早いもので年の瀬、.2015年も終わろうとしています。今年も様々な街を散歩し、様々な土地を旅して来ました。その記録をブログを通して記事にして来ましたが、閲覧して下さった方々には改めて感謝を申し上げます。
 と言うわけで、今回はこの一年で特に印象に残った光景を振り返ってピックアップし、ダイジェストとしてお送りいたします。

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 年明けはガード下から。神田駅の近くに残るガード下飲み屋です。ガード下は元々戦後のドサクサに屋台を建てたりしていた不法占拠物件が発祥だったりしますが、現在ではどこもちゃんとJR東日本が土地を賃貸しています。

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 江東区は塩浜に残る廃線跡。かつては越中島貨物ターミナルから豊洲の工業地帯や晴海埠頭まで延びていた東京都港湾局専用線豊洲線跡です。

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 枝川の朝鮮部落。かつては凄まじいスラムっぷりだった劣悪環境も、現在では新築住宅も建ち並ぶ普通の住宅街となっていました。

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 多摩モノレールで西武新宿線を越えた東村山市、広大な都営村山団地の奥に佇んでいた日の出ストアーです。残念ながら既に全店舗が閉店しており、廃墟化しておりました。

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 通称川崎案件と呼ばれる川崎駅東田町にある係争地帯です。その中にポツリと一軒だけ残る謎のラーメン屋『鳥竹』。今年二回ほど訪れましたが、10月からこの地区の工事が着工予定になっていたので、その後どうなったか来年また訪れてみたいと思います。

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 今年は春から夏に掛けて蒲田に通ってました。なのでそのため蒲田を探索し続けておましたが、すっかりこの街が好きになってしまいました。写真は蒲田に通っている間、よく通い詰めていた立ち飲み屋『かるちゃん』。

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 京急蒲田からふた駅、多摩川の河川敷に残るドヤ街の中に、天然温泉の銭湯『六郷温泉』がありました。真っ黒な冷鉱泉を沸かしているのですが、源泉100%の冷たい浴槽はまるで工場うらの湿地帯にある廃油の浮いたドブのようなビジュアル。ミントガムのような匂いは、なぜかクセになります。

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 すでに何度も訪れている水上温泉。今年は改めて廃墟巡りしました。写真は温泉街の裏側に見つけた集合住宅の跡。

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 爆撃でも受けたのか!?と目を疑ってしまった、高崎中央銀座商店街のアーケード。

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 廃れた歓楽温泉街の名残りを色濃く残す、伊香保温泉の路地裏。

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 文化財指定もされている四万温泉の積善館。見事に保存されており、特に湯屋は感動します。

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 鹿島田の近くに残る亀甲マーケット。ほとんどの店がシャッターを下ろしていましたが、その特徴的な六角形の造りが面白い。

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 上諏訪には夏と秋、二回訪れました。なかなかの寂れた温泉街ですが、歓楽温泉街だった名残りがこのストリップ劇場跡。

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 上諏訪、下諏訪、ともに共同浴場巡りをしました。写真は下諏訪の路地裏共同浴場の菅野温泉。

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 川崎港海底トンネル人道。先が見えないほど長いトンネルを歩くと距離や時間の感覚がおかしくはり、なかなか不思議な感覚に陥ります。

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 トンネルつながりでは年末に訪れた横浜市保土ヶ谷区にある大原隧道があります。カラオケのイメージ映像のロケで使われたトンネル。

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 藤沢駅北口から少し入った路地裏、藤沢飲食盟友会。花街の名残りを残すスナック街が廃墟化していました。

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 熱海駅から海沿いの中央街へと下りる坂道沿いに、かなり古いビル街が続いています。

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 熱海は何度となく訪れていますが、今年の年末は特にその魅力に取りつかれました。

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 今年いっぱいで閉鎖されてしまう熱海の水口第二浴場。惜しまれて仕方ないです。

 そんな訳で足早に今年を振り返ってみましたが、今年はとにかく蒲田イヤーでした。旅としても伊香保や上諏訪、熱海と、新たな発見も多かった。まだまだ都内近郊でも訪れ切れていない街も多いのですが、来年の目標としては大阪と九州を開拓しに行きたいと思っています。

 それでは、今年も一年ありがとうございました。来年もまた新たな探検を続けて参りますので、宜しくお願いいたします。