石川町駅近く、寿町という地域が横浜のスラムで、東京の山谷、大阪の釜ヶ崎と並ぶ日本の三大ドヤ街と呼ばれる街です。JR根岸線石川町駅の東側は中華街、西側はドヤ街の寿町と言った位置関係にあります。
 大通りを隔てた向こう側には路上駐車など全く無いのに、こちら側にはオニのように車が停まっている。ここは治外法権か!? 車だけでは無い。路上で寝てる人もいる。噂では結核が蔓延してるらしい。

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 ボロアパート覗くと廊下の両側に狭い間隔で扉がズラーっと並んでいる。うなぎの寝床のような、いわゆる簡易宿泊施設というやつです。初めて訪れた頃は冬場だったため、路上でドラム缶に火をくべて暖をとっていました。最近やっと焚き火禁止が徹底されましたが、それまではまるでニューヨークのダウンタウン。

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 街には老人や浮浪者、仕事にあぶれた日雇い労働者たちが徘徊し、大阪の西成ほど雑然とはしてないものの、浅草の山谷に比べたら随分デンジャラスな空気。ヤの付く方々の事務所も多い事もあり警察が入ってこれないため、治外法権地帯となっているのが原因と思われます。酒屋の倉庫などは特に厳重な守りを固めております。

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この山多屋酒店さん実は角打ちでして、鉄柵で守られた倉庫の脇にこのような小便器があります。

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 街の中心には廃墟のような姿を晒す寿町総合労働福祉会館(上層は市営住宅)が建っておりますが、そこは浮浪者の巣窟と化しており、果たして機能しているのか疑わしい。福祉施設もあり車椅子率が異様に高い。仕事で怪我をして働けなくなった貧困層の人々も集まって来てるようです。
 以前露出プレイネタのとあるエロDVDの撮影に、深夜のこの街が使われてました。この辺りをシマにしているヤの付く方々と関係があるのかも知れませんが、無法地帯甚だしい。

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 街の中にも居酒屋やスナックは点在してますが、街の西端に飲食店の密集するバラック群があります。写真奥の高速道路の向こうは丘陵地帯で、上流階級の住む山手。街の造りというか地形というか、大阪の飛田新地をちょっと思い出しました。

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 二列並ぶバラック群の中央を狭い路地が貫いております。なんとも薄暗い。この街の住人の殆んどは老人や日雇い労働者ですが、スナックのママらしき女性も希に見掛けます。

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 この地区が治外法権である事を最も如実に語っているのが、何軒も点在するノミ屋の存在です。元締めはヤ○○屋さんでしょうが、賭場が白昼堂々と開かれている街など、全国探してもそうそう無いと思われます。
 どうにか隠し撮りに成功しましたが、決して真似はしないように。(笑)

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 石川町駅の近く、中村川に長年不法係留されているダルマ船があります。

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 このダルマ船、右向きの方々の事務所として使われているとか。
※現在このダルマ船は無人のまま放置されているそうです。