※まとめサイト等への画像及び文章の無断転載を禁じます。

     ⬜ 温泉リスト(フルプラウザ版) ⬜

    ⬜ 立ち飲みリスト(フルプラウザ版) ⬜

佐賀県呼子、遊廓跡とイカの街

6

 秀吉が朝鮮出兵の際に出て行った港という訳ですが、九州は関東と比べて歴史の古い土地が多い。明治から大正にかけては捕鯨の一大拠点でもあったそうな。

8

 しかし現在は静かでひっそりとした、そしてイカだらけの小さな漁村です。

200610041442000

 奥まで入り込んだ湾を挟み、手前は漁港や壱岐・対馬へ向かうフェリー埠頭。そして向こう岸には旅館。この旅館なのですが、かつては花街として栄えていたそうです。

200610041450000

 福岡の若旦那たちがわざわざこんな僻地まで来て、湾を手漕ぎ船で渡り、向こう岸の遊郭で遊ぶ。向こう岸では女郎たちが手招きをしている。そんな情緒があったそうです。湾が現世と桃源郷との境界みたいな感じでしょうか。
 旅館は今でも遊郭建築の名残りがあります。海に面した玄関は遊歩道で遮られてしまいましたが、当時の面影を忍ばせます。もう一度、ちゃんと写真を撮りに行きたい。なんたってイカがベラボウに美味い。

200610041113000

 漁港側のメインストリート。朝市なども行われております。

撮影・2006年10月

新宿区歌舞伎町(1)、新宿ゴールデン街

 かつての文豪たちもフラついていた飲食店街。タモリが全裸で走り回っていた頃、赤塚不二夫に拾われた街。そして、かつてウチの連れが頭から血を流して血溜まりを作った路地。

200712282351000

 戦後、青線(無許可歓楽街)だった名残で店の間口は狭く二階に座敷があると言う長屋造り。
 路地が幾筋かあるのですが、筋によっていちげんさんの多い筋、美紗のある古くからの常連客が多く通う筋、ボッタクリの店が紛れてる筋とあります。

200712282351001

 その中に『美沙』と言う店があり、ここの大ママが御歳92歳(当時)になります。一度アド街ック天国の取材も受けてしまいました。

P1000030

 トイレも一応ありますが、これがまたひたすら狭いです。便座に座ったら足の置き場に悩みます。扉が二重(手洗い場の扉と便所の扉)になっているので、便所の扉はオープンにするしかないほど。

IMG_2162

 2010年9月、昼のコールデン街を撮ってまいりました。こちらは外側から見た感じ。

IMG_2163

 青線の時代は一階が飲み屋。二階が布団を敷いてある客間。三階が住居と言った感じ。今では二階が住居として使われてます。

IMG_2164

 やはりゴールデン街は他の路地とは違う独特な雰囲気があります。

IMG_2166

 外周には新しい店も多く、テレビで紹介された人気ラーメン店もあり、若者も入りやすいようなバーなども建ち並んでおります。

200712282355000

 私と連れが長年通っていた『美沙』の大ママですが、2013年の春、残念な事にお亡くなりになってしまいました。享年94歳。私の連れは実の孫のように30年近く可愛がってもらっていたそうです。ゴールデン街でも当時最年長で、新宿の生き字引のような方でした。お悔やみ申し上げます。
 時代の流れとともに、街の景色ばかりではなく人も移り変わって行きます。決して変わらないものは常に追憶の中にしか無いのかも知れません。
撮影・2007年~2010年

追記・2014.10/14

 ゴールデン街最長老だった美沙の大ママが亡くなって以来、約二年ぶりの訪問したら、すっかり雰囲気が変わってしまっていました。

IMG_20141011_224651164

 なんだこの明るい雰囲気は。
 以前は若い人たちが集まる新しい店の多い路地と、昔ながらのオヤジたちが管を巻く昭和な路地、そしてボッタクリの店が多く紛れている路地と、筋によってそれぞれ特徴があったのですが、『美沙』があった昭和な路地が随分と新しい店だらけになり、若者で溢れているばかりか外国人観光客たちの姿も。水商売ナメてるバカ息子が継いだ美沙が無くなっているのは全然想定内でしたが、あの暗く寂れた昭和の路地裏感までもが消えてしまっている。

IMG_20141011_231730785

 詳しくは聞いてませんが照明がドピンクな、まるでちょんの間のような造りをした店に、一人の老齢のママさんが座っていました。青線時代からやり手ババアをやっていたのかなんて想像してしまいましたが、その辺は謎のまま。以前『美沙』で手伝っていた私の連れの事も知っており、現在ではこの方が生き字引のような存在かも知れません。
 聞けば最近キャッチの姉さん方も絶滅してしまったそうです。キャッチの姉さんとは夜な夜な飲み歩いている高齢者に声を掛けてスナックに同伴し、上がりの半分を紹介料として店から受け取るという方々。これも新宿ゴールデン街のひとつの顔でしたが、もはや昔の話。

image

 確かに以前に比べて商売としては潤い、それがゴールデン街の存続にも繋がっているのかも知れません。しかし、キャッチの姉さんが徘徊し、たまに流しの人が昭和歌謡を奏で、スナックの床では死にかけの爺さんが酔い潰れているような、そんなゴールデン街らしさは無くなってしまいました。実に悲しい事です。

新宿区新宿三丁目、末広亭界隈

 15年近く通っている勝手知ったる街であります。
 新宿三丁目と言えば三越、伊勢丹など、成城のセレブがショッピングに訪れる街。その外れに、寄席『末広亭』を中心に飲み屋街が広がっております。



 ここは結構学生さんたちが多い。昔は文豪や文化人が集まり、現在ではデザイン系や音楽、芸術などを目指す若者たちでひしめき合っています。私も10年ほど前から、よくこの界隈で文学系のオフ会などを開いて来ました。



 中心に鎮座する寄席『末広亭』。落語も結構面白もので、一度は行ってみる事をお勧めします。
 末広亭の右隣、黄色い看板は、いつもオフ会でお世話になってる居酒屋『呑者家』。飲み放題込みで二時間一人3000円とリーズナブルです。その向こうのビルの二階にはトルコ料理屋『ボスポラス・ハサン』。週末にはベリーダンスショーが狭い店内で披露されます。



 末広亭向かいにある『ぼでこん亭』。こちらも古い店で、以前までは建物がびっしり蔦に覆われてました。しかし数年前の火事で蔦は消失。大火事でも無かったので建物はそのままで営業を再開できましたが、店内のレンガや手すり、いたるところに書かれていた落書きも焼けてしまいました。大学生や専門学校生などが多く通い、若者たちの夢が多く刻まれていました。



 末広亭の正面の通りを入り左手の路地を曲ったところにあるバー『どん底』。ちょっと値段設定お高めですが、様々な文豪が集まってた店。ふと座った席の壁に司馬遼太郎直筆イラストが飾ってあったりして驚きます。たまに新宿タイガーマスクがキャバ嬢のネーちゃんはべらせて飲んでたりもする。



 こちらはどん底の向かいの二階にあるソウルバー『baobab』。オープン一年目から、かれこれ10年以上の付き合いになりますが、二次会会場なども大抵ここでやってました。



 手前のマスター、大木氏は後に一本御苑寄りの通りに「ソウルストリーム」を出店。
※以上、撮影・2010年1月

image

 こちらがそのソウルストリームです。大木氏は以前経営していた『baobab』を後釜に任せて二店目を出店。70~80年代のソウルミュージックが世代的にツボ過ぎます。

image

 いい音楽といいお酒。二件目にちょうど良いお店です。ノリノリで飲み過ぎちゃいます。
※加筆、2014年10月

 新宿三丁目界隈で飲む場合は呑者家とソウルストリームと決めていたのですが、仕事帰りに一人ふらりと立ち寄る店も欲しい。ということで立ち飲み屋など開拓して見ました。

IMG_1165

こちらは新宿三丁目に最近できた立ち飲み屋いっぷくさん。三丁目で飲む時はいつも寄っていた右手角のタバコ屋さんが電子タバコ屋になっていたのはショック。

IMG_1168

値段は三丁目価格。新宿三丁目って基本的には安くないんです。末広亭並びの呑者家は特別として。

IMG_1229

 末広亭の通り、新宿通り近くの角にあるこの日本再生酒場は、ひと昔前の立ち飲み屋ブームの火付け役となったと言われる小規模(10店舗)チェーン店系立ち飲み屋です。外観、内装ともに「あえて」昭和な感じを演出すると言う、作られた古さ。

IMG_1224

 基本このような店は避けるのですが、たまたまフラッと入って見たところ美味い!店員さんたちの雰囲気も悪くないし、飲み屋としては決して悪くなかったです。ただ、唯一苦言を呈するとすれば、お通し代取られて生、緑茶ハイ、レバー2本、煮込み、これだけで1900円代。やはり三丁目価格でした。

IMG_1234

 こちらは御苑寄り外れにある立ち飲み「ありがとう」。立ち飲みと看板を掲げてますが、実際は丸椅子が並べられています。昔は椅子が無かったのかも。

IMG_1236

 カウンターに並べられた大皿料理がそそります。頼んで見ればこれが実際に美味い。新宿三丁目は食い物のレベルが基本高いです。寄席もあるせいか皆舌が肥えているのでしょうか。ただやはり、三丁目は値段も基本的に高いです。
※加筆、2017年10月

江東区亀戸、ホルモン青木他

 亀戸はB級グルメとして亀戸ホルモンや亀戸餃子などが話題となっているグルメスポットです。駅前商店街も栄えてますが、基本的には亀戸天神以外何も無い、もやもやスポット。
 西口(?)を出て右手にロータリー。銀行の右手の路地を入れば亀戸餃子。ここはメニューが飲み物と餃子のみ。五個ひと皿250円で、注文は2皿以上が決まり。餃子が残り二個になると追加するか聞いて来るという、わんこ蕎麦状態。昼間から地元のオヤジたちがビールと餃子。



 こちらは亀戸餃子の奥にある『ホルモン青木』。週末などは行列が出来ます。5時~6時ぐらいに行けば並ばずに入れますが、7時ぐらいだと一時間ほど待たされる事もあります。
 人気の店は『青木』が2店舗。あともう一軒『炭火焼肉亀戸ホルモン』。この三軒には行列が出来ますが、他の店は空いている。味が違うんでしょうね。



 青木の店内。ちょっと手ブレしてしまいましたが。炭火の七輪から豪快にファイヤー。

IMG_0954

 『炭火焼肉亀戸ホルモン』のある三本奥の路地。そこにスナックがあるんですが、ここがまた下町なめちゃいかんと思い知らされます。
 客は地元商店街のオヤジたちや町工場の社長や謎のお婆ちゃんや軍歌爺さんやらで地元感全開。店の人は中島みゆき似のママと厨房の息子をはじめ、ニューハーフはいるわ在日韓国人はいるわラテン系はいるわ、引き出し多すぎです。しかも前来た時客だったのが次行った時にはいつの間にか店員になってたりする。この辺の境界線は、いい加減。
 なんて言うか、オールキャストな感じで楽しい店です。

※2017年4月15日再訪

IMG_0011

 ホルモン青木はしばらくハマっていましたが、行列に並ぶことと少々遠いことから、ここ数年行っていませんでした。久々に行って見れば通り側の看板が無くなっていたりボロボロだった提灯が仕舞われていたり。しかし行列の長さは全く変わっておらず、7時から並んで一時間半待ちでした。

IMG_0017

 やっぱり美味いぞホルモン青木!
 しかし来ない内に多少メニューが変わったようで、ハチノスが無くなっていました。残念。

DSC_0055

 そしてショックだったのがスナック越の閉店。来ない内に全然知らないバーに変わってしまいました。あの昭和のホール感と地元のお父さんたちの昭和歌謡がたまらなかったのに、またひとつ昭和の灯りが消えてしまいました。

葛飾区立石、呑んべえ横丁他

 立石って何処!?
 地理に詳しい人でも「多分あの辺」とか言ってしまうようなマイナースポット。それが立石。
 場所としては京成の曳舟と青砥の間になります。と言っても曳舟って何処? 青砥って何処? と言う声が聞こえて来ます。早い話、隅田川の向こうのモヤモヤした下町。行き方も日暮里から京成本線で荒川を越えて青砥まで行き、そこから都営浅草線や京急まで乗り入れている京成押上線でまた荒川を越えて2駅目。中川の川沿いの街となります。ここまで書いても誰一人としてピンと来ない!

IMG_0990

 まず立石駅前商店街と言う短いアーケードと平行して建ち並ぶ仲見世商店街。裏アーケードと言った感じです。
 元は戦後の闇市が発祥となりますが、何と言ってもこの長屋造りがとにかく古い。

IMG_0996

 祝日だった影響もあるかも知れませんが、大半がシャッターを降ろしているシャッター商店街でした。

IMG_0989

 この筋は半ば飲み屋街としての顔もあり、特にモツ焼き屋の『宇ち多゛』などは極極一部の立石フリークたちの間では飲み屋世界遺産と言われてるとか。次回は夜、店内に侵入してみようかと思います。

IMG_1000

 アーケード商店街から踏み切りを渡った反対側。北口になりますが、ここには呑んべい横丁と言う、MAXディープな路地裏飲み屋街があります。

IMG_1011

 昼間から暗い。ちょっと廃墟の匂いすらする。この雰囲気はタダモノじゃないです。
 スカイツリーの建設などでノリノリの京成電鉄は押上線の高架線化計画を進めております。駅もいずれ新しくなる。それに伴い駅周辺の再開発も進む。
 しかしながら、何年も前から駅前再開発に対しては地元住民の猛烈な反対運動が続いており、実質再開発計画はずっと頓挫したままだそうです。

IMG_1015

 一度夜に訪れて店に入ってみようと思うものの、さすがにここは勇気が要りますね。

IMG_1007

 もはや映画のセットとしか思えないような看板。まさしく世界遺産。ww

IMG_1013

 行列のできる店。一人目の客。w
 呑んべえ横丁の周辺にも、沢山の面白い物が。

IMG_1016

 アーケードじゃない方の商店街を行くと、左手に目を引く焼き肉が見えます。
 これは匂う。

IMG_1017

 その奥は隠れたスナック街となっておりました。完全に駅や商店街から隠れてます。

IMG_1028

 そして、そこは猫の森でした。

IMG_1034

 スナックの大ママとチーママ。(笑)

IMG_3763

 店の人たちがみんなで野良猫に餌をあげてます。まさに猫猫パラダイス。

IMG_3769

 パチンコ帰りのオヤジと子猫。なんか馴染んでます。

撮影・2010年2月
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ブログ紹介
都内、近郊の古い街並みや建造物、路地裏などの写真とレポートを載せています。また、国内の寂れた観光地やマニアックな温泉スポット、廃墟などもご紹介。

鰻田ニョロの小説部屋
→過去に書いていた小説など
トラベル.jp たびねす
→たまに記事を書いてました

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
記事検索
最新記事
  • ライブドアブログ