早いもので2018年も終わりです。そこで毎年恒例としている印象に残った情景、2018年の総集編をお送りします。
今年は廃墟好き+鉄道ということで、保存車両や廃車両に興味を持ちました。あと、戦争遺跡にも多く訪れ、歴史を改めて学ぶ機会にも恵まれました。
遠出では春に桐生、夏に秋田から山形と言った感じでしたが、去年同様仕事が忙しくて出掛ける余裕が無く、仕事帰りに田町の立ち飲みに寄ったり、神田や新橋で飲んでばかりの一年でした。


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京成千葉中央駅から先、かつて第三セクターとして開業した千葉急行の未成線区間。全線開通を待たずに千葉急行が債務超過で破綻してしまいました。ちはら台までの区間は京成が引き継いだものの単線のまま。土地開発の光と影を垣間見れます。

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数年振り二回目の桐生。レンタサイクルでじっくり周りました。一番好きなのがこの三吉湯。桐生では多くの古い建物が綺麗に保存されている中、地域の銭湯としてボロいまんま残っている。このくたびれた感じがストライクでした。

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横須賀に残る赤線地帯跡のひとつ、皆ヶ作のカフェー建築。赤線系のサイトでは有名な物件ですが、住宅街の中にひっそりと当時の面影を残しています。

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横須賀の手前、田浦に残る倉庫群。かつて軍港だった頃の海軍倉庫の多くをそのまま使用しています。近年までは貨物の引き込み線もあり、その廃線跡も多く残されていました。

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今年一番の衝撃、神田ガード下の飲み屋街。ガード下で路地が迷路のように巡っていたのは、あまりにも予想外。その後も通い続け今ではすっかり常連になってしまいましたが、今年度で耐震補強工事に伴い一斉退去させられるという噂も。来年も引き続き注目し続けます。

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真夏の猛暑日に坂を登って死にましたが、三浦半島観音崎の砲台跡は多くの遺構が残っていました。

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千葉県旭市、香取航空基地跡周辺の田んぼの中に残る掩体壕。太平洋戦争や特攻隊について色々詳しく調べ、知る機会となりました。

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秋田県秋田市街に残る路地裏飲食店街。残念ながら昼間にしか寄れませんでしたが、次回機会があればぜひ夜の営業時間帯に店に突入してみたいです。

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庄内交通湯野浜線廃線跡の途中にある、善宝寺駅跡に造られた鉄道記念館跡。保存車両も管理する人が居なくなり、朽ち果てて行きます。シチュエーションとしては今年一番のヒット。

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朽ち果てた保存車両にすっかりハマってしまい、秩父鉄道三峰口に放置された車両を訪れました。

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秩父市街は以前からじっくり散歩したいと常々思っていながらも先送りにしていましたが、三峰口のついでに立ち寄ることが叶いました。そしたら予想以上の素晴らしい建物たちが迎えてくれました。

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今年は戦争遺跡訪問にも力を入れました。こちらは茨城県南部の鹿島工業地帯に残る掩体壕。中には復元された特攻兵器、桜花が置かれています。桜花については去年、房総半島に残る発射台跡を訪れていますが、より深く知る機会となりました。

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鉾田市、鹿島灘沿岸の畑の中にポツンと佇む廃車両。倉庫として使われていますが、もはや保存車両の域を出てしまいました。台車や床下機器は外されボディーだけが置き去りにされたその姿は、なんか可愛らしくもある。

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年の瀬、再開発で消えてしまう渋谷桜丘町を訪れました。ずっと先延ばしにしていて行ってなかった戦前木造建築のジュネス順心も、やっと見ることが出来ました。しかしのこ再開発、範囲の広さがエグいです。街一個丸々潰してしまうほど。

とまぁ、そんな感じで、今年はあまり散歩出来ませんでした。来年は頑張ります。
では皆様、良いお年を。