※毎年通っているため、記事の内容や写真は年々更新さらて行きます。最終更新日、2017年3月16日。

 万座温泉へはJRの特急「草津」の終点である万座鹿沢口駅(下の写真)から西武高原バスが走ってます。‌‌

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 この路線バスは峠を幾つも越えながら軽井沢プリンスと嬬恋プリンスと万座プリンスと草津を結ぶという、無茶なバスです。

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 このルート、白根山こそ越えないものの、かつて走っていた草軽軽便鉄道と重なる、歴史ある観光コースです。写真は紅葉の万座山。基本、熊笹と白樺と高山植物に覆われています。

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 元々万座は歴史ある秘湯で、標高1800mの山奥まではそうそう人も行きませんでした。

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 ところが戦後、西武グループがスキー場開設などの観光開発に乗り出し、次いで聚楽グループも既存旅館の買収などで進出。一大スキーブームを巻き起こした映画「私をスキーに連れてって」のロケ地にもなり、そのお陰で知名度も上がって観光地として栄える事となりました。‌‌

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 泊まるのはいつも日進館と言う、湯治客の中では代表格の老舗ホテルで、もう何度も訪れている定宿です。‌‌

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 ここがなんと言っても安い。二食付きで二名宿泊一人6630円~。東京から専用の直行バス(日の丸自動車に委託)に乗っても往復交通費込みで二名宿泊一人13380円~(2017年3月現在)。ただし安いプランだと老朽化の激しい建物の狭い部屋となります。‌‌食事もバイキング形式ですが、嬬恋の新鮮な高原野菜は東京では味わえない美味さ。‌‌

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 そして何より温泉の濃さが強烈で、肌がピリピリするほど酸性度が強く、硫黄の濃度も日本一だとか。写真は男性内湯大浴場の加水苦湯源泉浴槽。この他右手には姥湯源泉100%浴槽、向かいには打たせ湯と非温泉浴槽などがあり、温度や濃さなど好みによって選べます。

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 こちらは内湯に併設された半露天風呂。加水した姥湯源泉と苦湯源泉の混合泉で、掛け流し投入量を変えて奥が熱め、手前が温めとなっています。

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 こちらは平成20年に増築された満天の湯。源泉は分かりませんが、大浴場や露天に比べると刺激が弱く感じられます。

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 最後に加水姥湯源泉(?)の露天風呂、長寿の湯。満天の以外はとこも24時間利用でき、またこまめに温度管理されているので源泉温度や気温の変化にも対応されています。

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 広い部屋や食事のランクによって高い宿泊プランも用意されてますが、万座のお湯に浸かって高原野菜を食べに来たという目的であれば、部屋のボロさを差し引いても、とにかく安いです。‌‌

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 環境保護のために大規模な建て替えが出来ないため、谷に張り付く建物を廊下で繋いだダンジョンのような複雑な構造です。‌‌唯一の欠点はあまりにも老朽化した建物ですが、トイレだけは綺麗に改装してあります。‌‌また、サービスのクオリティもかなり高い。ロビーでは毎晩のようにディナーショーが開かれ、オーナー自らも歌う。もう好き放題やり放題です。‌‌(笑)

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 谷底には万座川が流れ、対岸には姥湯源泉の湯畑もあります。昔はこの川岸に木造の湯小屋があり鄙びた雰囲気がたまらなかったのですが、もう10年以上前でしょうか、老朽化のため取り壊されてしまいました。現在その場所は硫化水素ガスが多く立ち入り禁止に。

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 宿で飼われてるウサギが放し飼いで、野生と変わらず跳ね回っていました。‌‌また、露天風呂から野生のキツネを見た事もあります。

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 この宿は古くから通う爺さん婆さんの、いわゆる湯治の客が多く、直行バスなどは平日でも満席になるくらい賑わってます。だからこそ、これだけのコストパフォーマンスが実現出来るのかも知れませんが、結局湯治客はプリンスホテルには泊まらないと言うことでしょうか。‌‌ただ、プリンスも一泊二食付きで一万前後なので決して高くはないです。日進館の安さが異常なだけで。

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