日光からいろは坂の手前で左に折れ、日足トンネルを越えれば足尾に抜けられます。このルートを日光市営の小型バスが1日6往復しております。足尾は群馬県を流れる渡良瀬川の上流域ですが、住所的にはギリギリ栃木県日光市になります。

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群馬県側からはわたらせ渓谷鉄道(旧・国鉄足尾線)が桐生から1日11往復、週末はさらにトロッコ列車が2往復走っています。

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足尾銅山観光は終点から二つ手前の通洞駅にあります。終点の間藤まで行けば多くの廃墟や亜硫酸ガスによる煙害で木の生えなくなった山などがありますが、観光客にはあまり見せたくないという配慮から下の方に造った、というのは考え過ぎでしょうか。

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連休中だけあってか多くの車や観光バスまでもが停まっていました。

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今回の目的は「本物のトロッコ列車」に乗る事にあります。現在の乗り場から2001年まで使われていた昔の乗り場までの急勾配を、ラックレール(アプト式とは違うらしい)のバッテリーカー(写真左)に牽引されながら、ゆっくり降りて来ます。

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ここからは自走客車のみで一気に加速して坑内へと突入して行きます。

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あっという間に到着。乗客はここから坑内を歩いて入り口へと戻って行きます。本物のトロッコとは言えこれはあくまで観光トロッコであり、残念ながら作業員を乗せていた訳ではありません。

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観光トロッコの線路幅は914mmですが、実際銅山が現役だった頃は495mmの狭軌だったそうです。当時の機関車が坑内に展示されていますが、ちゃんと架線から電力を供給していたようです。

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江戸時代から明治大正昭和まで、それぞれの時代の採掘作業の様子が、リアルな人形で再現されています。

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暗闇の中の蝋人形は少々不気味。

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坑内を出て昔の乗り場まで出ると、実際に使われていた車両たちが展示されています。

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これらは蓄電池式機関車。確かに狭くて深い坑内で、ディーゼルの排気を出す訳にはいきません。

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こちらは架線式機関車。主要坑道の架線区間と支線の非架線区間があったそうです。

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通洞駅に戻ってまいりました。もっと色々撮りたかったのですが、電車一本逃すと2時間来ないもので仕方なく。
日光よりバスで足尾駅付近を通って来た際、車窓に五軒長屋の廃墟群や引き込み線の廃線跡、足尾駅構内のキハ35など、二度見するような物件が多く有りました。今回はあまり時間もなくじっくり足尾町を廻れませんでしたが、また近い内に再訪したいと思います。ていうか来週行こうかな!