特に写真を撮るわけでも、温泉に入るでも、廃墟を探索するでもなく、ただ単に千葉県の鴨川シーワールドへ行って来ました。

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 宿泊は鴨川の南、天面漁港近くのペンション。そもそもお盆休み真っ盛りの房総半島で前日に宿を探すこと自体が無謀でした。温泉の無い宿なんて久々でしたが、名物のアワビの釜飯は美味く宿の方々の対応も好印象。海水浴の家族連れで部屋は満室でしたが、良い宿でした。

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 宿のまん前には内房線。単線の線路には夏草が生い茂っており、もはやローカル線に等しいです。考えてみれば房総半島の安房天津から木更津の間の区間て、乗った事がありませんでした。それくらい千葉は私にとって縁遠い地なのです。

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 目の前は太平洋。房総半島独特の岩盤が荒波に削られております。

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 折しも台風大接近のさなか荒れ狂う海。時間を追うごとに雨雲が空を覆い始めます。

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 鴨川シーワールドはゲートをくぐるとまず水族館。その奥ではイルカショー、アシカショー、シャチショーなどが頻繁に催されており、満喫しようとしたらたっぷり1日楽しめます。

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 中でもシャチのショーは迫力満点でした。観客は超満員。海水浴して宿泊して鴨シー寄るというコースが夏休みの家族連れの定番コースのようです。鴨川を始めとする外房は、内房の木更津からだと高速も通っていないため普通に山越えしなければならず、アクアラインの恩恵をさほど受けていません。にも関わらず、この盛況ぶりは大したものです。

 鴨川の温泉は源泉温度が低く、加温しなければならないため温泉宿の数に対して日帰り入浴を受け入れているところが非常に少ないです。そのためもあってか、はたまた加水循環濾過がほとんどなのか、温泉ブログなどではあまり紹介されていません。しかし潮風でベトベトになった体を洗い流したいという要望も多いため、日帰り入浴を受け入れているところはそれなりに盛況のようです。果たしてそのお湯はどうなのか、今度来る時は体験してみたいと思います。
 また、安房鴨川の少し北には行川アイランド駅があり、駅前には昭和のレジャーランド、行川アイランドの跡地があります。現在厳重にガードされ立ち入り禁止となっていますが、こちらも非常に気になります。私も小学校低学年の頃にフラミンゴショーを見に行った事がありますが、東京ディズニーランドの開園やバブル崩壊やフラミンゴの高齢化(笑)などにより2001年の夏に閉園されたそうで、鴨シーと明暗を分ける形となりました。
 他にも内房の砲台跡を始めとする戦争遺跡や、農家でやってる正木温泉、超マイナーな岩谷観音堂などなど、そそる物件が盛りだくさんで、千葉には行きたいところがたくさん出て来ました。今後、ちょっと千葉を攻めてみたいと思います。