続きです。

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 沢の奥の高い地点を登山道と並行する形で生活道跡が走っており、峠側に進むと尾根の辺りに一軒の小屋が建っています。看板の文字は消え掛けていて確認困難でしたが、どうやら白岩地区(行政13区)の集会所のようで、中を覗くとたくさんの賞状が飾られていました。

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 沢を渡った登山道は急な斜面をつづら折りに登って行き、するとやがて倒壊した廃屋が姿を現します。

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 村の中心部分は開けた平地。ここに多くの建造物が建ち、畑なども有ったのかも知れません。

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 廃墟サイトを見ると登山者のお休み処を兼ねたお土産屋さんも有ったようですが、この全壊した建物がそれか、確認は出来ず。

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 平地の中央、少し地面が盛り上がった所に祠が有ります。もちろん中身は空っぽ。

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 祠の近くには墓石や石碑、お地蔵様などが乱雑に転がっています。

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 集落を今も見つめるお地蔵様。

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 登山道の右手に現存する廃屋の一軒。玄関は侵入者を嫌ってベニヤで塞がれています。

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 廃屋の裏手には多くの石積があり、何軒もの家が建っていたと思われます。

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 杉林の斜面を登って行くと、幾つもの祠が建っています。

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 山の神に感謝する甘酒祭りというお祭りもかつて行われていたそうですが、この幾つも散在する祠が神社の代わりとして山岳信仰の対象だったのかも知れません。

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 斜面にはすでに崩れてしまった祠もあります。

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 山間には貯水槽もあります。

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 登山道の左手にもう一軒の廃屋があります。

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 この車のオモチャは多くの廃墟サイトで目にします。ポルシェ356でしょうか。

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 フェアレディZ。この上白岩地区には廃屋が二軒残るのみでしたが、村の規模は大きかったと思われます。