静岡駅北口から左(西側)に少し歩いた所に静岡おでんでも有名になった路地があります。

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 奥と手前2カ所あり、奥に位置するのが袋小路となっている『青葉おでん街』。ただこちらは閑散としていました。一軒入ってみましたが、なんだか観光客向けといった印象で、だからこそ平日の夜に人通りが少ないのかと。

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 静岡の黒はんぺんがテレビなどで有名になっているので、場所は駅に置いてある観光マップにも載っています。元々この路地は大通りに屋台を出していた店たちが、戦後の屋台禁止令によって移らされて来た場所だそうです。

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 おすすめは手前に位置する青葉横丁の「たこ八」。80代のママがやってるおでん居酒屋ですが、こちらは平日でも賑わっており、一番地元率が高そうな店です。

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 お茶割りを頼むとグラスに氷だけ入ったものと焼酎『むぎこーん』が出てくる。自分でカウンターにある粉茶と角ビンに入った水を入れて作る。これが通称静岡割り。会計は潰した紙パックの数で勘定。

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 初めて青葉横丁を訪れたのが2007年。そして2013年久し振りに再訪した時は『たこ八』が日曜のため休みだったので、他の店を探します。
 空いてる店に入ってみたらおでんが置いておらず、カウンターの中にはマスターが一人。しかも入るなり「ここは飲む店だから食いに来たんなら余所行っておくれ」との物言い。「いや、飲みに来たんだけどね」と言いながら店を出ました。なんかいかにも観光客お断りな空気を出している。いやいや、その辺の観光客と一緒にして貰っちゃ困る。こちとら地方の居酒屋やスナックを渡り歩いてんだ。そんな訳でハズレな店もあるようです。結局、たこ八の二軒隣の『三河屋』に飛び込んでみました。‌‌

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 油揚げみたいな皮に包まれたはんぺんみたいな白揚げや、イワシのつみれで作った黒はんぺんなど、基本的には練り物の多い静岡おでん。色の濃いつゆが染み込んだおでんには魚粉と青海苔を散らす。またこの店はフライと串焼きもあり、刺身用の肉厚なアジを使ったアジフライはフワフワで絶品。巨大なレンコンなど地の野菜も豊富に楽しめます。酒は当然、焼酎を水と粉茶で割った静岡割り。‌‌

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 店を切り盛りする夫妻も地元の常連のオヤジたちも明るくフレンドリー。味も雰囲気もいい、当たりの店でした。

※2015年10月、三度目の青葉横丁訪問。

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以前より若い方や観光客が増えたような気がします。どこもほぼ満席なのに、前回入ろうとして店主にムカついた角の店だけはガラガラ。そうなるわな。

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二年前訪れた三河屋は超満員で、アジフライにありつけず。若い女性客が多く居ました。食べ物のメニューが豊富だからかもしれません。

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もちろん満席だったたこ八には、タイミングを見計らって入りました。

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八年ぶりでもママは相変わらずお元気で、味も変わらず。ついつい飲み過ぎてしまいます。

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