建物が多く残されておりますが、ここは骨董屋およびカフェとして再利用されています。
こちらは無鄰館の裏手側。一級建築士事務所が中に入っております。
こちらは旧曽我織物工場。大谷石で建てられています。
こちらはベーカリーカフェレンガ。このように古い建物を残そうという働きは素晴らしいです。
しかし観光PRとしての市の取り組みに弱さを感じ得ません。実際古い街並みとしての桐生の魅力は、例えば関東で言えば川越や佐原などと比べて知名度も低い。
銭湯『一の湯』。ちゃんと現役で営業されています。時間の都合で入れませんでしたが、いつか中に入ってみたいです。
こちらは両毛線の南側、本町6丁目の歯医者さん。
その近く、巳町の歯医者さん。いずれも歯医者とは思えないような歴史的建造物です。
桐生駅南口近くにある旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟を利用した桐生市近代化遺産絹撚記念館。大正6年竣工の登録有形文化財。
こちらは大正8年竣工の登録有形文化財、桐生倶楽部。地元の有力者たちが集って鉄道や銀行の誘致、電話設置などに尽カし、桐生発展の基礎をつくリあげた場所とされています。
南側の町外れにある銭湯『三吉湯』。
※三好湯は2019年12月19日、火災により焼失してしまいました。その際、ご主人も亡くなられてしまったとの事で、ご冥福をお祈りします。
温泉銭湯はよく探しますが、普通の銭湯は今までノーマークでした。しかしこの外観、一目で惚れ込んでしまいます。
中では食事も出来るようになっています。
浴室は古き良き銭湯。富士山のペンキ画も見事。お風呂は43度くらいでしょうか、なかなか熱いお湯でさっぱりしました。
銭湯を出ると目の前にノコギリ屋根。この工場で働いていた人たちが、仕事終わりに三吉湯で汗を流したのでしょう。
このように桐生の街には貴重な建造物がゴロゴロしています。しかし絹産業で発展した街であるのにも関わらず、世界遺産、富岡製糸場と絹産業遺産群に含まれていません。世界遺産の登録は群馬県、沼田市、藤岡市、富岡市、安中市、下仁田町、甘楽町、中之条町、六合村の1県4市3町1村の共同提案が出発点となっていますが、そこに桐生市の名前が無いのです。私などの素人目で見るに、富岡製糸場を見に行くよりも桐生の街を巡った方が、よほど産業発展の勉強になると思うのですがね。
恥ずかしながら桐生市という市は今まで名前しか知りませんでした。
なかなか旅行できない毎日ですが、行ってみたい場所がひとつ増えました。