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群馬県高崎市、中央銀座商店街

 高崎は以前より群馬に旅行した帰りなどに立ち寄り、西田酒店で新潟の地酒『緑』を買って帰るのがお決まりのコースでした。ただいつも駅前周辺を通り過ぎるばかりで、市内をちゃんと歩いた事はありませんでした。

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 西田酒店は高崎駅西口から駅前大通りを進み田町通りを左手に曲がって少し歩いた所にあります。この店は店主が全国からこだわりの酒を仕入れており、たまたま私が一番好きで東京ではなかなか手に入らない緑川酒造(新潟県魚沼市)の『緑』が置いてあった事から通うようになりました。

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 目的の日本酒を手に入れた所で、城下町でもある旧市街へと向かいます。駅前大通りから突き当たる田町通りを今度は右手へと進みます。群馬は自動車大国のため道路も広く、歩く人が少ない。古い建物を解体しまくり歯抜け状態となった土地も、ことごとく駐車場と化しています。しかもしっかり車で埋まっている。

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 さて今回の目的地、中央銀座商店街にやって参りました。ここは私が尊敬する幾つかのブログでも紹介されている、終末商店街です。

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 すっかりシャッター商店街となったアーケードは、猫一匹歩いていません。逆に時折小型トラックや乗用車が我が物顔で通り抜けて行きます。

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 軒を連ねる商店の外観は、70~80年代を思わせる懐かしい造りが多く残っております。

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 しかし営業を続けている店は僅か。そしてアーケードにも関わらず、解体された跡地を利用した駐車場がこんな所にまで進出して来てます。

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 そしてアーケードは途中から突然屋根が無くなってしまいます。なぜ鉄骨だけになってしまったのか。その光景は廃墟マニアが喜びそうなほど敗退的。

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 駅から離れるごとに、どんどん酷い事になってゆく。

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 そこに堂々と姿を現したのは、映画館『オリオン座』の廃墟。

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 その昔、地方都市の映画館ではオリオン座という屋号が意外と多かった。

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 入り口には廃業当時に公開していた映画のポスターが貼られたまま放置されています。まさに時間が止まった状態。

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 中央銀座商店街を奥まで進み左手裏側の路地に入ると、柳通りという一画に入ります。路地裏に入ればスナック街。

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 しかしここも死に体で、廃業した店が多くを占めていました。

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 さらに奥、高崎城跡に近づいてゆくと、柳通りという名の通り料亭などが目につくようになります。

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 店を閉めてしまった所も多くありますが、見事な木造建築が残ってたりもします。

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 中央銀座商店街を抜け、一通り探索を終えたところでランチタイム。たまたま見つけたTIN'Zバーガーというハンバーガーショップに入りました。

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 これがまた、やたら美味い!
 香辛料を練り込んだパティにはハラペーニョかなにかが入ってて、ピリッとした後味。コーラもビールも合いそうです。唯一の誤算はアイスコーヒーを頼んでしまった事。

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群馬県伊香保温泉(1)、噂のたこ焼き温泉

 水上温泉の帰り道、伊香保温泉に立ち寄ってきました。あいにくの雨に加え時間もあまり無かったので街歩きは次回に回し、今回はかねてから一度行ってみたかったたこ焼き屋さんのお風呂にターゲットを絞りました。

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 それにしても伊香保は宿泊施設がことごとく巨大であります。企業による団体旅行に依存し、際限無く巨大ホテルが乱立し、それに伴い浴槽も巨大化。結果加水、循環濾過が普通となり、最終的には井戸水を沸かして温泉と騙っていたという事件まで起きてしまいました。ただ、私は鬼怒川や水上のような廃墟だらけな温泉街を想像していたのに対し、意外にもほとんどの巨大ホテルが頑張って営業を続けています。より都心に近いという地の利もさることながら、地元の人々が頑張って工夫しているのかも知れません。

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 メインストリートである石段坂の上の方は、源泉も近く老舗も多く、良質なお湯を提供してくれる施設も多く存在しております。

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 そして老舗旅館の文化財クラスの建築物たちが素晴らしい。

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 伊香保を訪れたのは初めてでしたが、こんなにいい温泉街だったとは。偏ったイメージが一気に崩れ去りました。

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 石段を三分のニ以上昇り切った突き当たりに、蕎麦とうどん、たこ焼きの店『処々や』があります。石段はここから右に少しクランクして、頂上の伊香保温泉神社が見えてきます。

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 外壁はモルタルが塗られ新しい建物のようにも見えますが、中身はバリバリの木造建築です。

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 しかもこれが文化財クラスの古き良き温泉旅館。たこ焼きを注文する人は一階、蕎麦うどんを注文する人は『睦庵』という店名の二~三階へ通されます。たこ焼きだけでもお風呂を利用させて頂けるそうですが、ここは是非二階三階に上がるべき。

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 旅館として営業していた当時の客室の写真を撮るのに一生懸命で、注文した水沢うどんとたこ焼きの写真を撮るのをすっかり忘れてました。これがまた美味しくて気付けば完食。この部屋に泊まりたいと思うのですが、近くに巨大ホテル『かのうや』を建てたためこちらの建物には泊まれないとの事。なんとももったいない。

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 部屋から窓の外を眺めれば伊香保の石段が一望できます。この素晴らしいロケーションがありながら泊まれないなんて。

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 ただ、右手の部屋の窓を開けると隣の廃墟。しかしその廃墟も見事な木造建築で、宿泊施設として使われてないのがもったいない!

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 温泉については特に書いておらず、お店の人にお風呂に入らせて頂きたいとお願いすれば快く案内して下さいます。まさに裏メニューが温泉。お風呂はカルシウム・ナトリウム-硫酸 塩・炭酸水素塩・塩化物温泉。通称『黄金の湯』と呼ばれているもので、古くから宿を営む老舗旅館しか使用する権利を持っていないとか。その貴重なお湯を加温も加水もせずにダバダバと掛け流しております。ちなみに新しく建てた(と言っても何十年も経っていそうですが)『かのうや』さんは新しく掘られた無色透明な『白銀の湯』。ますますもったいない!

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 脱衣場が繋がっているため貸し切りで使用するので、女湯の浴槽も失礼して撮らせていただきました。元々一つの浴槽が壁で仕切られた造りです。浴槽の周りは錆びた鉄分のせいで茶色のオリ物がビッシリ。お湯は日によって温度が変化しますが、冬場は比較的ぬるめ。源泉から二番目に引いているため鮮度も良く入れば沈殿物が舞って泥水のように茶色く濁ります。ボイラーが無いためぬるいままなのでゆっくり浸かってって下さいと女将さん。いいんです。この状態がいいんです!

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 ちなみに『睦庵』は午後三時までとなりますので、時間を逆算して早めに行きましょう。また、貸し切り風呂となりますので、先客が利用していたら入れません。休日の昼時などは厳しいかも知れませんね。

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 ゆっくりと浸かっていたため汗が止まらなくなりました。処々やのお風呂は冬の寒い時期にゆっくり長湯するのがベストかも知れません。さて、石段を下って行きます。

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 石段の両脇には多くの路地が枝分かれしており、廃業した小規模旅館などがちらほら。

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 ひとつの廃墟を覗くと射的場の跡でした。例えば夜、提灯の明かりの下でこのような路地の小さな射的場がやっている光景を想像すれば、なんとも非日常的なことでしょうか。

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 石段の途中には足湯もあります。だいぶ降りてきたのにお湯は真っ茶色です。雨が降っていなければここでゆっくりしたかったのですが。

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 石段の下の方まで下りると共同浴場の『石段の湯』があります。入浴料は410円。お湯は緑色を帯びた薄茶色。掛け流しの量に対して浴槽がかなり広くなっており、源泉から離れている分だいぶ温度も低下していますが、ボイラーで沸かされているため丁度いい湯加減です。ただ、石段の下を流れて来る間に炭酸泉の炭酸が抜けて酸化もして、さらに沸かすことで泉質も変わるとか。入った感じは坂の上のたこ焼き屋さんに比べて低刺激といった印象ですが、ここもえらいポカポカになります。坂の上と下、どちらが良いかは好みや体質にもよるので何とも言えませんが、私はたとえぬるくとも源泉そのまま掛け流されている上の方が好きかな。地元のお爺さんたちが多く入られており、地元に愛されているといった感じです。

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 伊香保温泉は出来れば来月ゴールデンウイーク明けにでも連休とって再訪し、じっくり散策してみたいです。

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群馬県水上温泉(5)、米屋旅館と水上の未来

 過去の関連記事。

群馬県水上群馬(1)、SLと蕎麦、そして猫
群馬県水上温泉(2)、寂れた温泉街と廃墟群[前編]
群馬県水上温泉(3)、寂れた温泉街と廃墟群[後編]

 水上では週末になるとSLもほぼ定期的に運行されるようになり、集客の目玉となっております。

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 ただ、沿線で三脚を立てる撮り鉄の多くは車で乗り付け、途中寄ったコンビニで買ったオニギリを食べつつ、撮り終わったら帰る。つまり、なかなか地元にお金を落とさないんじゃないかと想像します。水上に泊まり、食べ、お土産を買うのは一日一往復する列車の乗客のみ。それでも家族連れの観光客を呼ぶ効果はあります。

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 水上を訪れる目的のひとつだった蕎麦屋『あら井』さんですが、最近は親父さんの具合が悪く、ほとんど店を開けてないそうです。朝摘んで来た山菜の天ぷらは絶品でしたが、もう味わう事が出来ないのでしょうか。聞けばあら井ファンも多く居るそうなので、親父さんの復帰と営業再開を待ち望みます。

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 米屋旅館の裏手にある『やぶそば』。こちらも人気店で、春は山菜、秋はキノコと、山の幸の天ぷらが美味です。ただ、天ぷらが多すぎて少々胃にもたれる。

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 やぶそばさんの前では猫が日向ぼっこ。水上は相変わらず猫だらけです。

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 旅館『だいこく館』となりの猫溜まりはいつ訪れても猫に出会えます。最近では噂が広まったのか、外国人観光客もここの猫溜まりへ写真を撮りに来てるとか。

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 明治元年創業の老舗、米屋旅館。パッと見廃業してるようにしか見えない外観で以前より気になっていましたが、良い宿との情報を聞き、今回宿泊してみました。

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 ロビーの暗さとひと気の無さから、日帰り入浴営業中と書かれていてもなかなか入る気になれませんでした。しかし宿泊してみれば部屋は広く掃除も行き届いています。ただし社長(爺ちゃん)と社長夫人(婆ちゃん)ともにご高齢のため耳が遠いのか、根気よく呼ばないと出て来ません。(笑)

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 今でも使われる事があるのか不明な宴会場。昭和の名残を感じます。また、現在使われてない屋上に夜こっそり上がってみたのですが、満天の星空が見事でした。

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 お風呂は広く、そのぶん加温されていますが、源泉掛け流しの新鮮なお湯です。カルシウムナトリウム硫酸塩温泉のお湯は最初あまり個性を感じません。しかし、あまり熱くない湯加減なのでゆっくり長湯をしていると、徐々にぬめりを感じるようになり、浸透して来る感覚が体全体を包み込むようになります。長湯をしてこそここのお湯の素晴らしさを初めて知ることが出来る。

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 以前訪れた時は時間が遅かったのか平日だったのか、今まで営業している所を見た事のない射的場が営業していました。隣にはスマートボールもあります。店内にはお客さんも居てなかなか賑わっています。夜の水上は4年前水上館さんに泊まった時以来ですが、その時は店がどこも閉まっていて真っ暗だった覚えがあります。

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 素泊まり4500円で泊まったため、一泊目の夜食は居酒屋で。米屋旅館さんの親戚が経営する『魚信』さん。新鮮な馬刺や温泉水で炊いた湯豆腐が美味しい。またサービスで出して下さったキュウリの浅漬けとイチゴがやたら美味! 良いお店です。
 女将さん曰く、最近では温泉街に新しい店も増えて来ており、少しずつだけど活気を取り戻しつつあるとか。色々と面白い話を聞かせていただきました。

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 二泊目の夜は中華料理の『雪松』さん。昼間は営業している所を見た事が無かったのですが、餃子が絶品。温泉に浸かった後の生ビールと餃子で、もう何もいらない至福の時を過ごしました。

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 最後に温泉街の中ほどにあるスナック『すみれ』さんに立ち寄りました。中学生の頃から水上に住むママさんは最近物忘れが多くなったのか、何回ウーロン茶割りと言っても水割りが出てくる。(笑)

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 しかし優しい人柄と落ち着く店の雰囲気は良く、そしてやたらと安かった。昔の水上の話などを色々と聞かせていただきました。

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 水上の代表的な観光ホテル水上館。ジュラクと並んで水上では民事再生法を適用しなかった数少ない大型観光ホテルです。米屋旅館の屋上から見た時にはほとんどの部屋に明かりが灯り、順調なのかなと思いました。
 しかし2013年8月、経営不振に陥り会社分割方式によって事業再生に踏み出したそうです。それまで世襲で受け継いできた経営も後継者不在を理由に、温泉旅館の再生などを手掛ける経営コンサルティング会社から派遣された社長に引き継がれ、従業員は全員に継続して働いてもったとの事(日本経済新聞より)。しかし実際は東京からのスタッフが多く動員され、それまで働いたいたスタッフの多くがリストラされてしまったとの噂もあります。旧運営会社だった室井商事は負債総額は17億円程度を残し解散。今後の行く末に注目したいと思います。

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 左上の看板には水上温泉見番と書かれています。かつてここに芸奴衆の見番があったのでしょうか。しかし数年前、芸者さんの組合も解散してしまったそうで、現在では個人でやっている芸者さんが数名残るのみ。昔はよく東北の貧しい村から身売りされて来た女性たちがたくさんいたと、スナックのママさんから聞きましたが、時代の変化でしょうか。
 新たに店を出した若い人々も確かにいますが、水上全体でみると高齢化が大きな問題となっているそうです。若い衆はみな都会に出てしまい、水上館向かいの山の上にある神社のお祭りも、頂上の祠まで行かなくなってしまったと聞きます。
 確かにここ水上で、スナックやお土産屋さんなどで跡を継ごうと考える若者は少ないかも知れません。街を盛り上げるには若い力が必要ですが、盛り上げる前に諦めてしまう現状。水上に限った事ではありませんが、地方の過疎化高齢化は非常に難しい問題です。

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 谷川岳天神平まで行って見ましたが、もうすっかり春スキーの状態でした。今年は積雪量も多かったのですが、溶けるのも早い。逆に、登山者がかなりいました。谷川岳ロープウェイの頂上から登って行くのですが、ところどころ行列が出来ている箇所も。ここ数年と比較して明らかに増えています。

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 ちょっと画像荒いですが、米屋旅館の玄関先にツバメ。水上にも春が訪れています。

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群馬県水上温泉(4)、廃墟群の今(2015)

 2010年~2011年に撮影した関連記事。

群馬県水上群馬(1)、SLと蕎麦、そして猫
群馬県水上温泉(2)、寂れた温泉街と廃墟群[前編]
群馬県水上温泉(3)、寂れた温泉街と廃墟群[後編]

 7年前より水上には幾度となく訪れていますが、今回久々にじっくりと歩いてみました。

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 SL運転の経済効果が有ってか以前と比べ多少新しい店も出来始めてきたものの、駅から少し離れているからでしょうか、廃墟だらけの温泉街はいまだ時が止まったままです。
写真は蒼海ホテル別館のクラブラビリンス。向かいの蒼海ホテルとは地下で繋がっていたそうです。

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 かつてはコンパニオン込みの宴会プランが好評で、企業による団体旅行客で盛況を博した蒼海ホテルの廃墟。2005年4月廃業の後、ちょうど10年の歳月が経った今でも放置プレイのまま。
※2021年末までに解体工事が完了しました。現存せず。

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 このホテルは巨大ホテルが乱立し潰れて行った時代の象徴とも言えましょう。写真には写してませんが、右手には『歓迎』の文字と団体客である企業名の書かれた立て札が掲示されたままとなっています。最後の団体客だったのかも知れません。

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 中に入るとカビの臭いが鼻を突きます。かつてのロビーは雨水が溜まり、池のような状態となっていました。天井が剥がれ落ちているのも見てとれます。

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 蒼海ホテルの裏手に回ると、ひと気のない住宅地が広がっています。

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 奥に進むと荒れた路地の先に集合住宅が。

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 中を覗けば綺麗に掃除され住めるような状態が保たれています。

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 しかし雑草が生えるまま外装も朽ちかけ、廃墟同然の状態となっております。もし不動産屋さんにここを紹介されたらキレます。

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 かつては水上温泉で働く女中さんや芸奴さん、コンパニオンの女性たちが住んでいたのでしょうか。まるでゴーストタウンのような有り様。現在人が住んでいる棟があるのかどうかは不明です。

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 温泉街の奥、川沿いの老舗旅館の藤屋跡も手付かずのまま。ただ、玄関の前に脱衣場のカゴや配膳の盆などが出されていたので、解体か改築か、何らかの動きが見られるかも知れません。

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 旧藤屋跡の奥には旧水上観光ホテルの廃墟があったのですが、なんと更地にされていました。下の写真は解体前の姿。

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 確か去年の春訪れた際には電車の車窓から建物がまだ見えた記憶があります。

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 仮囲いも無くなっていたので、崖の手前まで言ってみました。

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 更地と言っても崖ですが、かつての白雲閣か水上観光ホテルかいずれかと思われた離れらしき廃墟群も綺麗に消えていました。その奥の白雲閣跡はそのままだったので、水上観光ホテルの敷地だったのかも知れません。

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 上の写真は解体前の様子。川岸のプールも綺麗に消えていました。
※水上観光ホテルの敷地はその後新たにホテルが建設され、2022年11月1日に「あらたしみなかみ」と言うホテルがオープンしました。

 つづく。

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【日記】新井薬師でレバ刺し

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 先週の土曜日、勤務先である蒲田は散り始め。花見はこの週末が最後。
 夕方早めに仕事を切り上げ、中野区の新井薬師まで夜桜見物へと行って参りました。しかし桜は先週の強風ですっかり散ってしまった後。元々この辺りは陽当たりの良い丘陵地のため都心の中でも早咲きで、毎年四月最初に行われる新井薬師さくら祭りの時には散り終わっているそうです。新井薬師の裏手から薬師公園に掛けて縁日が開かれ、公園の特設ステージでは様々なイベントが催されていました。

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 そんな散り切った桜は一枚も撮らず、撮ったのは西武新宿線新井薬師前駅に残る踏切警手小屋。朝のラッシュ時などでは、まだ警手が安全確認をして白旗を振っているのでしょうか。都心では高架化も進み、そんな風景も見れなくなって来ています。

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 飲み足りないと言う事で新井薬師前駅周辺で居酒屋を探す。そして入ったのは『樽平』新井薬師店。樽平は山形県米沢にある蔵元直営の居酒屋で、新宿駅東口、銀座などに店を出しています。

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 メニューにはなんとレバ刺しが。久し振りに食べました。
 しかしここの店主、どこかで見た顔。そう思っていたら、なんと江古田樽平の店主でした。江古田の樽平は、以前友人が日芸時代から二階の座敷を借りてライブを開いたり、寄席を開いたりと何かとお世話になっていた居酒屋。写真が趣味で店主が撮られた写真が店内に飾られています。江古田の樽平は去年閉めて、ここ新井薬師前駅へと引っ越して来たそうです。
 よくよく話を伺うとこの店主、蔵元『樽平』の孫にあたるとか。面倒見の良い店主の人柄に惹かれ、多くの常連さんが通うお店です。
 また、ここの樽平焼酎がクセになる美味さ。日本酒の醸造元が作った純米焼酎なのですが、甘酒のような香りにスッキリとした飲み応え。しかしガッツリと効いて来る。ロックにすると何杯でもイケちゃいます。

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