港区芝浦(2)、再訪、高浜橋周辺の再開発
港区芝浦(3)、高浜橋バラック群の終焉
港区芝浦(4)、高浜橋ホルモンはるみは閉店してなかった!

 芝浦埠頭近く、品川と田町の間の湾岸地区を初めて歩いたのは2010年の夏でした。目的は新芝南運河に架かる高浜橋の袂に残るバラック群。在日韓国人系の住居である事が、三軒ほど並んでいるホルモン屋から窺えます。朝鮮部落の名残ではないかと想像出来るのは、運河を挟んで横たわる芝浦水再生センター。昔の名前は芝浦汚水処理場であり、横を通ればほんのりドブ臭い。

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 このような劣悪な環境と言うのは戦後朝鮮人が移住させられたか、或いは日本人から隠れ住むのに絶好の場所だったか、と言った事情が考えられます。
※後にはるみとシーパラのオーナーとお話出来ましたが、この二軒については土地の権利を持っているようです。ただ、かつて広大にバラック集落が形成されていたこの土地には、戦後のドサクサから不法占拠を始めた朝鮮人がいたのも事実のようです。

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 橋から眺めれば運河に張り出している様子が見れます。

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 そして何よりもビジュアル的に強烈なのが、この下水処理場からの巨大パイプが突き刺さっている図。昨夜ホルモン屋のママから聞いた話によれば、子供の頃遊びに行った時、確かに部屋の中をパイプが貫いていたとか。

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 去年訪れた時、丁度ランチタイムだったので一番大きな店で昼食を取りました。
 建物の上のネオンサインは以前ここに在った店の看板で、店が変わっても取り壊すのも手間だしって事で、放置プレイだとか。

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 ホルモン定食、800円(ビール別)。近くにある芝浦屠場から仕入れる新鮮なホルモンは美味かった。ちなみに生ビールは500円で、17時~21時は半額250円。

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 そしてついにバラックホルモン屋『はるみ』に突撃。メニューはシンプル。ハラミ、ホルモン、センマイ。あとはチャンジャとかクッパとかチヂミとか。ビールも瓶です。

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 それにしても昭和な店内。そして驚いた事に、この店はドラマ『HIRO』や映画『たんぽぽ』のロケで使われていたそうです。業界人の間では有名なのだろうか。さらに吉川晃司がこの界隈(と言っても三軒)をたまに徘徊してるとか。

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 夜も更けるにつれ常連の人たちで狭い店は満席。日本人も居れば在日韓国人も居ます。しかしみんな飲んでばかり。誰一人焼かない!
 二軒目として集まるような店のようで、フレンドリーなオヤジたちと盛り上がり。
 よくよく聞いてみましたが、やはりこの辺りは戦後朝鮮人が集まり住んでいた土地で、元々はもっと広範囲にバラック群が広がっていたそうです。『はるみ』も創業60年で、今のママさんは二代目。しかしこの土地は朝鮮部落という形にはならず、当時芝浦埠頭で働いていた港湾労働者などの、日本人低所得者層の人々も住み着いていたそうです。長い年月を経て血が混ざり合い、二世三世と世代を重ね、日本人も韓国人も一緒に楽しく飲める店となったようです。

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 ちなみにシーパラダイス(八景島にあらず)の看板を放置しているホルモン屋と『はるみ』はオーナーが一緒で、トイレはシーパラの二階に借りに行きます。なにせバラックなもんでトイレ無いのです。

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