下北半島北部、津軽海峡に面した海沿いに本州最果ての温泉街、下風呂温泉があります。

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 青森から一時間半列車に揺られて下北駅、そこから更にバスで一時間という、非常に辺鄙な場所です。

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 海、県道、旧道沿いの温泉街、幻の大間線のアーチ橋、山、といった地形。平地は極僅か。

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 街というより集落ですが、ここには2軒の公共浴場があります。上の写真は「大湯」。訪れた月曜は定休日でした。

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 もう1軒が「新湯」。

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 大湯とは源泉が異なりますが、同じ酸性・含硫黄ナトリウム塩化物・硫酸塩泉です。

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 無色透明ですが少々ぬめりのある濃いいお湯です。ただ、とにかく熱い。95度の源泉がダバダバ掛け流されていますが、浴槽は何度なのか。しかし地元の方々は平然と入られている。おかしいって!

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 宿泊は民宿「さつき荘」さんにお世話になりました。綺麗な内装と広いお部屋。女将さんがバス停まで迎えに来てくれるなどの行き届いたサービス。これで一人8500円は安い。さらにお湯が素晴らしい。含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物温泉の源泉はここと足湯でしか味わえないのですが、日によって灰色になったり黒くなったり乳白色になったりするそうです。硫黄成分が濃く発汗作用がハンパない。こんな北の外れにこんな良い温泉があったなんて!
地図 ][ HP

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 お風呂に行く途中、幻の大間線のアーチ橋跡が目の前に見えます。

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 そのアーチ橋は遊歩道となっており、途中にホームを模した休憩所が設けられています。そこにある足湯が「さつき荘」さんと同じ源泉を引いており、海を眺めながら楽しめます。

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 漁港にある活イカ備蓄センターではイカでレースをするという奇抜な「烏賊様レース」なるものが行われます。ただ、アウトコースめっちゃ不利。(笑)

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 レースをさせたイカは、美味しくいただきます。

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 たとえ羨ましそうに見つめられても、猫にイカ食をべさせてはいけません。

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 だからって、ネコとイカが仲良く夕日を眺めるTシャツってwww
 思わず買ってしまいました。