毎年恒例となっています今年一年の締めくくり、記憶に残った情景総集編です。
今年は去年の年末に訪れた埼玉の廃村を引きずってのスタート。廃墟サイトでは有名な白岩集落探訪から始まりました。
運転免許を持っていない私にとって写真を撮りに行くに際し、公共交通機関がどこまで走っているかと言う問題が常にあります。その点この白岩集落は歩く距離としての限界を更新しました。往復1時間近くでしかも山道。登山する方にとっては普通ですが、散歩レベルでは開き直りが必要です。しかしこの経験から行動範囲が広がったのは確か。道無き斜面を登るスキルも磨いた。
情景としては去年の山掴や栗山集落ですでに衝撃を受けていましたが、なかなかここも痺れました。
今年の記事を振り返って見ると、ひたすら飲んでばかり。インパクトのある光景にはあまり出会わないまま夏を迎えます。そして北海道。去年、連続台風で8月には水没してしまったダムに沈むアーチ橋、タウシュベツ橋梁にリベンジ訪問。予想以上の迫力に圧倒されました。
翌日、帯広〜釧路間を久々に鈍行列車で移動。帯広では暑いくらいに晴れていたのに、峠を越えて海沿いに出た途端に肌寒い濃霧。しかも一条の線路以外何もないという、まるで異世界に飛び込んでしまったような衝撃でした。
実に久々の都内街歩き。北千住の飲み屋の多さに驚きながら、徐々に再開発されつつある路地裏に注目しました。特にこの駐輪場に一周囲まれてしまったバラックは酷い有り様。
夏は奥日光温泉へ。温泉に入れるお寺の温泉寺に立ち寄りました。朝イチ入ろうとしたら加水されておらず80度の源泉がほぼそのまま。泣きながら加水&湯もみをするという経験も、後から考えると楽しいものでした。
奥日光の帰りにバスの窓から見えた足尾の光景が衝撃的過ぎて、一週間も経たない内に改めて訪れることに。足尾銅山関連の遺構は前々から気になってはいましたが、この目で見ると居ても立っても居られなくなりました。
すっかり廃村マニアになってしまった私は、足尾で鉱山住宅跡ばかりを巡りました。更地となり石垣しか残っていない地区から木造の長屋がしっかり残っている地区まで、当時の繁栄を偲ばせるものを多く見ることが出来ます。
数年ぶり仕事で横須賀まで通うようになったので、以前ちゃんと撮れなかったスナック街を改めて歩きました。11年ぶりでしたが、あまり変わっていない事に安心。
夏も終わる頃、今年は隅田川の花火も行ってないなぁと言うことで熱海の花火大会へ。とても充実した小旅行でしたが、それに絡めて以前より行きたかった超ショートヘアピンカーブトンネルへ。ただのトンネルですがカーブと斜度が半端ない、まるでサザエの中みたいなトンネルです。もう笑うしかない。
夏に訪れた足尾。藪が枯れて奥まで分け入れるようになるのを見計らって再訪。一部ネットで見ることが出来るものの基本的にはタブーとされる簀子橋堆積場を見るべく、今ではほとんど使われる事の無くなった登山道を登りました。鉱毒を貯めるためのダムという、そのレアな光景に色々と考えさせられます。
秋も深まりを見せる足尾。まだまだ行けてない場所も多くありますがなにしろ遠いので、来年もまた行ければと思います。
さて、今年の締めは九州。旧国鉄宮原線跡のアーチ橋群は周辺に広がる日本の原風景も含め、非常に印象に残るものでした。来た事のない場所なのに、学生時代の汽車旅を思い出させてくれる。
杖立温泉の路地裏迷宮。なんと言うか、もはやファンタジーとも言うべき非日常的な光景の連続で、九州のネタの多さに驚くばかり。以前より行ってみたいと思っていた温泉街ですが最近メディアやネットへの露出も多くなり、メジャーになるにつれ行く気が失せかけていましたが、実際行ってみれば想像以上の衝撃で感動しました。
天ヶ瀬温泉のオープン過ぎる露天風呂。ほぼ川という開放感以前に、全方向から丸見えという驚き。温泉文化のおおらかな一面を今に残す貴重なお風呂です。
最後の締めは志免鉱業所竪鉱跡。これだけ巨大な廃墟が解体もされずに残っていたと言うのが凄い。しかも周辺は普通の住宅街。九州の底力を感じました。
と、言うわけで今年はネタが少ない一年でした。仕事が忙しかったと言うのもありますが、基本的には立ち飲み屋で飲んでばかりいました。しかし通いたくなる店や、実際通い続けている店など、多くの出会いにも恵まれました。
大船の立ち飲み屋「倉庄」さんはとにかく楽しい店でした。夕方の4時ぐらいに暖簾を潜れば、もうすでに出来上がっているお父さんたちが。まさに地元に愛されている店で、しばらく通い詰めていました。ただ大船方面の仕事が終わってしまったら、いかんせん遠くて行かれない。
横浜市桜木町の市営地下鉄ビルの地下飲食街にある「はなみち」さん。とにかく古くてボロくて大好きな店内。遠くて通いこそ出来ませんでしたが、なかなか衝撃的でした。
新宿歌舞伎町の外れの外れ、副都心線東新宿駅も近い6丁目。飲み屋なんてもう無いだろうと思える裏通りに突如として現れる立ち飲み屋「中根商店」さん。串物は塩加減焼き加減ともに絶妙で、モツ煮込みはコンニャクも人参も豆腐も入っていないモツのみというもの。美味くて週何回も通っていました。
そして今年一番の出来事と言っても過言ではないのが、新橋駅前ビル一号館地下飲食街との出会い。まったく楽しい飲み屋街で、特に「南」さんは今でも、これからもずっと通い続けます。もう常連の仲間入り。と言っても常連もイチゲンも分け隔てなくフレンドリーなお店です。年内にもう一度ぐらい行けたらいいなと思います。
そんなわけで、今年も当ブログにお付き合いいただき、ありがとうございます。
来年は今年以上に多くのマイナースポットを紹介出来ればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
皆様よいお年を。
〜2014年総集編(旅行編)
〜2014年総集編(首都圏編その1)
〜2014年総集編(首都圏編その2)
2015年総集編
2016年総集編
今年は去年の年末に訪れた埼玉の廃村を引きずってのスタート。廃墟サイトでは有名な白岩集落探訪から始まりました。
運転免許を持っていない私にとって写真を撮りに行くに際し、公共交通機関がどこまで走っているかと言う問題が常にあります。その点この白岩集落は歩く距離としての限界を更新しました。往復1時間近くでしかも山道。登山する方にとっては普通ですが、散歩レベルでは開き直りが必要です。しかしこの経験から行動範囲が広がったのは確か。道無き斜面を登るスキルも磨いた。
情景としては去年の山掴や栗山集落ですでに衝撃を受けていましたが、なかなかここも痺れました。
今年の記事を振り返って見ると、ひたすら飲んでばかり。インパクトのある光景にはあまり出会わないまま夏を迎えます。そして北海道。去年、連続台風で8月には水没してしまったダムに沈むアーチ橋、タウシュベツ橋梁にリベンジ訪問。予想以上の迫力に圧倒されました。
翌日、帯広〜釧路間を久々に鈍行列車で移動。帯広では暑いくらいに晴れていたのに、峠を越えて海沿いに出た途端に肌寒い濃霧。しかも一条の線路以外何もないという、まるで異世界に飛び込んでしまったような衝撃でした。
実に久々の都内街歩き。北千住の飲み屋の多さに驚きながら、徐々に再開発されつつある路地裏に注目しました。特にこの駐輪場に一周囲まれてしまったバラックは酷い有り様。
夏は奥日光温泉へ。温泉に入れるお寺の温泉寺に立ち寄りました。朝イチ入ろうとしたら加水されておらず80度の源泉がほぼそのまま。泣きながら加水&湯もみをするという経験も、後から考えると楽しいものでした。
奥日光の帰りにバスの窓から見えた足尾の光景が衝撃的過ぎて、一週間も経たない内に改めて訪れることに。足尾銅山関連の遺構は前々から気になってはいましたが、この目で見ると居ても立っても居られなくなりました。
すっかり廃村マニアになってしまった私は、足尾で鉱山住宅跡ばかりを巡りました。更地となり石垣しか残っていない地区から木造の長屋がしっかり残っている地区まで、当時の繁栄を偲ばせるものを多く見ることが出来ます。
数年ぶり仕事で横須賀まで通うようになったので、以前ちゃんと撮れなかったスナック街を改めて歩きました。11年ぶりでしたが、あまり変わっていない事に安心。
夏も終わる頃、今年は隅田川の花火も行ってないなぁと言うことで熱海の花火大会へ。とても充実した小旅行でしたが、それに絡めて以前より行きたかった超ショートヘアピンカーブトンネルへ。ただのトンネルですがカーブと斜度が半端ない、まるでサザエの中みたいなトンネルです。もう笑うしかない。
夏に訪れた足尾。藪が枯れて奥まで分け入れるようになるのを見計らって再訪。一部ネットで見ることが出来るものの基本的にはタブーとされる簀子橋堆積場を見るべく、今ではほとんど使われる事の無くなった登山道を登りました。鉱毒を貯めるためのダムという、そのレアな光景に色々と考えさせられます。
秋も深まりを見せる足尾。まだまだ行けてない場所も多くありますがなにしろ遠いので、来年もまた行ければと思います。
さて、今年の締めは九州。旧国鉄宮原線跡のアーチ橋群は周辺に広がる日本の原風景も含め、非常に印象に残るものでした。来た事のない場所なのに、学生時代の汽車旅を思い出させてくれる。
杖立温泉の路地裏迷宮。なんと言うか、もはやファンタジーとも言うべき非日常的な光景の連続で、九州のネタの多さに驚くばかり。以前より行ってみたいと思っていた温泉街ですが最近メディアやネットへの露出も多くなり、メジャーになるにつれ行く気が失せかけていましたが、実際行ってみれば想像以上の衝撃で感動しました。
天ヶ瀬温泉のオープン過ぎる露天風呂。ほぼ川という開放感以前に、全方向から丸見えという驚き。温泉文化のおおらかな一面を今に残す貴重なお風呂です。
最後の締めは志免鉱業所竪鉱跡。これだけ巨大な廃墟が解体もされずに残っていたと言うのが凄い。しかも周辺は普通の住宅街。九州の底力を感じました。
と、言うわけで今年はネタが少ない一年でした。仕事が忙しかったと言うのもありますが、基本的には立ち飲み屋で飲んでばかりいました。しかし通いたくなる店や、実際通い続けている店など、多くの出会いにも恵まれました。
大船の立ち飲み屋「倉庄」さんはとにかく楽しい店でした。夕方の4時ぐらいに暖簾を潜れば、もうすでに出来上がっているお父さんたちが。まさに地元に愛されている店で、しばらく通い詰めていました。ただ大船方面の仕事が終わってしまったら、いかんせん遠くて行かれない。
横浜市桜木町の市営地下鉄ビルの地下飲食街にある「はなみち」さん。とにかく古くてボロくて大好きな店内。遠くて通いこそ出来ませんでしたが、なかなか衝撃的でした。
新宿歌舞伎町の外れの外れ、副都心線東新宿駅も近い6丁目。飲み屋なんてもう無いだろうと思える裏通りに突如として現れる立ち飲み屋「中根商店」さん。串物は塩加減焼き加減ともに絶妙で、モツ煮込みはコンニャクも人参も豆腐も入っていないモツのみというもの。美味くて週何回も通っていました。
そして今年一番の出来事と言っても過言ではないのが、新橋駅前ビル一号館地下飲食街との出会い。まったく楽しい飲み屋街で、特に「南」さんは今でも、これからもずっと通い続けます。もう常連の仲間入り。と言っても常連もイチゲンも分け隔てなくフレンドリーなお店です。年内にもう一度ぐらい行けたらいいなと思います。
そんなわけで、今年も当ブログにお付き合いいただき、ありがとうございます。
来年は今年以上に多くのマイナースポットを紹介出来ればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
皆様よいお年を。
〜2014年総集編(旅行編)
〜2014年総集編(首都圏編その1)
〜2014年総集編(首都圏編その2)
2015年総集編
2016年総集編
「OL主婦の小さな幸せ」のwinです。
URLをいただいてから少しずつ拝読しております。
おっしゃる通り、趣味嗜好のベクトルが同じようでどれも
ワクワクします!
時には建造物の迫力あり、廃墟の物悲しさあり、昭和レトロあり、自然と人工物のコラボあり、そして合間の感想も面白く、なかなか止まりませんでした(笑)
女性ひとりでは行けないような場所も、行った気になり楽しく読んでいます!
あのアーチ型の橋梁も好きです。
1度間近で見てみたい。。なかなか見付けられませんが。。
足尾銅山は計画たてないと、1日では厳しいですね。
でもいつか足を運びたいと思います。
本年もよろしくお願い致します!