秩父鉄道で終点三峰口の少し手前、浦山口という駅があります。すでに山奥と言った感じですが、都心からも来やすく秩父鉄道ではSLも走っておりキャンプ場などもあるので、夏などは多くのレジャー客が訪れます。

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 そこから荒川の支流、浦山川を少し遡ると浦山ダムが見えてきます。

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 私はひたすら県道を歩いて登りましたが、実はこのダムの中に見学者向けのエレベーターがあるのだと、後から知りました。

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 ダムの上は人造湖、秩父さくら湖。浦山ダムは1978年、寄国土地区他49戸の水没住戸が補償交渉に合意し、1998年に完成します。水没した集落もありましたが、浦山川流域の集落はそのほとんどが山の斜面の高い土地にあったため水没を逃れる事が出来ました。

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 湖面を見下ろす形で斜面に張り付くように広がる道明集落。

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 ダム湖が出来る前は険しい谷の上にあった集落ですが、今では湖畔となっています。

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 高齢者しか残っていない、いわゆる過疎化による限界集落というやつです。

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 当然ながら廃屋も多く見られます。

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 湖底へと続く道。谷底にはセメント工場が有ったようです。

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 大谷地区近くの祠。今ではダム湖に張り出した岬にある形となってますが、ダム完成以前はどういった場所に当たるのか、なかなか想像するのが難しいです。

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 湖畔最奥部から斜面を登った更に奥には日向地区があります。

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 寄国土(ゆすくど)トンネルの手前にバス停があり、ちょうどバスが来る時間だったので浦山川の上流域まで一気に、と考えていた時にやって来たのがバスと言う名のワンボックス車。

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 トンネルを抜けるとダム湖も終わり、上流域の集落へと出ます。

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 結局、過疎化した山里の風景を撮って終わってしまったのですが、後で調べてみたところダム湖の対岸には旧・若御子地区、寄国土トンネルを抜けた辺りから廃道を登った先には旧・嶽地区という、二つの廃村があったようです。
 なんてこった。廃村を前に引き返していたとは、なんたる不覚!

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 本数が非常に少ないバス(?)なので、終点で折り返して来たバスに乗り、そのまま西武秩父まで降りて来てしまいました。
 この浦山の集落を歩いてから、実はすでに四年もの歳月が経ってしまいました。廃村の存在を知った今、改めてリベンジするチャンスを窺っております。


埼玉県秩父市浦山地区(2)、廃村、茶山集落
埼玉県秩父市浦山地区(3)、廃村、嶽集落
埼玉県秩父市浦山地区(4)、廃村、栗山集落(前編)
埼玉県秩父市浦山地区(5)、廃村、栗山集落(後編)
埼玉県秩父市浦山地区(7)、浦山中学校跡と川俣小学校跡

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