11年ぶりの九州。今回は福岡と熊本と大分の県境辺りを中心に巡って来ました。

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1泊目に宿泊したのは山川温泉「しらはなシンフォニー」さん。ネットでもあまり情報の無い超マイナーな温泉地です。

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加水加温無しの源泉100%掛け流しのお湯は、含硫黄 カルシウム-ナトリウム 硫酸塩 塩化物泉(弱酸性低拡張高温泉)。硫黄臭は感じられず無臭、舐めるとしょっぱいです。綿状の黒い湯の花が大量に沈殿しており、個性はそれほど感じられないものの、濃くてしっかりとした塩化物泉と言った印象でした。

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翌朝、露天風呂で朝風呂。こちらは自家源泉でしょうか内湯と全く違い、湯の底に白い湯の花がびっしり沈殿しています。

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塊を掬い上げてみると、まんま硫黄です。ただ入った印象は内湯とあまり変わらず、多少ピリッと来る感じ。日帰り入浴も受け入れているようなので、ここの露天は立ち寄りでもお薦めです。

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露天風呂は二ヶ所あり、どちらも貸し切り家族風呂になります。写真はもう一方の露天。

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しらはなシンフォニーさんは1泊2食付きで10000円とこの地域では最も安く、食事も充分満足できるボリューム。ただ全室禁煙で一階の所定の場所でしか吸えないので喫煙者は注意。

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宿の周辺は棚田の多い山里で、まさに日本の原風景といった趣き。宿の向かい川向こうに建つ民家の離れには湯気を逃がす湯屋のような小屋があるので、このお家のお風呂も源泉掛け流しなのかもしれません。

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しらはなシンフォニーさんから少し下りたところに共同浴場、山川部落温泉入浴場があります。部落という差別用語とされている言葉を自称で使う辺り、私の故郷でもそうだったのですが、タクシーの運転手さんも普通に使われてます。

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お湯は宿と同じく透明な単純硫黄泉。個人的な印象としては野沢温泉なんかに近いのかも。

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さらに国道387号線まで下りたところに共同浴場、ホタルの里温泉があります。

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国道沿いという事もあり訪れる観光客も多いのか小綺麗な湯屋ですが、公民館の隣にあり地元の方々の大切な共同浴場です。